IoTの普及により、4G/LTEルーターやIoTゲートウェイ、各種センサーなどのネットワーク機器を遠隔地へ設置するケースが増えています。しかし、導入台数や設置拠点が増えるほど課題となるのが「デバイス管理」です。
通信機器の状態確認や障害対応を現地訪問に頼った運用では、管理コストや保守負担が増加します。そのため近年では、クラウドを活用した遠隔監視・デバイス管理の重要性が高まっています。
本コラムでは、クラウド型デバイス管理サービス「MRL-IDM」の特長と導入メリットについて解説します。
目次
なぜ今、クラウドによるデバイス管理が求められているのか
IoT機器の増加により管理負荷が高まっている
工場設備、監視カメラ、デジタルサイネージ、自動販売機、コインパーキング、農業ICTシステムなど、多くの現場でIoT機器が活用されています。
しかし、拠点数や設置台数が増加すると、以下のような課題が発生します。
●機器の稼働状況を把握しづらい
●通信障害の発見が遅れる
●設定変更のたびに現地作業が必要になる
●保守担当者の負担が増大する
●管理コストが膨らむ
こうした課題を解決する方法として注目されているのが、クラウド型のデバイス管理サービスです。
遠隔監視による予防保全が重要になっている
従来の運用では、通信障害や機器故障が発生してから対応するケースが一般的でした。
しかし現在は、障害発生後の対応ではなく、異常の予兆を検知して未然に対処する「予防保全型運用」が求められています。
遠隔監視システムを導入することで、通信状態や機器状態を常時把握できるため、トラブルの早期発見と迅速な対応が可能になります。
クラウド型デバイス管理サービス「MRL-IDM」とは
MRL-IDMは、マイクロリサーチ製IoTゲートウェイやブロードバンドルーターをクラウド上で一元管理できるデバイス管理サービスです。
インターネット経由で遠隔地のデバイスと接続し、監視・通知・設定変更・ファームウェア更新などを行うことができます。
複数拠点に設置された機器を一つの管理画面で管理できるため、IoTシステム運用の効率化に貢献します。

MRL-IDMを活用したクラウド管理のメリット
デバイスの状態をリアルタイムで把握できる
管理画面から各デバイスの稼働状況や通信状態を確認できます。
遠隔地に設置された機器でも、現地へ行くことなく状態確認が可能です。
保守コストを削減できる
従来は現地でしか確認できなかった障害情報や通信状態をクラウド上で把握できるため、不要な現地訪問を削減できます。
結果として、移動時間や人件費などの運用コスト削減につながります。
複数拠点を一元管理できる
店舗、工場、駐車場、農地など、全国各地に設置されたデバイスを一括管理できます。
拠点ごとの管理負荷を軽減し、効率的な運用体制を構築できます。
障害発生時の対応を迅速化できる
異常検知時に管理者へ通知できるため、トラブル発生から対応開始までの時間を短縮できます。
サービス停止時間の最小化や機会損失の防止にもつながります。
MRL-IDMの主な機能と特長

死活監視機能
デバイスから送信される死活監視パケットを監視し、一定時間受信できない場合は異常として検知します。
ステータス監視機能
LTE通信状態や電波強度などの情報を収集し、機器の状態を継続的に監視します。
通信品質の低下や異常の兆候を早期に発見できます。
アラート通知機能
監視条件に応じて、メールや各種チャットツールへアラートを通知できます。
運用担当者は異常を即座に把握し、迅速な対応が可能になります。
リモート設定機能
遠隔地のデバイス設定をクラウド経由で変更できます。
設定変更のためだけに現地へ訪問する必要がなくなります。
※デバイスのWAN側のIPアドレスがグローバルIPアドレスである必要があります。
ファームウェア更新機能
デバイスのファームウェアを自動で更新できます。
セキュリティ対策や機能改善を効率的に実施できます。
MRL-IDMが活躍する導入シーン
工場設備の遠隔監視
通信状態やデバイスの稼働状況を監視し、設備停止リスクを低減します。
農業ICTシステム
農場に設置されたデバイスを遠隔管理し、安定したデータ収集を実現します。
防犯カメラ・監視システム
通信障害を早期に検知し、監視システムの信頼性向上に貢献します。
無人店舗・コインパーキング
現地スタッフが常駐しない環境でも、デバイスを効率的に管理できます。
▼MRL-IDMの詳細については以下をご参照下さい。
マイクロリサーチ デバイス管理サービス MRL-IDM