第3章 NWG設定サーバーのインストールと起動方法


本章では、NetGenesisの各設定をWWWブラウザで行うために必要な、NWG設定サーバーのインストール方法と起動方法、設定画面(WWWブラウザ)の起動方法等について説明します。


 3-1 WWWブラウザ設定の概要と注意・確認事項
 → NetGenesis WWWブラウザ設定の概要と、NWG設定サーバーをインストールするにあたっての注意・確認事項について説明します。
必ず参照して下さい。

 3-2 Windowsへのインストールと起動方法
 → Windows 95/98/Me/NT4.0/2000の場合はこちらを参照して下さい。

 3-3 MacOSへのインストールと起動方法
 → MacOS 7.6.1〜9.1の場合はこちらを参照して下さい。
  ※ MacOS X について
NWG設定サーバーはMacOS X では動作しませんので、NetGenesisの設定を行うことはできません。
(NWG設定サーバーはMacOS 7.6.1〜9.1 で動作します。)
ただし、TCP/IPの設定を行うことにより、NetGenesisを経由してインターネットへ接続することは可能です。
MacOS X をお使いの方は、2-4 MacOSの設定 及び 2-5 ソフトウェアの設定 を参照してTCP/IPとWWWブラウザの設定を行って下さい。
(NWG設定サーバーのインストールやNetGenesisの設定はMacOS 9.1を起動して行うか、LAN内の別のパソコンで行う等して下さい。)

 3-4 UNIXへのインストールと起動方法
 → Linux等、UNIX系オペレーティングシステムの場合はこちらを参照して下さい。

 3-5 NWG設定サーバーの起動オプションについて
 → NWG設定サーバーの起動オプション(ポート番号の変更等)について説明します。
必要に応じて参照して下さい。

 3-6 NWG設定サーバーのアンインストールについて
 → NWG設定サーバーのアンインストール方法について説明します。
必要に応じて参照して下さい。




NWG設定サーバーのインストールと起動が完了しましたら、第4章 NetGenesisの基本設定 へ進んで下さい。


3-1 WWWブラウザ設定の概要と注意・確認事項


NetGenesis WWWブラウザ設定の概要と、注意・確認事項について説明します。

以下の内容を必ず参照して下さい。

WWWブラウザ設定の概要
WWWブラウザ設定を行うにあたっての注意・確認事項
NWG設定サーバーをインストールするパソコンの台数について
(2台目以降のパソコンの設定について)

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NetGenesis WWWブラウザ設定の概要、注意・確認事項を参照しましたら、使用しているオペレーティングシステムに応じて、以下へ進んで下さい。

3-2 Windowsへのインストールと起動方法
 → Windows 95/98/Me/NT4.0/2000の場合はこちらを参照して下さい。

3-3 MacOSへのインストールと起動方法
 → MacOS 7.6.1〜9.1の場合はこちらを参照して下さい。
  ※ MacOS X について
NWG設定サーバーはMacOS X では動作しませんので、NetGenesisの設定を行うことはできません。
(NWG設定サーバーはMacOS 7.6.1〜9.1 で動作します。)
ただし、TCP/IPの設定を行うことにより、NetGenesisを経由してインターネットへ接続することは可能です。
MacOS X をお使いの方は、2-4 MacOSの設定 及び 2-5 ソフトウェアの設定 を参照してTCP/IPとWWWブラウザの設定を行って下さい。
(NWG設定サーバーのインストールやNetGenesisの設定はMacOS 9.1を起動して行うか、LAN内の別のパソコンで行う等して下さい。)

3-4 UNIXへのインストールと起動方法
 → Linux等、UNIX系オペレーティングシステムの場合はこちらを参照して下さい。



  WWWブラウザ設定の概要

NetGenesisのWWWブラウザ設定の概要について説明します。

WWWブラウザ設定は以下の構成となっています。

  NWG設定サーバー
NetGenesisの各設定の読み書きや、手動接続、手動切断等の制御を行うプログラムです。

  NetGenesis WWWブラウザ設定画面
WWWブラウザで表示されるNetGenesisの設定画面です。


NetGenesisのWWWブラウザ設定は、以下のように動作します。

NWG設定サーバーを起動
WWWブラウザを起動
WWWブラウザで設定サーバーを
起動したパソコンのIPアドレスを指定
NetGenesisの設定画面が開く
NetGenesisの各設定を行う
NetGenesisの設定の更新を行う
NWG設定サーバーが
NetGenesisに設定内容を書き込む
NWG設定サーバーについて
NWG設定サーバーはJava言語にて作成されています。
Java言語は米国Sun Microsystems社が開発したプログラミング言語で、さまざまなオペレーティングシステム上で動作します。


