第4章 NetGenesisの基本設定


本章では、NetGenesisの各機能を使用する上で、最も基本的な設定・確認内容について説明します。

以下の各項目を参照して下さい。

   ※ 以降、各画面の多くは Internet Explorer 5(Windows)を例としています。
また、WWWブラウザ側で指定しているフォントサイズ等により、表示イメージが異なる場合があります。


 4-1 設定を行うにあたって
 → WWWブラウザ設定を行う上での注意・確認事項や、WWWブラウザ設定の起動画面についての説明、設定を開始する手順について説明します。
NetGenesisの各設定を行う前に必ず参照して下さい。

 4-2 バージョン情報の確認
 → NetGenesisのファームウェアバージョン、NWG設定サーバー等のバージョンを確認します。

 4-3 ニックネームの設定とタイムゾーンの確認 
 → NetGenesisのニックネームの設定とタイムゾーンの確認を行います。

 4-4 パスワードの設定
 → NetGenesisの設定情報等を保護するためのパスワードの設定を行います。
管理者用パスワードを設定することを強く推奨します。

 4-5 NetGenesisのLANポートIPアドレスの設定 
 → 既存のLANにNetGenesisを追加する場合等、NetGenesisのLANポートIPアドレスの設定(変更)を行います。
NetGenesisのLANポートIPアドレスを工場出荷値(192.168.0.1)のまま使用する場合、参照する必要ありません。

 4-6 DHCPサーバーの設定 
 → NetGenesisのDHCPサーバーの設定を行います。
初めてLANを構築する場合、工場出荷値のまま使用することを推奨します。
工場出荷値ではDHCPサーバーは「使用する」に設定されています。
工場出荷値のまま使用する場合、参照する必要ありません。

 4-7 シリアルポートの選択 
 → NetGenesisの2つのシリアルポートで、NetGenesisのどの接続機能を使用するかを決めます。
NetGenesisの片方のシリアルポートのみを使用する場合、参照する必要ありません。
 ※NetGenesis Plusの場合、モデムポートとシリアルポートとなります。

