15-3 接続後の問題


ISP等と回線接続した後のQ&Aです。

ISPと回線は接続できますが、ホームページを見たりメールを受信することができません。

ニフティ・マネージャー(NIFTY MANAGER) を使用したい。

ネットワーク対戦ゲームが正しく動作しません。

ホームページによって、サウンドやビデオが正しく再生されないときがあります。

テレホーダイ時間にだけWWWサーバーやFTPサーバーを運用したいのですが、正しく動作しません。

ISPとの接続速度を知りたい。

電子メール共有が正しく動作しません。

WWWブラウザやメールソフトウェアを起動すると、ダイヤルアップ接続の画面が表示され、ホームページを見たり、メールを受信することができません。

SNTPクライアントソフトウェア「桜時計」で、時刻情報が取得できません。

NTT社のフレッツ・ISDNを利用しています。
一度回線を接続したら、そのまま切断したくありません。


インターネットと通信を行っていると、データの送受信ができなくなることがあります。

もくじ(第15章 Q&A集) へ戻る




  ISPと回線は接続できますが、ホームページを見たりメールを受信することができません。

 【 以降の内容を確認して下さい。 】

  DNSサーバーの設定が間違っていると思われます。
以下の内容を確認して下さい。


  NetGenesisのDHCPサーバーを使用する場合
  NetGenesisのDHCPサーバーの設定の[プライマリDNS]欄に、NetGenesisのLANポートIPアドレスを設定した場合、以下を参照して下さい。
 5-3/6-5 DNSサーバーIPアドレスの設定
 ※ NetGenesisのLANポートIPアドレスとDHCPサーバーの設定を全く変更せず、工場出荷値のまま利用している場合もこれに該当します。
  NetGenesisのDHCPサーバーの設定の[プライマリDNS]欄に、ISPのDNSサーバーのIPアドレスを設定した場合、以下を参照して下さい。
 4-6 DHCPサーバーの設定

  NetGenesisのDHCPサーバーを使用しない場合
パソコンで使用しているオペレーティングシステムに応じて、以下を参照して下さい。
 2-1-2 TCP/IPの設定(個別に設定)(Windows 95/98/Me)
 2-2-2 TCP/IPの設定(個別に設定)(Windows NT4.0)
 2-3-2 TCP/IPの設定(個別に設定)(Windows 2000)
 2-4-2 TCP/IPの設定(個別に設定・MacOS 7.6.1〜9.1)
 2-4-4 TCP/IPの設定(個別に設定・MacOS X)

  ゲートウェイの設定が間違っていると思われます。
以下の内容を確認して下さい。


  NetGenesisのDHCPサーバーを使用する場合
 4-6 DHCPサーバーの設定 を参照して下さい。

  NetGenesisのDHCPサーバーを使用しない場合
パソコンで使用しているオペレーティングシステムに応じて、以下を参照して下さい。
 2-1-2 TCP/IPの設定(個別に設定)(Windows 95/98/Me)
 2-2-2 TCP/IPの設定(個別に設定)(Windows NT4.0)
 2-3-2 TCP/IPの設定(個別に設定)(Windows 2000)
 2-4-2 TCP/IPの設定(個別に設定・MacOS 7.6.1〜9.1)
 2-4-4 TCP/IPの設定(個別に設定・MacOS X)

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  ニフティ・マネージャー(NIFTY MANAGER) を使用したい。

  ニフティ・マネージャーは、バージョン5(Windows版 Version 5.0)からダイヤルアップルータに対応しました。

それ以前のバージョンでは使用できません。(「2重ログイン」のエラーが出ます。)

設定方法は以下のようになります。
  1. ニフティ・マネージャーを起動して下さい。

  2. [オプション]メニューで、[接続設定]を選択して下さい。

  3. 「接続設定」画面で、[新規作成]ボタンをクリックして下さい。

  4. 「新しい接続の作成」ウィザード画面の途中で、[インターネット経由]を選択して下さい。

  5. 元の画面に戻ります。
    [オプション]メニューで、[接続設定]を選択して下さい。

  6. 「接続設定」画面で[オプション]ボタンをクリックして下さい。

  7. 「インターネット経由接続のオプション」画面で、[ダイヤルアップルーターと同じIDで接続する]にチェックを入れ、[OK]ボタンをクリックして下さい。
 ※ ニフティ・マネージャーについて、詳しくはニフティ・マネージャーのヘルプ等を参照して下さい。

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  ネットワーク対戦ゲームが正しく動作しません。
  ホームページによって、サウンドやビデオが正しく再生されないときがあります。
  テレホーダイ時間にだけWWWサーバーやFTPサーバーを運用したいのですが、正しく動作しません。

  NetGenesisのIPアドレス変換の設定によっては、正しく動作しないソフトウェアがあります。

具体的には、以下のような設定を行っている場合に該当します。

  ダイヤルアップIP接続(ISP・端末型/RASクライアント)の場合
「ダイヤルアップIP接続の設定」画面の[アドレス変換方式]で、[IPマスカレード]を選択している場合。