全体の動作を図で表すと、以下の2通りになります。

  動作図1
NWG設定サーバーとWWWブラウザを、同じパソコンで動作させる場合。


  動作図2
NWG設定サーバーとWWWブラウザを、それぞれ別のパソコンで動作させる場合。


NWG設定サーバーとWWWブラウザを起動するパソコンで、それぞれのオペレーティングシステムが異なっていても問題ありません。
例えば、NWG設定サーバーを起動するパソコンがWindows、WWWブラウザを起動するパソコンがMacintosh、といったことも可能です。


WWWブラウザ設定を行うにあたっての注意・確認事項 へ進んで下さい。

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  WWWブラウザ設定を行うにあたっての注意・確認事項

NWG設定サーバーをインストールする、あるいは運用するにあたっての確認・注意事項について説明します。

以下の全ての項目について、確認・注意して下さい。

  CD-ROMドライブについて
NWG設定サーバーのインストールを行うためには、CD-ROMドライブが必要です。
ノートパソコン等、CD-ROMドライブが外付けタイプのパソコンを使用している場合、あらかじめパソコンにCD-ROMドライブを接続して下さい。
  ハードディスクの空き容量について
NWG設定サーバーのインストールを行うためには、30MB以上の空き容量のあるハードディスクが必要です。
  WWWブラウザのバージョンについて
WWWブラウザでNetGenesisの設定を行うためには、以下のバージョンのWWWブラウザが必要です。
  Internet Explorer 4以降
 
Netscape Communicator 4以降
  ※Internet Explorer 5以降を推奨します。
  NetGenesisの設定を行う際の注意
複数台のパソコンから、同時にNetGenesisの設定を更新しないようにして下さい。
(NetGenesisの動作不良の原因となります。)
NWG設定サーバーを複数台のパソコンにインストールする場合、以下のように運用して下さい。
  NetGenesisの設定は1台のパソコンから管理者等が行うようにする。
  他のパソコンからは回線の手動接続、手動切断、接続先の切り替え等、NetGenesisの制御のみを行うようにする。(NetGenesisの設定は行わない。)
以下の図は、NWG設定サーバーを複数台のパソコンにインストールする例です。
 ※ NWG設定サーバーをインストールするパソコンの台数について(2台目以降のパソコンの設定について) を参考にして下さい。
 ※ NetGenesisの設定を行うにあたって
NetGenesisの設定は、NetGenesis内部のフラッシュROMに書き込まれます。
よって、LAN内の各パソコンでNetGenesisの設定を行う必要はありません。
LAN内の1台のパソコンからNetGenesisの設定を1度だけ行えば、各パソコンで共用することができます。
 イメージ図
  LAN内でWWWサーバーを運用する場合の注意
WWWサーバーを運用しているパソコン上で、NWG設定サーバーを起動することはできません。(NetGenesis 設定サーバーは、初期状態でポート番号80を使用します。)
WWWサーバーを運用しているパソコン上でNWG設定サーバーを起動する場合、いったんWWWサーバーを停止する(例えばWindowsの場合、Internet Information Server や Personal Web Server 等を停止する)か、NWG設定サーバーが使用するポート番号を変更して下さい。
NWG設定サーバーが使用するポート番号を変更する場合は 3-5 NWG設定サーバーの起動オプションについて を参照して下さい。
  NetGenesisに接続するモデム/TAの設定について
NetGenesisに接続するモデム/TAの設定を行う際、Windows 95/98/NT4.0用のinfファイル(設定ファイル、セットアップファイル)が必要となりますので、あらかじめご用意下さい。
 ※1: 以下の一覧に記載されているモデム/TAについては、Windows 95/98/NT4.0用のinfファイルは不要です。(NetGenesis WWWブラウザ設定に工場出荷値として標準登録されています。)
ただし、MP接続(128Kbps接続)や専用線接続を行う場合、infファイルが必要です。
メーカー名 機種名
マイクロ総合研究所 MDS128TA (PPP64K、MP128K)
マイクロ総合研究所 MR560/V56 SERIES
AIWA TM-AD1283/ED1283 (PPP64K)
NEC AtermITシリーズ (PPP64K)
NTT INS-Mate V30Tower (PPP64K)
NTT-ME MN128/MN128mini (PPP64K)
OMRON MT128S-DR(W)/(V)/(S) (PPP64K)
 注意 上記の各機種については、弊社が独自に動作確認を行ったものです。各メーカーがNetGenesisでの動作を保証するものではありませんので、ご注意下さい。(マイクロ総合研究所の機種を除く。)
 ※2: infファイルはNetGenesisの設定を行うパソコンがWindows以外のパソコン(MacOS、UNIX等)であっても必要となります。
(NetGenesisは、infファイルに記載されているATコマンドの設定を使用します。)
 ※3: infファイルはほとんどの場合、モデム/TAに付属のフロッピーディスク、またはCD-ROMに収録されています。詳しくはモデム/TAのマニュアルを参照して下さい。
(紛失された場合、モデム/TAのメーカーのホームページ等から入手して下さい。)
 ※4: TAについてはWindows 2000専用のinfファイル(設定ファイル、セットアップファイル)を使用することも可能です。
 ※5: MacOS用のCCLファイルは使用できません。
 ※6: USBポート搭載のTAをお使いの場合は、必ずUSBケーブルを外して下さい。
TAの機種によっては、USBケーブルを接続していると、シリアルポートが使用できない場合があります。(詳しくはTAのマニュアルを参照して下さい。)
  パソコンの自動電源遮断機能(パワーマネージメント機能)について
パソコンを長時間何も操作せずに放置した場合、パソコンの自動電源遮断機能(パワーマネージメント機能の1つ)により、自動的にパソコンの電源がOFFになる場合があります。
そのパソコンでNWG設定サーバーを起動していた場合、NWG設定サーバーが終了してしまいますので注意して下さい。
NWG設定サーバーを起動するパソコンでは、パソコンの自動電源遮断機能を使用しないことを推奨します。
パソコンのパワーマネージメント機能の詳細(設定変更方法等)については、パソコンのマニュアル等を参照して下さい。

