2-4 MacOSの設定


MacOSのTCP/IP設定について説明します。

本項目の設定はNetGenesisへ接続する全てのパソコンで必要です。
NetGenesisを使用するためにはTCP/IPプロトコルが必要です。
TCP/IPプロトコルがセットアップされていない場合、必ず追加して下さい。


TCP/IPプロトコルの設定は、NetGenesisのDHCPサーバーを使用する・使用しないにより異なります。

 DHCPサーバーは、NetGenesisに接続されている各パソコン等へ自動的にネットワークの設定を行う機能です。(工場出荷値では最大32台のパソコン等へネットワークの設定を行うことができます。)

初めてLANを構築する場合や、ネットワークについてあまり詳しくない方は、NetGenesisのDHCPサーバーを使用することを推奨します。
NetGenesisは「DHCPサーバーを使用する」が工場出荷値です。
NetGenesisのLANポートIPアドレス「192.168.0.1」も特に問題無いようであれば、そのまま変更しないで下さい。
NetGenesisのDHCPサーバーを使用する方は、以下を参照して設定を行って下さい。
 2-4-1 TCP/IPの設定(自動取得・MacOS 7.6.1〜9.1)
 2-4-3 TCP/IPの設定(自動取得・MacOS X)


ただし、以下のような用途のパソコンは特定のIPアドレスに固定する必要があります。

  例1) WWWサーバーやFTPサーバーを運用するパソコン。
  例2) ネットワーク対戦ゲームを行うパソコン。

これらのパソコンについては以下を参照して設定を行って下さい。 2-4-2 TCP/IPの設定(個別に設定) を参照して設定を行って下さい。

 2-4-2 TCP/IPの設定(個別に設定・MacOS 7.6.1〜9.1)
 2-4-4 TCP/IPの設定(個別に設定・MacOS X)

   ※ ネットワークをどのように構成すれば良いかわからない場合等、必要に応じて 2-6 ネットワーク構成例 を参照して下さい。


以降、NetGenesisのDHCPサーバーを使用する・使用しないに応じて、以下を参照して下さい。

  2-4-1 TCP/IPの設定(自動取得・MacOS 7.6.1〜9.1)
  2-4-2 TCP/IPの設定(個別に設定・MacOS 7.6.1〜9.1)
  2-4-3 TCP/IPの設定(自動取得・MacOS X)
  2-4-4 TCP/IPの設定(個別に設定・MacOS X)
    MacOS X について
NWG設定サーバーはMacOS X では動作しませんので、NetGenesisの設定を行うことはできません。
(NWG設定サーバーはMacOS 7.6.1〜9.1 で動作します。)
ただし、TCP/IPの設定を行うことにより、NetGenesisを経由してインターネットへ接続することは可能です。
MacOS X をお使いの方は、上記項目を参照してTCP/IPの設定を行って下さい。

備 考
  NetGenesisのDHCPサーバーを使用するパソコンと、使用しないパソコンを混在させることも可能です。
2-6 ネットワーク構成例 を参考にして下さい。
  既存のLANにNetGenesisを追加する場合は、LAN管理者と相談の上、設定を行って下さい。
NetGenesisのLANポートIPアドレスを工場出荷値(192.168.0.1)から変更する場合(NetGenesisのLANポートIPアドレスを別ネットワークへ変更する場合)、以下を参照して下さい。
NetGenesisのLANポートIPアドレス変更手順
(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)
  LAN内にNetGenesis以外のDHCPサーバーがある場合、DHCPサーバーのマニュアルを参照して設定を行って下さい。必要な設定は以下の通りです。
(デフォルト)ゲートウェイ NetGenesisのLANポートIPアドレス
DNSサーバー NetGenesisのLANポートIPアドレス
なお、NetGenesis以外のDHCPサーバーを使用する場合、NetGenesisのDHCPサーバーを「使用しない」設定に変更しなければなりません。
NetGenesisのDHCPサーバーの設定については 4-6 DHCPサーバーの設定 で説明します。
(まずは各パソコンのTCP/IP設定を済ませて下さい。)

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TCP/IPの設定が完了しましたら、2-5 ソフトウェアの設定 へ進んで下さい。


2-4-1 TCP/IPの設定(自動取得・MacOS 7.6.1〜9.1)


以下の手順で設定を行って下さい。

MacOSの設定を変更する前に必ずNetGenesisの電源をONにして下さい。
  1. MacOS 7.6.1〜9.1 を起動して下さい。

  2. [アップルメニュー]から[コントロールパネル]→[TCP/IP]を選択して下さい。

  3. [経由先]を「Ethernet」に、[設定方法]を「DHCPサーバーを参照」に設定して画面を閉じて下さい。(必ず設定を保存して下さい。)


