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車両検知システム(VDS)で交通状況を把握するには?ミリ波レーダーによる計測とデータ活用

車両検知システム(VDS)で交通状況を把握するには?ミリ波レーダーによる計測とデータ活用

 一般道路や高速道路の交通状況を把握するには、通過する車両の台数だけでなく、速度や混雑の状況を捉えることが重要です。
マイクロリサーチが提供する車両検知システム(VDS:Vehicle Detection System)は、全天候対応のミリ波レーダーで車両を検知し、交通量・車速・車両密度・車種区分などの情報を取得します。
 本コラムでは、VDSで測定できる項目と、取得したデータを交通監視に活用する仕組みを紹介します。

目次

道路の交通状況を把握するために、何を測定するか

 道路の交通監視では、車両が通過した台数を知るだけでなく、どのような状態で走行しているかを把握する必要があります。例えば、同じ台数が通過していても、車両が円滑に流れている場合と、速度が低下して車両が集中している場合では、道路の状況は異なります。

そのため、測定項目は、把握したい交通状況に合わせて選ぶことが大切です。交通量の変化を知りたい場合は通過台数、走行速度の変化を知りたい場合は車速、測定範囲内の車両の集中状況を知りたい場合は車両密度が手掛かりになります。車種区分は、どのような車両が道路を利用しているかを把握するための情報です。

VDSの導入では、まず対象とする道路や車線と、把握したい状況を整理します。そのうえで必要な測定項目を決めることで、取得するデータと道路管理の目的を結び付けられます。

 

VDSで取得できる交通量・車速・車両密度・車種区分

 マイクロリサーチのVDSは、全天候対応のミリ波レーダーで走行車両を検知し、交通状況を把握するためのデータを取得します。測定対象は最大4レーンで、車線ごとの交通流量や車速などを測定できます。

交通量は、一定の時間内に測定地点を通過した車両の台数です。車線ごとの通過台数を把握することで、交通流の違いや変化を確認するための情報になります。一方、車速は走行中の車両の速度を示し、通常走行や低速走行などの状態を把握する手掛かりになります。

車両密度は、測定範囲内にどれだけの車両が存在するかを示す情報です。一定時間に通過した台数を表す交通量とは異なり、その範囲に車両が集中している状況を捉えます。車速と合わせて見ることで、交通の流れが遅くなっている状況を把握するために役立ちます。

また、車両サイズの測定と車種区分に対応しています。車種は、自動二輪車・軽自動車・普通自動車・大型自動車(トラック・バス)などの区分で扱います。交通量に車種の情報を加えることで、通過台数だけでは分からない道路利用の状況を把握できます。

マイクロリサーチでは、お客様のニーズに応じたトラフィック統計も提供しています。導入時には、必要な測定項目と、どのような区分・集計でデータを利用したいかを整理することが大切です。

雨・雪・霧・夜間の交通監視にミリ波レーダーを活用する

 交通状況を継続して把握するには、晴天時だけでなく、雨・雪・霧で視界が悪くなる場面や、夜間の監視も考える必要があります。マイクロリサーチが提供する全天候対応ミリ波レーダーは、こうした環境下でも車両の走行状態を検知し、交通情報を収集するために利用できます。

VDSでは、車速や車両密度などのデータを取得することで、目視で状況を確認しにくい場面でも、道路の走行状態を数値で把握する手掛かりが得られます。天候や明るさが変わる道路で、交通監視を続けるための手段となります。

導入に当たっては、全天候対応という特徴に加え、どの場所から、どの車線・範囲を測定したいかを整理することが大切です。設置候補場所と対象道路の位置関係、車線数、必要な測定項目を確認し、現場に合う機器構成や設置条件を相談してください。

VDSに使用するレーダー

測定データをLTEで送り、交通状況の把握につなげる

 VDSで取得したデータを道路管理に使うには、道路側で測定するだけでなく、管理側へ届け、目的に応じて処理する仕組みが必要です。マイクロリサーチでは、ミリ波レーダーとLTEルーター等を組み合わせ、測定データを上位のサーバーへ送る構成に対応しています。

基本的な流れは、レーダーで車両の走行状態を測定し、通信機器を通じてデータをサーバーへ送り、収集した情報を処理して交通状況の把握に利用するものです。車速や車両密度などの情報は、管理センターで通常走行・低速走行・停止・渋滞発生といった状態を把握するための手掛かりになります。

また、車線ごとの交通流量や車種区分などを基に、お客様のニーズに応じたトラフィック統計を提供しています。収集した情報は、交通情報としての提供にも活用できます。ただし、レーダーでデータを取得する機能と、そのデータを希望する統計や表示に変える仕組みは、分けて考える必要があります。

例えば、既存の管理システムへデータを送りたい場合は、接続先が受け取る情報や通信条件の確認が必要です。交通情報板などへ情報を提供したい場合も、測定データをどのような情報に整理し、どこへ渡すかを決めます。

導入時には、測定機器の選定と合わせて、利用したいデータ、送信先、必要な集計や情報提供の方法を整理してください。マイクロリサーチへ相談する際にこれらを共有することで、目的に合う通信機器やデータ連携の構成を具体化できます。

VDSの導入相談で整理したい道路条件とデータの用途

 VDSは、全天候対応のミリ波レーダーで交通量・車速・車両密度・車種区分などを取得し、道路の交通状況を把握するためのシステムです。導入では、測定したい情報と、そのデータを道路管理にどう使うかを合わせて整理することが大切です。

相談時には、対象が一般道路か高速道路か、測定する車線数、設置候補場所、電源や通信環境をお知らせください。あわせて、必要な測定項目、希望する統計、データの送信先、既存システムや交通情報板との連携希望を共有いただくと、構成を具体的に確認できます。

マイクロリサーチでは、VDSと通信機器を組み合わせた構成についてご相談を承ります。交通状況の把握からデータの活用まで、現場の条件と運用目的をお聞かせください。

▼製品の詳細についてはこちら

全天候対応 ミリ波レーダー

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