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  NWG設定サーバーをインストールするパソコンの台数について
(2台目以降のパソコンの設定について)


NetGenesisに複数台のパソコンを接続する場合の、NWG設定サーバーのインストール例や運用例、2台目以降のパソコンの設定について説明します。

  NetGenesisの設定を行うにあたって
NetGenesisの設定は、NetGenesis内部のフラッシュROMに書き込まれます。
よって、LAN内の各パソコンでNetGenesisの設定を行う必要はありません。
LAN内の1台のパソコンからNetGenesisの設定を1度だけ行えば、各パソコンで共用することができます。
 イメージ図
LAN内の各パソコンで必須となるのは、TCP/IP設定とWWWブラウザやメールソフトウェア等の設定です。


以降の各方法例は、NetGenesisの「自動接続機能」を「有効」に設定するか、「無効」に設定するかによって異なってきます。

  NetGenesisの「自動接続機能」とは?
パソコンでインターネットを利用するソフトウェア(WWWブラウザやメールソフトウェア等)を操作することにより、自動的に回線接続を行う機能です。
(工場出荷値:自動接続機能・無効)
機能イメージ
(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)


  使用方法例1
    ISPへダイヤルアップIP接続を行う。
    パソコンの台数は3台。
    NetGenesisの設定はパソコン1で行う。
    各パソコンからの回線接続・切断については、NetGenesisの「自動接続・切断機能」を使用。(NetGenesisを「自動接続機能・有効」に設定。)
  NWG設定サーバー
(+ NWG統合ツール)

必要な設定

パソコン1 インストールする。
 ・ TCP/IPの設定。
 ・ ソフトウェア(WWWブラウザやメールソフトウェア等)の設定。
 ・ NetGenesisの設定。
(NetGenesisに設定を書き込む。)
パソコン2 インストールしない。
 ・ TCP/IPの設定。
 ・ ソフトウェア(WWWブラウザやメールソフトウェア等)の設定。
パソコン3 インストールしない。
 ・ TCP/IPの設定。
 ・ ソフトウェア(WWWブラウザやメールソフトウェア等)の設定。