以上で設定は完了です。


TCP/IPの設定が完了しましたら、2-5 ソフトウェアの設定 へ進んで下さい。

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2-4-2 TCP/IPの設定(個別に設定・MacOS 7.6.1〜9.1)


NetGenesisのDHCPサーバーを使用しない場合、以下のTCP/IP設定を行います。

  IPアドレス
各パソコンや機器で、それぞれ重複しないように設定します。
(NetGenesisのLANポートIPアドレスと、同一ネットワーク内のIPアドレスを設定します。)
  サブネットマスク
  ルータアドレスDNSサーバーのIPアドレス
NetGenesisのLANポートIPアドレスを設定します。
  ネームサーバーアドレス
NetGenesisのLANポートIPアドレス、またはISP等のDNSサーバーのIPアドレスを設定します。


以下の手順で設定を行って下さい。

以降、各画面は設定例です。
既存のLANやISPからの情報等を元に設定して下さい。
ISP等から提供された接続情報等の資料を用意して下さい。
  1. MacOS 7.6.1〜9.1 を起動して下さい。

  2. [アップルメニュー]から[コントロールパネル]→[TCP/IP]を選択して下さい。

  3. [経由先]を「Ethernet」に、[設定方法]を「手入力」にした後、以下の設定を行って下さい。

    設定が終わりましたら画面を閉じて下さい。(必ず設定を保存して下さい。)

      IPアドレス
    NetGenesisのLANポートIPアドレスを工場出荷値のまま使用する場合は、「192.168.0.2〜192.168.0.254」の間で、他のパソコン等と重複しないようにIPアドレスを入力して下さい。
     ※ IPアドレスについて詳しくない方は、NetGenesisのLANポートIPアドレスを工場出荷値のままでお使い下さい。
    2-6 ネットワーク構成例 を参考にして下さい。

    NetGenesisのLANポートIPアドレスを工場出荷値(192.168.0.1)から変更する場合(NetGenesisのLANポートIPアドレスを別ネットワークへ変更する場合)、パソコンのIPアドレスを設定する前に、必ずNetGenesisのLANポートIPアドレスを変更して下さい。
    以下を参照して下さい。
    NetGenesisのLANポートIPアドレス変更手順
    (WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)

      サブネットマスク
    NetGenesisのLANポートIPアドレスを工場出荷値のままで使用する場合、「255.255.255.0」を入力して下さい。

      ルータアドレス
    NetGenesisのLANポートIPアドレス(工場出荷値のままで使用する場合「192.168.0.1」)を入力して下さい。

      ネームサーバーアドレス
    NetGenesisのLANポートIPアドレス(工場出荷値のままで使用する場合「192.168.0.1」)を入力して下さい。(※)



  4. NetGenesisのLANポートIPアドレスを入力することを推奨します。
    NetGenesisに複数のISPを登録する場合、必ずNetGenesisのLANポートIPアドレスを入力して下さい。
    NetGenesisのLANポートIPアドレスを入力することにより、以下の機能を使用することができます。
     ・ProxyDNS/マルチアカウント機能
      (ダイヤルアップIP接続)
     ・ProxyDNS/ネームサーバー機能
      (RASサーバーIP接続/LAN型ダイヤルアップIP接続/専用線IP接続)
     ・SNTPサーバー機能
      (NetGenesisから時刻情報を取得する)
     ・EasyDNS機能
      (NetGenesisを簡易DNSサーバーとして使用する)
    NetGenesisのLANポートIPアドレスを入力しない場合、ISPやLAN内等のDNSサーバーのIPアドレスを入力して下さい。


以上で設定は完了です。


TCP/IPの設定が完了しましたら、2-5 ソフトウェアの設定 へ進んで下さい。

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2-4-3 TCP/IPの設定(自動取得・MacOS X)


MacOS X と NWG設定サーバーについて
NWG設定サーバーはMacOS X では動作しませんので、NetGenesisの設定を行うことはできません。
ただし、TCP/IPの設定を行うことにより、NetGenesisを経由してインターネットへ接続することは可能です。
MacOS X をお使いの方は、本項目を参照してTCP/IPの設定を行って下さい。
(NetGenesisの設定はMacOS 9.1を起動して行うか、LAN内の別のパソコンで行う等して下さい。)


以下の手順で設定を行って下さい。

MacOSの設定を変更する前に必ずNetGenesisの電源をONにして下さい。
  1. MacOS X を起動して下さい。

  2. [アップルメニュー]から[システム環境設定]を選択して下さい。

  3. [ネットワーク]をダブルクリックして下さい。

  4. 以下の各設定を行って下さい。

      [場所]の中から[自動]を選択して下さい。
      [設定]の中から[内蔵 Ethernet]を選択して下さい。
      [TCP/IP]タブをクリックし、[設定]の中から[DHCPサーバを参照]を選択して下さい。