 4-8 モデム/TAの設定 
 → NetGenesisに接続するモデム/TAの設定を行います。
必ず参照して下さい。



4-1 設定を行うにあたって


WWWブラウザ設定を行うにあたって注意・確認が必要な事項、及び起動画面(NetGenesisの検索画面)の説明、設定を始める手順について説明します。

NetGenesisの各設定を行う前に、以下の内容を必ず参照して下さい。

  4-1-1 注意・確認事項と起動画面の説明
  4-1-2 設定を始める手順


起動画面を表示させてもNetGenesisが見つからないときは、以下を参照して下さい。

  4-1-3 NetGenesisが見つからないとき

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4-1-1 注意・確認事項と起動画面の説明


WWWブラウザ設定を行うにあたって注意・確認が必要な事項、及びWWWブラウザ設定の起動画面(NetGenesisの検索画面)について説明します。

以下の内容を参照して下さい。

  注意・確認事項
  起動画面の説明

4-1 設定を行うにあたって へ戻る



  注意・確認事項
WWWブラウザ設定を行う上での注意・確認事項について説明します。
以下の全ての項目について注意・確認して下さい。
  WWWブラウザの[戻る]ボタンについて
NetGenesisの設定中は、WWWブラウザの[戻る]ボタンを押さないで下さい。
[戻る]ボタンを押した場合、それまで設定を行ってきた内容が全て失われてしまいますので、注意して下さい。
(NetGenesisに設定済み・更新済みの内容は失われません。)
[戻る]ボタン以外の[進む]、[中止]、[更新]・[再読み込み]ボタンについても、[戻る]ボタンと同様に押さないで下さい。
  NWG設定サーバーとWWWブラウザが通信中のとき
NWG設定サーバーとWWWブラウザが通信中のとき、設定画面内のボタンをクリックしないで下さい。
なお、「NWG設定サーバーとWWWブラウザが通信中」とは、以下のような状態を意味します。
  WWWブラウザの右上のマークが動いているとき。
  WWWブラウザのステータスバーに「Webサイトが見つかりました。応答を待っています...」と表示されているとき。
 ※ WWWブラウザのバージョン等によっては、「ページ http://127.0.0.1/ を開いています...」のように表示されます。
  マウスカーソルが砂時計の状態のとき。
 ※ WWWブラウザのバージョン等によっては、設定画面内のボタンをクリックしてもマウスカーソルが砂時計状態にならないことがあります。
  タイムアウト時間について
WWWブラウザで設定を行っている最中に、そのまま30分以上放置した場合(何も操作しなかった場合)、それまでの設定内容は失われてしまいます。
(WWWブラウザとNWG設定サーバー間の通信がタイムアウトにより切断されてしまいます。NetGenesisに設定済み・更新済みの内容は失われません。)
その場合、WWWブラウザのアドレス入力欄に入力されているIPアドレスをいったん削除し、同じIPアドレスを再入力して下さい。
  NWG設定サーバーを起動したパソコンでWWWブラウザを起動した場合。
「127.0.0.1」を再入力して下さい。
  NWG設定サーバーとWWWブラウザをそれぞれ別々のパソコンで起動した場合。
NWG設定サーバーを起動したパソコンのIPアドレスを再入力して下さい。
このとき、「NetGenesis WWW設定」画面(起動画面)がすぐに表示された場合、NWG設定サーバーとWWWブラウザが通信を行っていないと思われます。
(WWWブラウザがハードディスクに保存したデータ・キャッシュを読み込んだと思われます。)
この場合に限り、WWWブラウザの[更新]・[再読み込み]ボタンをクリックして下さい。
 ※ WWWブラウザのキャッシュの設定(一時的にハードディスクにデータを保存する設定)を確認する必要があります。
WWWブラウザのキャッシュの設定について を参照して下さい。
  設定を更新せずにWWWブラウザを終了した場合
WWWブラウザで設定を行い、設定を更新しないままWWWブラウザ終了(閉じた)場合、それまでの設定内容は失われてしまいます。
(NetGenesisに設定済み・更新済みの内容は失われません。)
  設定中に他のホームページへジャンプした場合
WWWブラウザで設定を行っているときに、他のホームページへジャンプした場合、それまでの設定内容は失われてしまいます。
(NetGenesisに設定済み・更新済みの内容は失われません。)
  Enterキーについて
NetGenesisの各設定画面の中の入力欄に何か文字を入力した後、Enterキーを押さないようにして下さい。
  ホイールマウスについて
NetGenesisの各設定画面の中で、[▼]をクリックして機能等を選択した後(プルダウンメニューから選択した後)、そのままホイールを使用して画面をスクロールさせようとすると、選択した項目が変わってしまいますので注意して下さい。
 
WWWブラウザの画面の中で、他の場所をクリックした後にホイールを使用して下さい。
  UNIX系オペレーティングシステムで設定を行う場合
UNIX系オペレーティングシステムでNetGenesisの設定を行う場合、全角文字は使用しないで下さい。
必ず半角英数字を使用して下さい。

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起動画面の説明 へ進んで下さい。



起動画面の説明

   NetGenesis WWWブラウザ設定の起動画面について説明します。

  画面1(WWWブラウザ設定 起動画面の上半分)
  画面2(WWWブラウザ設定 起動画面の下半分)


【 画面1 】
 WWWブラウザ設定 起動画面の上半分です。
以下の画面で、説明を読みたい場所(青印)をクリックして下さい。
「Go to English mode」
設定画面を英語モードに移行したい場合に、チェックを入れます。
チェックを入れた後、[再検索]等のボタンをクリックすると、設定画面が英語モードになります。
 ※ [Go to Japanese mode]にチェックを入れて、[Search]ボタン等をクリックすると、日本語モードに戻ります。

画面1 へ戻る

「NetGenesisのIPアドレスを指定して設定する」
「IPアドレス」の入力欄
NetGenesisのLANポートIPアドレスを直接指定して設定を行う場合、「NetGenesisのIPアドレスを指定して設定する」を選択して、「IPアドレス」の入力欄にNetGenesisのLANポートIPアドレスを入力して[詳細設定]ボタンをクリックします。

画面1 へ戻る

「同一ネットワーク内のNetGenesisを設定する」
[再検索]ボタン
「検索結果」欄
同一ネットワーク内のNetGenesisを設定する場合、「検索結果」欄から設定を行うNetGenesisを選択し、[詳細設定]ボタンをクリックします。
   通常はこの手順で設定を始めます。

