15.HUBポートの設定

「HUBポートの設定」について説明します。

「HUBポートの設定」には、以下の設定項目があります。
 
 
  15-1.QoS設定
  任意の通信を優先させるための設定です。
  設定には以下の2種類があります。
 
  15-1-1.ポートベース優先度の設定
  各ポート(L1〜L4、ルータ)毎に、通信の優先度(高・低)を設定します。
 
  15-1-2.タグベース優先度の設定
  端末側から送信されるパケット中の "IEEE 802.1p QoSタグ" によって、通信の優先度(高・低)の判別を行います。
 
 * 端末側のLANカード(アダプタ)が "IEEE 802.1p QoSタグ" に対応している必要があります。
 
  15-2.速度制限設定
  各LANポートの送受信速度に制限を設けるための設定です。
 
  15-3.VLAN設定
  LANポートを複数のグループへ分割するための設定です。
  設定には以下の2種類があります。
 
  15-3-1.ポートベースVLANの設定
  各ポート(L1〜L4、ルータ)毎に、VLANグループを設定します。
 
  15-3-2.タグベースVLANの設定
  端末側から送信されるパケット中の "IEEE 802.1Q VLANタグ" によって、VLANグループを設定します。
 
 * 端末側のLANカード(アダプタ)が "IEEE 802.1Q VLANタグ" に対応している必要があります。
 
  15-4.ブロードキャストストーム保護設定
  ブロードキャストストームやマルチキャストストームによるネットワーク障害(通信エラーやパフォーマンス低下)から、ネットワークを保護するための設定です。
 
  15-5.ミラーリング設定
  任意のポートをミラーリング(データコピー)するための設定です。
  この設定により、任意のポートの通信をモニタリングすることが可能となります。
 
  15-6.ポート設定
  HUBポートとWANポートのハードウェア設定(PHY制御)です。
  各ポートのリンクやMDI/MDI-Xを固定することが可能となります。