  5. [PPPoE]のタブをクリックし、[PPPoEを使って接続する]のチェックが外れていることを確認して下さい。



  6. 設定が完了しましたら[保存]ボタンをクリックして画面を閉じて下さい。


以上で設定は完了です。


TCP/IPの設定が完了しましたら、2-5 ソフトウェアの設定 へ進んで下さい。

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第2章 パソコンの設定 へ戻る


2-4-4 TCP/IPの設定(個別に設定・MacOS X)

MacOS X と NWG設定サーバーについて
NWG設定サーバーはMacOS X では動作しませんので、NetGenesisの設定を行うことはできません。
ただし、TCP/IPの設定を行うことにより、NetGenesisを経由してインターネットへ接続することは可能です。
MacOS X をお使いの方は、本項目を参照してTCP/IPの設定を行って下さい。
(NetGenesisの設定はMacOS 9.1を起動して行うか、LAN内の別のパソコンで行う等して下さい。)


NetGenesisのDHCPサーバーを使用しない場合、以下のTCP/IP設定を行います。

  IPアドレス
各パソコンや機器で、それぞれ重複しないように設定します。
(NetGenesisのLANポートIPアドレスと、同一ネットワーク内のIPアドレスを設定します。)
  サブネットマスク
  ルータ
NetGenesisのLANポートIPアドレス(ゲートウェイIPアドレス)を設定します。
  ドメインネームサーバ
NetGenesisのLANポートIPアドレス、またはISP等のDNSサーバーのIPアドレスを設定します。


以下の手順で設定を行って下さい。

以降、各画面は設定例です。
既存のLANやISPからの情報等を元に設定して下さい。
ISP等から提供された接続情報等の資料を用意して下さい。
  1. MacOS X を起動して下さい。

  2. [アップルメニュー]から[システム環境設定]を選択して下さい。

  3. [ネットワーク]をダブルクリックして下さい。

  4. 以下の各設定を行って下さい。

      [場所]の中から[自動]を選択して下さい。
      [設定]の中から[内蔵 Ethernet]を選択して下さい。




  5. [TCP/IP]のタブをクリックして[設定]を[手入力]にした後、以下の各設定を行って下さい。

      IPアドレス
    NetGenesisのLANポートIPアドレスを工場出荷値から変更しない場合は、「192.168.0.2〜192.168.0.254」の間で、他のパソコン等と重複しないようにIPアドレスを入力して下さい。
     ※ IPアドレスについて詳しくない方は、NetGenesisのLANポートIPアドレスを工場出荷値のままでお使い下さい。
    2-6 ネットワーク構成例 を参考にして下さい。
    NetGenesisのLANポートIPアドレスを工場出荷値(192.168.0.1)から変更する場合(NetGenesisのLANポートIPアドレスを別ネットワークへ変更する場合)、パソコンのIPアドレスを設定する前に、必ずNetGenesisのLANポートIPアドレスを変更して下さい。
    以下を参照して下さい。
    NetGenesisのLANポートIPアドレス変更手順
    (WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)

      サブネットマスク
    NetGenesisのLANポートIPアドレスを工場出荷値のままで使用する場合、「255.255.255.0」を入力して下さい。

      ルータ
    NetGenesisのLANポートIPアドレス(工場出荷値のままで使用する場合「192.168.0.1」)を入力して下さい。

      ドメインネームサーバ
    NetGenesisのLANポートIPアドレス(工場出荷値のままで使用する場合「192.168.0.1」)を入力して下さい。(※)



  6. NetGenesisのLANポートIPアドレスを入力することを推奨します。
    NetGenesisに複数のISPを登録する場合、必ずNetGenesisのLANポートIPアドレスを入力して下さい。
    NetGenesisのLANポートIPアドレスを入力することにより、以下の機能を使用することができます。
     ・ProxyDNS/マルチアカウント機能
      (ダイヤルアップIP接続)
     ・ProxyDNS/ネームサーバー機能
      (RASサーバーIP接続/LAN型ダイヤルアップIP接続/専用線IP接続)
     ・SNTPサーバー機能
      (NetGenesisから時刻情報を取得する)
     ・EasyDNS機能
      (NetGenesisを簡易DNSサーバーとして使用する)
    NetGenesisのLANポートIPアドレスを入力しない場合、ISPやLAN内等のDNSサーバーのIPアドレスを入力して下さい。


  7. [PPPoE]のタブをクリックし、[PPPoEを使って接続する]のチェックが外れていることを確認して下さい。



  8. 設定が完了しましたら[保存]ボタンをクリックして画面を閉じて下さい。


以上で設定は完了です。


TCP/IPの設定が完了しましたら、2-5 ソフトウェアの設定 へ進んで下さい。

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