15-2 接続/切断できない


ISP等との回線接続/切断に関するQ&Aです。

ISPと接続できません。モデムやターミナルアダプタがダイヤルしません。

Windows NT4.0/2000のダイヤルアップ接続からNetGenesisのRASサーバーへ接続できません。

NetGenesisのRASクライアントからWindows NT4.0/2000のRASサーバーへ接続できません。

無通信自動切断を3分に設定していますが、3分以上経っても回線が切断されません。

ISPへオンラインサインアップができません。

アナログ専用線で回線接続ができません。

WWWブラウザやメールソフトウェアを起動すると、ダイヤルアップ接続の画面が表示され、接続できません。

モデムをPBXの0発信の回線へ接続していますが、ISPと接続できません。

もくじ(第15章 Q&A集) へ戻る




  ISPと接続できません。モデムやターミナルアダプタがダイヤルしません。

 【 以降の内容を確認して下さい。 】

  モデム/ターミナルアダプタとNetGenesisの接続を確認して下さい。

モデム/ターミナルアダプタが、それぞれの製品に添付されている専用シリアルケーブルで正しく接続されていますか?

 ※ ターミナルアダプタをお使いの方へ
USBポート搭載のターミナルアダプタをお使いの場合は、必ずUSBケーブルを外して下さい。
ターミナルアダプタの機種によっては、USBケーブルを接続していると、シリアルポートが使用できない場合があります。(詳しくはターミナルアダプタのマニュアルを参照して下さい。)

詳しくは以下を参照して下さい。
  NetGenesis4 Stdをお使いの方
 → 1-3-1 NetGenesis4 Std の中の 各ケーブルとの接続
  NetGenesis SWをお使いの方
 → 1-3-2 NetGenesis SW の中の 各ケーブルとの接続
  NetGenesis Plus(シリアルポート)をお使いの方
 → 1-3-3 NetGenesis Plusの中の 各ケーブルとの接続

  「NetGenesis WWW 設定」の「ダイヤルアップIP接続(ISP・端末型)」の各設定を確認して下さい。

  ISPのユーザー名(アカウント名)やパスワードが間違っていませんか?(半角大文字、小文字等)

  ISPのDNSサーバーのIPアドレスが間違っていませんか?
詳しくは以下を参照して下さい。
 第5章 ダイヤルアップIP接続の設定 〜 ISP・端末型 〜

  「モデム/TAの設定」、「通信速度の設定」を確認して下さい。

  ターミナルアダプタを使用している場合、通信モード(非同期接続、同期64Kbps接続、同期128Kbps接続)を接続先のISPとあわせて下さい。
詳しくは以下を参照して下さい。
 モデム/ターミナルアダプタの選択
 (4-8-1 アナログ回線/INSネット64回線の設定) 

  モデムを使用している場合、電話回線種別の設定はあっていますか?
詳しくは以下を参照して下さい。
 回線の種類の選択
 (4-8-1 アナログ回線/INSネット64回線の設定)

  通信速度の設定はあっていますか?
詳しくは以下を参照して下さい。
 4-8-4 通信速度の設定

  パソコンのTCP/IP設定とNetGenesisのDHCPサーバーの設定を確認して下さい。

  NetGenesisのDHCPサーバーを使用する場合
パソコンのIPアドレスが正しく取得されているか確認して下さい。
確認方法については、以下を参照して下さい。
 4-1-3 NetGenesisが見つからないとき
 (上記ページの中の該当項目へジャンプします。)
 ※ NetGenesisのDHCPサーバーの設定を確認する場合は 4-6 DHCPサーバーの設定 を参照して下さい。

  NetGenesisのDHCPサーバーを使用しない場合
各パソコンのTCP/IP設定のIPアドレスやゲートウェイ、DNS設定はあっていますか?
パソコンで使用しているオペレーティングシステムに応じて、以下を参考に設定を確認して下さい。
 2-1-2 TCP/IPの設定(個別に設定)(Windows 95/98/Me)
 2-2-2 TCP/IPの設定(個別に設定)(Windows NT4.0)
 2-3-2 TCP/IPの設定(個別に設定)(Windows 2000)
 2-4-2 TCP/IPの設定(個別に設定・MacOS 7.6.1〜9.1)
 2-4-4 TCP/IPの設定(個別に設定・MacOS X)