対処法は以下の通りです。
  複数の接続先を登録している場合、IPマスカレード・テーブルの設定を行って下さい。
詳しくは以下を参照して下さい。
 第11章 IPマスカレードテーブルの設定
  「ダイヤルアップIP接続の設定」画面の中[DNSサーバー・IPアドレス]が空欄の場合(ISPを1ヶ所のみ、またはRASクライアントのみで使用している場合)、[アドレス変換方式]で[NAT]を選択して下さい。
詳しくは以下を参照して下さい。
 5-4/6-6 IPアドレス変換の設定

  ISP・LAN型ダイヤルアップIP接続の場合
  LAN型ダイヤルアップIP接続の場合
  ISP・専用線IP接続の場合
  専用線IP接続の場合
「ルーティングの設定」画面(LAN型ダイヤルアップIP接続使用時)、または「専用線IP接続の設定」画面で、[IPアドレス変換を行う]にチェックが入っている場合。(専用線NAT機能を使用している場合。)

対処法は以下の通りです。
  NATで変換されるIPアドレス(パソコン)で使用して下さい。
詳しくは以下を参照して下さい。
 変換するグローバルIPアドレスが複数の場合
 (8-4/9-2 IPアドレス変換(専用線NAT)の設定)
  IPマスカレードで変換されるIPアドレス(パソコン)で使用する場合、IPマスカレード・テーブルの設定を行って下さい。
詳しくは以下を参照して下さい。
 第11章 IPマスカレードテーブルの設定
  契約しているISPによっては、IPマスカレードテーブルを設定しても動作しないソフトウェアがあります。
(セキュリティの問題によりISP側で遮断している場合等)
NetGenesisのLAN内のパソコンネットワーク対戦ゲームを行う等の場合、あらかじめ契約しているISPへ確認して下さい。
  TCP、UDP、ICMP以外のプロトコルを使用するソフトウェアは、IPマスカレードテーブルを設定しても動作しません。

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  ISPとの接続速度を知りたい。

  NetGenesisのSYSLOG機能を使用することにより、ISPとモデム/ターミナルアダプタ間の接続速度を調べることができます。

接続速度を調べる方法は以下の2通りがあります。
  「NWG統合ツール」の「ステータスモニタ」を使用する
詳しくは以下を参照して下さい。
 NWG統合ツール ユーザーズマニュアル
 (WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)
  NetGenesisのSYSLOG機能を使用する
詳しくは以下を参照して下さい。
 10-6 SYSLOGの設定

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  電子メール共有が正しく動作しません。

  NetGenesisの電子メール共有機能は、本マニュアルの 10-2 電子メール共有の設定 で説明している内容以外に、実際に使用するメールソフトウェアごとに設定が若干異なる箇所があります。

当社インターネットホームページに、電子メール共有機能に関する設定情報ページがあります。(メールソフトウェアの設定例等について説明しています。)
http://www.mrl.co.jp/support/ を参照して下さい。
 ※ NetGenesisの自動接続機能が有効の場合、上記URLのリンクをクリックするとダイヤルアップIP接続が開始されますので注意して下さい。

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  WWWブラウザやメールソフトウェアを起動すると、ダイヤルアップ接続の画面が表示され、ホームページを見たり、メールを受信することができません。

  WWWブラウザやメールソフトウェアを起動した際に、ダイヤルアップ接続の画面が表示された場合、ソフトウェアの設定が「LANを使用してインターネットに接続する」ようになっているか確認して下さい。

詳しくは以下を参照して下さい。
 2-5 ソフトウェアの設定

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  SNTPクライアントソフトウェア「桜時計」で、時刻情報が取得できません。

  「桜時計」の場合、「NTPサーバー名/IPアドレス」欄にNetGenesisのLANポートIPアドレスを設定することができません。

NetGenesisのSNTPサーバー機能を使用する場合、必ずNetGenesisのニックネーム+「.」(ドット)を設定して下さい。
詳しくは以下を参照して下さい。
 10-1-3 SNTPクライアント(パソコン)の設定

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  NTT社のフレッツ・ISDNを利用しています。
一度回線を接続したら、そのまま切断したくありません。


  NetGenesisの自動切断機能は無効にすることができません。

よって、接続したままの状態にすることは基本的にできません。
詳しくは以下を参照して下さい。
 5-5/6-7 自動切断の設定

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  インターネットと通信を行っていると、データの送受信ができなくなることがあります。

  アドレス変換情報の設定時間が必要以上に長く設定されている場合、NetGenesisのIPマスカレードのセッション数が最大値(256セッション)に達してしまい、データの送受信が停止してしまうことがあります。

特に必要の無い場合は、工場出荷値の「3分」のままご使用下さい。

それぞれ使用しているNetGenesisの接続機能に応じて、以下を参照して下さい。
  ダイヤルアップIP接続(ISP・端末型/RASクライアント)の場合
  → 5-4/6-6 IPアドレス変換の設定 を参照して下さい。
  ISP・LAN型ダイヤルアップIP接続の場合
  LAN型ダイヤルアップIP接続の場合
  ISP・専用線IP接続の場合
  専用線IP接続の場合
  → 8-4/9-2 IPアドレス変換(専用線NAT)の設定 を参照して下さい。

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