15-4.ブロードキャストストーム保護設定
ブロードキャストストームやマルチキャストストームによるネットワーク障害から、ネットワークを保護するための設定について説明します。
  ブロードキャスト 同一ネットワーク内の全ノード(PCやHUB等の機器)を対象とした一斉同報通信です。
  マルチキャスト あらかじめ決められた複数のノードを対象とした通信です。
ネットワーク内の機器の障害等によってブロードキャストパケットが大量に送信された場合(ブロードキャストストーム)、ネットワーク全体のパフォーマンスが低下したり通信エラーが発生する等、ネットワーク障害が発生します。
ブロードキャストストーム発生時の例)
 
このような場合、ブロードキャストストーム保護設定を行うことにより、ブロードキャストストームによるネットワーク障害からネットワークを保護することが可能です。
ブロードキャストストーム保護設定時の例)
上記の例を元に、設定方法について説明します。
  1. メニューの「HUBポートの設定」の中の[ブロードキャストストーム保護設定]をクリックして下さい。
    「ブロードキャストストーム保護設定」画面が開きます。
     
  2. [ブロードキャストストーム保護機能を使用する]にチェックを入れて下さい。
     
  3. 保護対象ポート(監視するポート)を指定して下さい。
    (複数指定することが可能です。)

       L1〜L4 HUBの各ポートです。
       ルータ NetGenesis内部のLANポートです。
          各ポートの(NetGenesis内部の)位置関係は以下のようになっています。
         

     端末−
    各ポートの位置関係(略図)
    HUBポート
    (L1〜L4)
    ルータポート
    (LANポート)
    <ルータ処理> WANポート

    −インターネット
          例えば、NetGenesisのLAN内(HUBポート側)からインターネット接続を行う場合、L1〜L4からルータポート(LANポート)を経由し、内部でルータ処理が行われた後にWANポートへ出力されます。
     
  4. 保護対象レート(しきい値)を指定して下さい。

    設定可能な値は「1〜25」(単位:%)です。

    保護対象ポートが受信したパケットのうち、ブロードキャストパケットの量が保護対象レートの値を超えた場合、ブロードキャストパケットを他へ転送しません。
     例) 保護対象レート(しきい値):25
      保護対象ポートから出力されるパケットのうち、ブロードキャストパケットが25%を超えた場合、ブロードキャストパケットを他のポート(保護対象ポート)へ転送しません。
     
  5. マルチキャストストーム保護を行う場合、[マルチキャストストーム保護を無効にする]のチェックを外して下さい。

設定が完了した後、[設定]ボタンをクリックして下さい。
 
全ての設定が完了した場合は、
左のメニューの   設定の更新   をクリックして下さい。
  "設定の更新" と "NetGenesisの再起動" を行って下さい。
  詳しくは 3-4.設定の終了(更新・再起動) を参照して下さい。
  (NetGenesisの再起動中を行うと(NetGenesisの)HUBがリセットされ、一度リンクが切れます。)
  引き続き設定を行う場合は、左のメニューをクリックし、必要な設定を行って下さい。

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