10-1 SNTPサーバー/クライアントの設定


NetGenesisを、SNTPサーバー/クライアントとして動作させるための設定について説明します。

  SNTP/NTPクライアント
 → インターネット(またはLAN)上のSNTP/NTPサーバーを利用して、NetGenesisの時刻情報を調整する機能です。
 
  SNTPサーバー
 → LAN内のSNTPクライアント(パソコン等)に、NetGenesisがインターネット(またはLAN)上のSNTP/NTPサーバーから取得した時刻情報を与える機能です。
  はじめに 10-1-1 動作内容と留意事項 を参照して下さい。


以下の各項目を参照して下さい。

10-1-2 NetGenesisの設定
10-1-3 SNTPクライアント(パソコン)の設定
10-1-4/10-2-5 サーバー名の入力について
(SNTPサーバー/クライアントの設定・電子メール共有の設定共通)
 → NetGenesisのProxyDNS/ネームサーバー機能を使用する・使用しないにより、NetGenesis及び各パソコンのSNTPサーバー等の設定方法が異なります。
ProxyDNS(ダイヤルアップIP接続の例)の設定内容を元に、SNTPサーバー等の設定をどのようするべきか確認します。

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10-1-1 動作内容と留意事項


SNTPサーバー/クライアントの動作内容、及び実際に使用する上での留意事項について説明します。


  NetGenesisの時刻情報の設定/更新を行うタイミング
  SNTP/NTPクライアントを使用しない場合
「NetGenesis WWW設定」画面(起動画面)で、[NetGenesisの時刻を合わせる]ボタンをクリックすることにより、NWG設定サーバーを起動したパソコンの時刻情報を読み取ります。
 ※ [NetGenesisの時刻を合わせる]ボタンについては 12-2 NetGenesisの時刻を合わせる を参照して下さい。
  SNTP/NTPクライアントを使用する場合
NetGenesisは、インターネット(またはLAN)上のSNTP/NTPサーバーから時刻情報を取得し、NetGenesisに設定します。
NetGenesisには、以下のタイミングで時刻情報が設定されます。
  回線を接続したとき。(接続時毎)
  回線接続中に、問い合わせ間隔時間がきたとき。
例えば、問い合わせ間隔時間を10分に設定した場合、10分ごとにSNTP/NTPサーバーから時刻情報を取得します。
  SNTPサーバーを有効にするために必要なこと
1回以上、SNTP/NTPクライアントによって、インターネット(またはLAN)上のSNTP/NTPサーバーから時刻情報を取得している必要があります。
なお、NetGenesisの電源OFF、及び設定の更新を行うことにより、SNTP/NTPサーバーから取得した時刻情報は失われてしまいます。
  SNTP/NTPクライアント使用時の留意事項
  回線未接続時は、インターネット上のSNTP/NTPサーバーから時刻情報を取得しません。(SNTPクライアントによる回線の自動接続は行いません。)
  NetGenesisによる、インターネット上のSNTP/NTPサーバーへの時刻情報の取得は通信と見なされません。(無通信タイマー/無通信自動切断の対象にはなりません。)
  SNTP/NTPサーバーから時刻情報を取得する前は、「NetGenesis WWW設定」画面(起動画面)で、[NetGenesisの時刻を合わせる]ボタンをクリックした際に、NWG設定サーバーを起動したパソコンから読み取った時刻情報を使用します。


【 ダイヤルアップIP接続(ISP・端末型)使用時の動作例 】

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10-1-2 NetGenesisの設定 へ進んで下さい。


10-1-2 NetGenesisの設定


以下の手順でNetGenesisの設定を行って下さい。

  ※ LANポートの設定画面を開く手順が分からない場合は こちら を参照して下さい。(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)
  1. 「LANポートの設定」画面で、[SNTPサーバー]ボタンをクリックして下さい。




  2. [SNTPサーバー機能を使用する]にチェックを入れて下さい。




  3. [SNTPサーバー]欄に、利用するインターネット(またはLAN)上のSNTP/NTPサーバー名を半角英数字(最大60文字)で入力して下さい。



    NetGenesisのProxyDNS機能、またはネームサーバー機能を使用している場合に限り、サーバー名(URL)で入力することができます。
    詳しくは 10-1-4/10-2-5 サーバー名の入力について(SNTPサーバー/クライアントの設定・電子メール共有の設定共通) を参照して下さい。


  4. [問い合わせ間隔]欄に、SNTP/NTPサーバーから時刻情報を取得する間隔を半角数字で入力して下さい。(分単位、設定可能な値:1〜999999)




  5. [OK]ボタンをクリックして下さい。

      「無切断時間を指定する」の設定を行っている場合
    6へ進んで下さい。

      「無切断時間を指定する」の設定を行っていない場合
    10-1-3 SNTPクライアント(パソコン)の設定 へ進んで下さい。


  6. 「LANポートの設定」画面で、[OK]ボタンをクリックして下さい。




  7. 「NetGenesisの設定」画面に戻ります。

    「無切断時間を指定する」の設定を行っている場合、[拡張設定]欄の
     [SNTPサーバーが同期状態のときのみ、「無切断時間を指定する」を有効にする]
    にチェックを入れて下さい。



    チェックを入れた際の動作については ダイヤルアップIP接続(ISP・端末型)使用時の動作例 を参考にして下さい。


以上でNetGenesisの設定は完了です。

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10-1-3 SNTPクライアント(パソコン)の設定 へ進んで下さい。


10-1-3 SNTPクライアント(パソコン)の設定


パソコンで使用するSNTPクライアントソフトウェアの設定について説明します。

LAN内のパソコンで使用するSNTPクライアントソフトウェアはフリーソフトウェア、またはシェアウェアとしてインターネットから入手することができますので、それらを使用して下さい。


SNTPクライアントソフトウェアのSNTP/NTPサーバー設定欄には、NetGenesisのLANポートIPアドレス、またはニックネーム+「.」(ドット)を設定して下さい。


【 NetGenesisのニックネームを設定する場合の例 】

NWG.
← NetGenesisのニックネームの後ろに「.」(ドット)を付加して下さい。

  NetGenesisのProxyDNS機能、またはネームサーバー機能を使用している場合に限り、サーバー名(URL)で入力することができます。
詳しくは 10-1-4/10-2-5 サーバー名の入力について(SNTPサーバー/クライアントの設定・電子メール共有の設定共通) を参照して下さい。
  NetGenesisのニックネームを設定する場合、NetGenesisのニックネームは半角英数字で設定して下さい。


以下の画面は、Windows用SNTPクライアントソフトウェア「桜時計」の設定例です。
(NetGenesisのニックネーム+「.」を設定した例です。)



「桜時計」の場合、[NTPサーバー名/IPアドレス]欄にNetGenesisのLANポートIPアドレスを設定することはできません。
必ずNetGenesisのニックネーム+「.」(ドット)を設定して下さい。
(NetGenesisのProxyDNS機能、またはネームサーバー機能を使用するようにして下さい。)
詳しくは 10-1-4/10-2-5 サーバー名の入力について(SNTPサーバー/クライアントの設定・電子メール共有の設定共通) を参照して下さい。

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