「検索結果」欄にNetGenesisが表示されない場合、[再検索]ボタンをクリックします。
 ※ [再検索]ボタンをクリックしてもNetGenesisが見つからないとき
2の方法 でNetGenesisのLANポートIPアドレス(工場出荷値「192.168.0.1」)を指定し、[詳細設定]ボタンをクリックして設定を行って下さい。
2の方法を行ってもNetGenesisの設定を行うことができない場合、4-1-3 NetGenesisが見つからないとき を参照して下さい。

画面1 へ戻る

[簡単設定]ボタン
インターネットへダイヤルアップ接続するために最低限必要な設定のみを行うボタンです。
NetGenesisの各設定を工場出荷値に戻すと同時に、主に以下の設定を行います。
 ・シリアルポート1を使用する。
 ・ダイヤルアップIP接続(ISP・端末型)の設定
  (ユーザー名、パスワード、アクセスポイント、DNSサーバーの設定)
 ・回線の種類の選択
 ・モデム/TAの設定
 ・自動接続 有効/無効の設定
 ・他の設定は全て工場出荷値となります。
  (DHCPサーバー:使用する、NetGenesisのLANポートIPアドレス:「192.168.0.1」等)

詳しくは付属の「クイックスタートガイド」を参照して下さい。
簡単設定を行うと、NetGenesisのLANポートIPアドレスは「192.168.0.1」(工場出荷値)に戻ります。既存のLANにNetGenesisを追加する場合は注意して下さい。

画面1 へ戻る

[制御]ボタン
回線の手動接続、手動切断、接続先の切り替え(ISP・端末型、RASクライアント使用時)を行うためのボタンです。
詳しくは 13-1-2 NetGenesisの制御(手動接続/切断/接続先の切り替え) を参照して下さい。
 ※1: まずは一通り必要な設定を行い、NetGenesisの設定を更新した後に、参照することを推奨します。
 ※2: 回線の手動接続、手動切断、接続先の切り替えについては、「NWG統合ツール」でも行うことができます。
詳しくは NWG統合ツール ユーザーズマニュアル を参照して下さい。(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)

画面1 へ戻る

[詳細設定]ボタン
NetGenesisの各設定を行う際にクリックするボタンです。

画面1 へ戻る

[元に戻す]ボタン
表示中の画面を元の状態(設定を行う前の状態)に戻す際に、クリックするボタンです。
設定をはじめからやり直したい場合等にクリックします。
ただし、設定画面内のボタンをクリックして他の画面に移行した場合、または設定画面内の[追加]・[編集]・[削除]ボタンをクリックした場合、元の状態に戻りません。(他のボタンをクリックした場合、設定画面内の[キャンセル]ボタンをクリックして下さい。)

画面1 へ戻る

起動画面の説明 へ戻る



【 画面2 】
 WWWブラウザ設定 起動画面の下半分です。
以下の画面で、説明を読みたい場所(青印)をクリックして下さい。
[NetGenesisの時刻を合わせる]ボタン
NetGenesisの時刻を合わせる際にクリックします。
(NetGenesisの設定更新後にクリックします。)
詳しくは 12-2 NetGenesisの時刻を合わせる を参照して下さい。
 ※ まずは一通り必要な設定を行い、NetGenesisの設定を更新した後に、参照することを推奨します。

画面2 へ戻る

[設定をファイルに保存する]ボタン
NetGenesisの設定をファイルに保存する際にクリックします。
詳しくは 12-3 設定をファイルに保存する を参照して下さい。
 ※ まずは一通り必要な設定を行い、NetGenesisの設定を更新した後に、参照することを推奨します。

画面2 へ戻る

[ファームウェア バージョンアップ]ボタン
NetGenesisのファームウェアをバージョンアップする際にクリックします。
詳しくは 16-3 ファームウェアバージョンアップについて を参照して下さい。
 ※ まずは一通り必要な設定を行い、NetGenesisの設定を更新した後に、参照することを推奨します。

画面2 へ戻る

マイクロ総合研究所のホームページへのリンク
マイクロ総合研究所のダウンロード&サポート情報ページへ、直接ジャンプするリンクです。
NetGenesisの自動接続機能が有効の場合、リンクをクリックするとダイヤルアップIP接続が開始されますので注意して下さい。

画面2 へ戻る

起動画面の説明 へ戻る

4-1-1 注意・確認事項と起動画面の説明 へ戻る



WWWブラウザ設定を行うにあたって注意・確認が必要な事項、及び起動画面(NetGenesisの検索画面)の説明を読み終えましたら、NetGenesisの設定を始めましょう。

4-1-2 設定を始める手順 へ進んで下さい。