  使用方法例2
    ISPへダイヤルアップIP接続を行う。
    パソコンの台数は3台。
    NetGenesisの設定はパソコン1で行う。
    各パソコンからの回線接続・切断については、NWG統合ツールを使用する。
(各パソコンから手動接続・切断を行う。NetGenesisを「自動接続機能・無効」に設定。)
 ※ NWG統合ツールはNWG設定サーバーと同時にインストールされます。
NWG統合ツールの詳細については、NWG統合ツール ユーザーズマニュアル を参照して下さい。(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)
  NWG設定サーバー
(+ NWG統合ツール)

必要な設定

パソコン1 インストールする。
 ・ TCP/IPの設定。
 ・ ソフトウェア(WWWブラウザやメールソフトウェア等)の設定。
 ・ NetGenesisの設定。
(NetGenesisに設定を書き込む。)
パソコン2 インストールする。
 ・ TCP/IPの設定。
 ・ ソフトウェア(WWWブラウザやメールソフトウェア等)の設定。
  NetGenesisの設定は行わない。(NWG統合ツールによる回線の手動接続・切断のみを行う。)
パソコン3 インストールする。
 ・ TCP/IPの設定。
 ・ ソフトウェア(WWWブラウザやメールソフトウェア等)の設定。
  NetGenesisの設定は行わない。(NWG統合ツールによる回線の手動接続・切断のみを行う。)


  使用方法例3
    ISPへダイヤルアップIP接続を行う。
    パソコンの台数は3台。
    パソコン1はサーバーパソコンで、NWG設定サーバーが常時起動している。
    NetGenesisの設定変更は、パソコン1〜3のどこからでも行う可能性がある。(主にNetGenesisの設定を行うのはパソコン1。)
    各パソコンからの回線接続・切断については、NetGenesisの「自動接続・切断機能」を使用。
(NetGenesisを「自動接続機能・有効」に設定。)
  NWG設定サーバー
(+ NWG統合ツール)

必要な設定

パソコン1
(※1)
インストールする。
 ・ TCP/IPの設定。
 ・ ソフトウェア(WWWブラウザやメールソフトウェア等)の設定。
 ・ NetGenesisの設定。
(NetGenesisに設定を書き込む。)

(※2)

パソコン2 インストールしない。
 ・ TCP/IPの設定。
 ・ ソフトウェア(WWWブラウザやメールソフトウェア等)の設定。
 ・ 必要に応じてNetGenesisの設定変更。

(※2)

パソコン3 インストールしない。
 ・ TCP/IPの設定。
 ・ ソフトウェア(WWWブラウザやメールソフトウェア等)の設定。
 ・ 必要に応じてNetGenesisの設定変更。

(※2)

 ※1: パソコンのIPアドレスを固定に設定して下さい。
(DHCPサーバーからは取得しないようにして下さい。)
 ※2: 複数のパソコンから同時にNetGenesisの設定を行わないようにして下さい。
(NetGenesisの動作不良の原因となります。)

NetGenesisの設定を行う際の注意 へ戻る

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使用しているオペレーティングシステムに応じて、以下へ進んで下さい。

  3-2 Windowsへのインストールと起動方法
  → Windows 95/98/Me/NT4.0/2000の場合はこちらを参照して下さい。

  3-3 MacOSへのインストールと起動方法
  → MacOS 7.6.1〜9.1の場合はこちらを参照して下さい。
  ※ MacOS X について
NWG設定サーバーはMacOS X では動作しませんので、NetGenesisの設定を行うことはできません。
(NWG設定サーバーはMacOS 7.6.1〜9.1 で動作します。)
ただし、TCP/IPの設定を行うことにより、NetGenesisを経由してインターネットへ接続することは可能です。
MacOS X をお使いの方は、2-4 MacOSの設定 及び 2-5 ソフトウェアの設定 を参照してTCP/IPとWWWブラウザの設定を行って下さい。
(NWG設定サーバーのインストールやNetGenesisの設定はMacOS 9.1を起動して行うか、LAN内の別のパソコンで行う等して下さい。)

  3-4 UNIXへのインストールと起動方法
  → Linux等、UNIX系オペレーティングシステムの場合はこちらを参照して下さい。