NetGenesis Plus
内蔵モデムの設定について説明します。
回線の種類の選択
モデム/TAに接続する回線の種類を選択して下さい。
- アナログ:プッシュ回線(トーン)
電話機からダイヤルしたときに「ピッポッパ、、、」と聞こえる回線です。
- アナログ:ダイヤル回線(パルス)
電話機からダイヤルしたときに「ブツブツ、、、」と聞こえる回線です。
- アナログ:専用線(発信側)
- アナログ:専用線(着信側)


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間違った回線の種類を選択すると正しく通信することができませんので注意して下さい。 |
通信モードの選択
へ進んで下さい。
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通信モードの選択
[登録されている内蔵モデムの通信モード一覧]の中から使用する内蔵モデムの通信モードを選択します。

- MICRO RESEARCH : 内蔵モデム 56Kbpsモード
V.90、K56flexの両方が有効な通信モードです。(最大受信速度56Kbps)
通常はこちらを選択して下さい。
- MICRO RESEARCH : 内蔵モデム 33.6Kbpsモード
V.90、K56flexの両方を無効にし、V.34(最大送受信速度33.6Kbps)で接続する通信モードです。(※)
- アナログ専用線を使用する場合は必ずこのモードを選択して下さい。
- RASサーバーIP接続やLAN型ダイヤルアップIP接続を使用する場合(着信を行う場合)、接続相手のモデムによってはこのモードを選択することにより、より安定した通信が可能になるがあります。
- V.90、K56flexのISPとの通信時、回線状況・品質の問題等により通信が安定しない場合はこのモードを選択するか
追加ATコマンド(オプション)の設定
を参照して下さい。
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工場出荷状態では相手モデムに応じて
V.32/9600〜V.32bis/14400bps〜V.34/最大接続速度33600bps
の範囲で接続するように設定されます。
接続速度の範囲を変更したい場合は 追加ATコマンド(オプション)の設定
を参照して下さい。 |
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使用する内蔵モデムの通信モードを選択して[選択]ボタンをクリックして下さい。
[現在選択されている内蔵モデムの通信モード]欄に選択した内蔵モデムの通信モードが表示されます。
モデムスピーカー音量の選択
へ進んで下さい。
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モデムスピーカー音量の選択
[スピーカー音量]の中からモデムスピーカーのスピーカー音量を選択して下さい。
- ミュート
モデムスピーカーをOFFにします。
- 音量・小
モデムスピーカーを小音量にします。
- 音量・中
モデムスピーカーを中音量にします。(工場出荷値)
- 音量・大
モデムスピーカーを大音量にします。

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追加ATコマンドを設定する場合
追加ATコマンド(オプション)の設定
へ進んで下さい。
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アナログ専用線を選択した場合
アナログ専用線の設定
へ進んで下さい。
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接続動作の設定を行う場合(上記以外の場合)
[接続動作の設定]のタブをクリックして下さい。

使用するNetGenesisの接続機能に応じて以下へ進んで下さい。
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追加ATコマンド(オプション)の設定
ATコマンドの追加設定を行いたい場合は[追加ATコマンド(オプション)]欄に、追加するATコマンドを入力して下さい。
追加ATコマンドを入力する例としては以下のような場合が考えられます。
- V.90対応のISPと通信している際、通信が安定しない場合
(ISPとの接続速度を下げたい場合)
電話回線の状況・品質によってはこのような状況になることが稀に発生します。ISPとの接続速度を下げることにより、通信が安定することがあります。
以下はISPとの接続速度の最高速度を46667bpsにする追加ATコマンドを設定した例です。
(AT+MS=,,,46667コマンドを追加しています。)