  A1〜A4を確認してもISPと接続できない、モデム/ターミナルアダプタがダイヤルしない場合。

NetGenesisのSYSLOG機能を使用することにより、原因を調べることができます。
詳しくは以下を参照して下さい。
 10-6 SYSLOGの設定

15-2 接続/切断できないへ戻る




  Windows NT4.0/2000のダイヤルアップ接続からNetGenesisのRASサーバーへ接続できません。

  Windows側の設定(認証設定/セキュリティの設定)を確認して下さい。

詳しくは以下を参照して下さい。
 7-6 Windows NT4.0/2000のRASクライアントの設定

【 備考 〜 Windows NT4.0の設定例 〜 】
Windows NT4.0のダイヤルアップネットワーク(RASクライアント)の設定は、使用方法等にもよりますが、ほとんどの場合は以下のように設定します。

[電話帳のエントリの編集]画面

項目

選択する項目

[ダイヤルアップサーバーの種類] PPP:Windows NT,Windows 95 Plus, インターネット
[ネットワークプロトコル] TCP/IPにチェック、他はチェックなし
[ソフトウェアによる圧縮を行う] チェックなし
[PPP LCP拡張を使う] チェックあり
[スクリプト] なし
[認証と暗号化の原則] クリアテキストを含む任意の認証を受け付ける
  または
暗号化された認証のみ受け付ける

[PPP TCP/IPの設定]画面

選択する項目

[サーバーが割り当てたIPアドレス]を選択
[ネームサーバーアドレスを指定する]を選択
[プライマリDNS]欄に、接続先(NetGenesisが設置されているLAN)のDNSサーバーのIPアドレスを指定
項目 選択する項目
[IPヘッダ圧縮を使う] チェックなし
[リモートネットワーク上のデフォルトゲートウェイを使う] チェックあり

15-2 接続/切断できないへ戻る




  NetGenesisのRASクライアントからWindows NT4.0/2000のRASサーバーへ接続できません。

  Windows側の設定(認証設定/セキュリティの設定)を確認して下さい。

詳しくは以下を参照して下さい。
 6-10 Windows NT4.0/2000のRASサーバーの設定

【 備考 〜 Windows NT4.0の設定例 〜 】
Windows NT4.0のRASサーバー(リモートアクセスサービス)の設定は、使用方法等にもよりますが、ほとんどの場合は以下のように設定します。

[ネットワークの構成]画面(のサーバーの設定)

項目

選択する項目

[次のリモートクライアントを許可する] TCP/IPにチェック、他はチェックなし
[暗号化の設定] クリアテキストを含む任意の認証を許可する
[マルチリンクを使う]
(Windows NT4.0 Serverのみ)
チェックなし

[RASサーバーのTCP/IPの構成]画面

選択する項目

[リモートTCP/IPクライアントのアドレス割り当てにDHCPを使う]
 ※ Windows NT4.0にて、DHCP Serverサービスが開始されているか、Windows NT4.0のLAN内で、DHCPサーバーが稼働している必要があります。
項目 選択する項目
[リモートTCP/IPクライアントにアクセスを許可する] ネットワーク全体
[リモートクライアントに事前に定めたIPアドレスでの要求を許可する] チェックなし

ユーザーに対してアクセスを許可する方法

  1. [スタート]→[プログラム]→[管理ツール(共通)]→[リモートアクセス管理]と順番にクリックして下さい。

  2. [リモートアクセス管理]画面で、[ユーザー]メニューから[リモートアクセスの許可]を選択して下さい。

  3. アクセスを許可するユーザーを選択し、[ユーザーに対してダイヤルインの許可を与える]にチェックを入れて下さい。
   リモートアクセスサービスを実行しているWindows NT4.0が、プライマリドメインサーバーなのかワークステーションなのか等により、そのリモートアクセスサービスが回線接続時に使用するユーザー情報が異なります。
  プライマリドメインサーバーの場合
 →ドメインのユーザー情報が使用されます。
  ドメイン管理下にあるサーバーの場合
 →ドメインのユーザー情報が使用されます。
  ドメインに参加しているワークステーションの場合
 →そのワークステーションのユーザー情報が使用されます。

