2-6 ネットワーク構成例


NetGenesisを導入するにあたってのネットワーク構成例(各パソコンのIPアドレス等の設定例)について説明します。


  2-6-1 初めてLANを構築する例
(NetGenesisのDHCPサーバーを使用する例)
NetGenesisのDHCPサーバー(LANポート)を使用して、LAN内の各パソコンへ(プライベート)IPアドレス等を自動的に付与する例です。
初めてLANを構築する場合にお勧めの構成例です。

  2-6-2 IPアドレスを指定する例
パソコンにIPアドレスを指定(固定)する例です。
LAN内のパソコンでWWWサーバーを運用する場合や、ネットワーク対戦ゲームを行う場合等、IPアドレスを指定しなければならない場合に参考にして下さい。
NetGenesisのDHCPサーバーを使用する場合・使用しない場合の2通りについて説明します。

  2-6-3 LAN内にDNSサーバーが存在する例
LAN内にNetGenesis以外のDNSサーバー(Windows 2000 Server等)が存在する例です。
NetGenesisのDHCPサーバーを使用する場合・使用しない場合の2通りについて説明します。




2-6-1 初めてLANを構築する例
(NetGenesisのDHCPサーバーを使用する例)


初めてLANを構築する例について説明します。

この場合、NetGenesisのDHCPサーバーを使用すると良いでしょう。

初めてLANを構築する場合や、ネットワークについてあまり詳しくない方は、まずはこの構成例で使用すると良いでしょう。

DHCPサーバーを使用することにより、LAN内の各パソコンのTCP/IP設定が容易になります。(「IPアドレスを自動的に取得」や「DHCPサーバーを参照」に設定するだけで完了となります。)

複数のパソコンを設定する際の手間や設定ミスを減らすことができます。

NetGenesisは「DHCPサーバーを使用する」が工場出荷値です。

NetGenesisの設定、各パソコンの設定は以下のようになります。



  NetGenesisの設定
  

設定内容

LANポートIPアドレス 192.168.0.1(工場出荷値・変更する必要無し)
DHCPサーバー
使用する(工場出荷値・変更する必要無し)
DHCPサーバーの工場出荷値については こちら を参照して下さい。(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)

  各パソコン(パソコン1〜3)のTCP/IP設定
   

設定内容

IPアドレス
Windows 95/98/Me
 → 「IPアドレスを自動的に取得」
Windows NT4.0
 → 「DHCPサーバーからIPアドレスを取得する」
Windows 2000
 → 「IPアドレスを自動的に取得する」
「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」
MacOS
 → 「DHCPサーバーを参照」

  NetGenesisのDHCPサーバーから自動取得する内容
 ・IPアドレス 192.168.0.2〜192.168.0.33の中の1つ。
 ・サブネットマスク 255.255.255.0
 ・ゲートウェイ 192.168.0.1
 ・DNSサーバー 192.168.0.1
サブネットマスク
ゲートウェイ
(デフォルトゲートウェイ)
(ルータアドレス)
DNSサーバー
(ネームサーバー)

  Windows 95/98/MeのTCP/IP設定画面例
 ※ 「ゲートウェイ」や「DNS設定」には、何も設定しないで下さい。
  MacOSのTCP/IP設定画面例

  NetGenesisの設定を行うにあたって
NetGenesisの設定は、NetGenesis内部のフラッシュROMに書き込まれます。
よって、LAN内の各パソコンでNetGenesisの設定を行う必要はありません。
LAN内の1台のパソコンからNetGenesisの設定を1度だけ行えば、各パソコンで共用することができます。
 イメージ図
LAN内の各パソコンで必須となるのは、TCP/IP設定とWWWブラウザやメールソフトウェア等の設定です。

  回線の接続と切断について
LAN内の各パソコンから回線の接続、切断を行えるようにしたい場合、各パソコンにNWG設定サーバー(+ NWG統合ツール)をインストールして下さい。
 ※ NetGenesisの設定は、前項「NetGenesisの設定について」にあります通り、各パソコンから行う必要ありません。
NetGenesisの設定完了後、各パソコンからはNWG統合ツールを使用する等して、回線の手動接続・切断を行うようにして下さい。

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