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接続時の最高速度はそれぞれ使用する回線状況・品質に応じて最適な範囲を設定して下さい。
例1)接続時の最高速度を46000bps
(K56flex)
AT+MS=56,1,,46000
例2)接続時の最低速度:41333bps、最高速度:44000bps
(V.90 41333〜44000bpsで接続されます。)
AT+MS=12,1,41333,44000 |
内蔵モデムのATコマンドについては NetGenesis
Plus 内蔵モデムのATコマンドとリザルトコード
を参照して下さい。 |
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アナログ専用線の設定
アナログ専用線の設定について説明します。
接続相手のモデムの条件
アナログ専用線を使用するためには以下の条件を満たしているモデムを使用して下さい。
- ATD、ATAコマンドの発行により接続が可能なこと。
- ATコマンドにより接続速度の設定が可能なこと。
- アナログ専用線での使用に対し(財)電気通信端末機器審査協会(JATE)の認定を受けていること。
詳しくは使用するモデムのマニュアルを参照、またはモデムのメーカーへお問い合わせ下さい。
- 当社(株式会社マイクロ総合研究所)製モデムは上記の条件を満たしています。
- NetGenesis
Plus同士でアナログ専用線接続を行う場合は上記の条件を満たしています。
回線の接続方法 へ進んで下さい。
アナログ専用線の設定の先頭へ戻る
回線の接続方法
回線の接続は以下のように行われます
- 相手のモデムがアナログ専用線対応モデムの場合(相手のモデムがNetGenesis
Plusの内蔵モデム以外の場合等)、専用線モードでは使用できません。
相手のモデムは通常モード(一般公衆回線モード)に設定して下さい。
- 何らかの原因で回線が切断されたことをNetGenesisが検出した場合、NetGenesisは自動的に再接続を試みます。
- 片側を発信側に設定した場合、もう片方を着信側に設定して下さい。
設定方法 へ進んで下さい。
アナログ専用線の設定の先頭へ戻る
設定方法
アナログ専用線の設定方法について説明します。
【 発信側の設定 】
発信側を選択した場合、[専用線接続ATコマンド(必須)]欄に「ATD」を入力して下さい。
接続速度の設定 へ進んで下さい。
【 着信側の設定 】
着信側を選択した場合、[専用線接続ATコマンド(必須)]欄に「ATA」を入力して下さい。
接続速度の設定 へ進んで下さい。
【 接続速度の設定 】
[追加ATコマンド(オプション)]欄に必要に応じて接続速度の設定ATコマンドを入力して下さい。
[内蔵モデム
33.6Kbpsモード]を選択すると以下の設定が自動的に行われます。
(相手モデムに応じて V.32/9600〜V.32bis/14400bps〜V.34/最大接続速度33600bps
の範囲で接続するように設定されます。)
「AT+MS=11,1,9600,33600」コマンドが自動的に設定されます。 |
通信規格 |
: V.34 |
接続自動モード |
: 使用する |
接続時の最低速度 |
: 9600bps |
接続時の最高速度 |
: 33600bps |
例えば以下のような場合、接続速度の設定ATコマンドを設定することにより、より安定した通信が行えるようになることがあります。
- 相手のモデムがV.32bis(最大接続速度14400bps)の場合
- 相手のモデムがV.34モデムであっても33600bps接続に対応していない場合
(28800bps接続までの場合)
以下の画面例では「AT+MS=11,1,21600,28800」コマンドを設定しています。
(21600〜28800bpsで接続されます。)


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[追加ATコマンド(オプション)]欄に設定したコマンドは内蔵モデムがダイヤル動作を行う直前に設定されます。
[内蔵モデム
33.6Kbpsモード]の標準設定コマンド「AT+MS=11,1,9600,33600」よりも[追加ATコマンド(オプション)]欄に設定したコマンドが優先されます。
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接続時の最低速度及び最高速度はそれぞれ使用する回線状況・品質に応じて最適な範囲を設定して下さい。
例1)接続時の最低速度:21600bps、最高速度:28800bps
(21600〜28800bpsで接続されます。)
AT+MS=11,1,21600,28800
例2)接続時の最低速度:28800bps、最高速度:33600bps
(28800〜33600bpsで接続されます。)
AT+MS=11,1,28800,33600
例3)通信規格をV.32bis/最大接続速度14400bps
(4800〜14400bpsで接続されます。)
AT+MS=10 |
内蔵モデムのATコマンドについては NetGenesis
Plus 内蔵モデムのATコマンドとリザルトコード
を参照して下さい。 |
アナログ専用線の設定が終わりましたら[接続動作の設定]のタブをクリックして下さい。
第8章 専用線IP接続の設定
へ進んで下さい。
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