15-2 接続/切断できないへ戻る




  無通信自動切断を3分に設定していますが、3分以上経っても回線が切断されません。

 【 以降の内容を確認して下さい。 】

  定期的にインターネットへデータを送るソフトウェアが起動していると回線が切断されません。

例えば、メールソフトウェアが定期的に新着メールをチェックしている場合、回線が切断されません。
そのようなアプリケーションは終了させて下さい。(メールソフトウェアの設定によっては、定期的に回線が接続されてしまいます。)
また、Internet Explorer 4.0以降(Windows)のアクティブデスクトップもOFFにして下さい。
詳しくは以下を参照して下さい。
 2-5-2 メールソフトウェアの設定
 2-5-3 他のソフトウェアやOS側の設定

  インターネットのホームページによってはページ内容の更新のため定期的にデータの送受信が発生することがあります。

例えば、ホームページのバナー広告等が該当します。
無通信自動切断を確実に行いたい場合は、WWWブラウザを終了させて下さい。

15-2 接続/切断できない へ戻る




  ISPへオンラインサインアップができません。

  新規にISPと契約する場合等に使用するオンラインサインアップ用のソフトウェア(ISPが提供しているソフトウェア)の多くは、パソコンに接続されているモデム/ターミナルアダプタを直接操作します。

よって、NetGenesisでは使用できません。
オンラインサインアップを行う際は、モデム/ターミナルアダプタをパソコンに接続して下さい。
オンラインサインアップが完了し、ISPから正式なユーザー名(アカウント)とパスワードが提供された後、モデム/ターミナルアダプタをNetGenesisに接続して下さい。
(NetGenesisのダイヤルアップIP接続(ISP端末型)の設定を行って下さい。)

15-2 接続/切断できない へ戻る




  アナログ専用線で回線接続ができません。

  片方を発信側、もう片方を着信側に設定していますか?

また、使用するモデムに専用線モードがある場合、専用線モードでは使用できませんので注意して下さい。
必ず、通常モード(一般公衆回線モード)で使用して下さい。
なお、電話回線の状況/品質によっては接続速度の設定が必要となる場合があります。
詳しくは以下を参照して下さい。
 4-8-2 アナログ専用線の設定

15-2 接続/切断できない へ戻る




  WWWブラウザやメールソフトウェアを起動すると、ダイヤルアップ接続の画面が表示され、接続できません。

  WWWブラウザやメールソフトウェアの設定が、モデム/ターミナルアダプタを使用する設定(ダイヤルアップ接続)になったままと思われます。

NetGenesisを使用する場合、パソコンの設定やソフトウェアの設定は、ダイヤルアップ接続しないように(LANを使用するように)設定しなければなりません。
詳しくは以下を参照して下さい。
 2-5 ソフトウェアの設定

15-2 接続/切断できない へ戻る




  モデムをPBXの0発信の回線へ接続していますが、ISPと接続できません。

  PBXの0発信の回線へモデムを接続して使用するためには、[追加ATコマンド(オプション)]の設定と、アクセスポイントの先頭に「0,」(ゼロ カンマ)を追加する必要があります。

以下の各設定を行って下さい。

  [追加ATコマンド(オプション)]の設定
「NetGenesis WWW 設定」画面を起動し、[詳細設定]ボタン→[シリアルポートxを使用する]欄の[動作設定]ボタンと順番にクリックして下さい。
[追加ATコマンド(オプション)]欄に「atx3」を入力して下さい。


  [アクセスポイント1〜3]の設定
〜 ダイヤルアップIP接続(ISP・端末型)の例 〜
[シリアルポートxの設定]画面で、[接続動作の設定]のボタンをクリックし、[ダイヤルアップIP接続(ISP・端末型 及び RASクライアント接続)]を選択して、[詳細設定]ボタンをクリックして下さい。
[アクセスポイント1〜3]に登録している電話番号の先頭に、「0,」(ゼロ カンマ)を追加して下さい。

15-2 接続/切断できない へ戻る