第11章 回線の接続/切断
回線の接続/切断方法について説明します。

使用するNetGenesisの接続機能(接続回線)に応じて以下を参照して下さい。

11-1 一般公衆回線/INSネット64
該当するNetGenesisの接続機能は以下の通りです。
  • ISP・端末型ダイヤルアップIP接続
  • RASクライアントIP接続
  • RASサーバーIP接続
  • ISP・LAN型ダイヤルアップIP接続
  • LAN型ダイヤルアップIP接続
11-2 専用線
該当するNetGenesisの接続機能は以下の通りです。
  • ISP・専用線IP接続
  • 専用線IP接続

11-1 一般公衆回線/INSネット64

一般公衆回線/INSネット64を使用する場合の回線の接続/切断方法について説明します。

接続を行う前に各パソコン等の接続及び設定が完了していることを確認して下さい。

 

 [手動接続]、[手動切断]ボタンについて

セットアップユーティリティーの[手動接続]、[手動切断]ボタンは回線状況に応じて変化します。

  • 回線未接続の状態
    [手動接続]ボタンが浮き出た状態です。




  • 回線接続の状態
    [手動切断]ボタンが浮き出た状態です。

NetGenesisの自動接続機能を有効にしている場合、実際の回線状況と[手動接続]、[手動切断]ボタンが連動しないことがあります。
その場合はセットアップユーティリティーで回線状況を知りたいNetGenesisをクリックして下さい。

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11-1-1 接続方法
回線の接続方法について説明します。

使用するNetGenesisの接続機能に応じて以下を参照して下さい。

  • ISP・端末型ダイヤルアップIP接続
  • RASクライアントIP接続
  • ISP・LAN型ダイヤルアップIP接続(発信時)
  • LAN型ダイヤルアップIP接続(発信時)
    NetGenesisから発信する場合 を参照して下さい。

  • RASサーバーIP接続
  • ISP・LAN型ダイヤルアップIP接続(着信時)
  • LAN型ダイヤルアップIP接続(着信時)
    NetGenesisが着信する場合 を参照して下さい。

 NetGenesisから発信する場合

NetGenesisから発信する場合、NetGenesisの自動接続機能を使用するか・しないかにより接続方法が異なります。


 自動接続機能・有効

NetGenesisに接続されているパソコンでインターネットを利用するアプリケーションソフトウェア(WWWブラウザや電子メールソフトウェア等)を起動すると自動的に接続を行います。

以下はISP・端末型ダイヤルアップIP接続の例です。

[自動接続機能・有効]に設定する場合、定期的にインターネットへデータを送るアプリケーションソフトウェアは使用しないで下さい。意図しないときにダイヤルアップIP接続をしてしまう原因となります。
その都度、電話料金がかかりますので、くれぐれも注意して下さい。
2-5-3 注意事項 を参考にして下さい。
「ping」と「NetBIOS」の発行では自動的に接続を行いません。
ただし、「ping」の発行に名前解決が伴う場合、自動的に接続が行われることもあります。
例1) ping 111.111.111.111 接続を行いません。
例2) ping www.mrl.co.jp   接続を行います。

インターネットを利用するアプリケーションソフトウェア(WWWブラウザや電子メールソフトウェア等)を起動した際、以下のような画面(Windowsのダイヤルアップ接続画面)が表示された場合、NetGenesisを使用するために必要なWWWブラウザ等の設定が行われていません。

上記のような画面が表示された場合は 2-5 ソフトウェアの設定 を参照して下さい。

接続に失敗した場合、NetGenesisのSYSLOG機能を使用することにより、原因を調べることができます。詳しくは 9-5 SYSLOGの設定 を参照して下さい。

 

ISP・端末型ダイヤルアップIP接続を使用する場合
RASクライアントIP接続を使用する場合
  • 複数のISP(最大3ヶ所)、RASクライアント(1ヶ所)を登録した場合(ProxyDNS機能/マルチアカウント機能を使用する場合)は 11-1-2 接続先の切り替え方法 へ進んで下さい。

  • ISP、RASクライアントを1ヶ所のみ登録した場合は 11-1-3 切断方法 へ進んで下さい。
ISP・LAN型ダイヤルアップIP接続を使用する場合
LAN型ダイヤルアップIP接続を使用する場合
NetGenesisが着信する場合 へ進んで下さい。

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 自動接続機能・無効(手動接続のみ使用)

セットアップユーティリティーの[手動接続]ボタンによる接続のみが有効です。

接続を行う場合は使用するポートの[手動接続]ボタンをクリックして下さい。
以下の画面はNetGenesis Dualでシリアルポート1を使用する例です。

[手動接続]ボタンをクリックすると以下の画面が表示されます。

接続が完了すると以下の画面が表示されます。
ISP・端末型ダイヤルアップIP接続の例です。

接続に失敗した場合は以下の画面が表示されます。

この場合、原因として以下が考えられます。

  • アカウント(ユーザー名、パスワード)が間違っている。
    (半角大文字・小文字等)

  • アクセスポイント(電話番号)が間違っている。

  • モデム/TAの設定が間違っている。

  • ケーブル(LAN及びシリアルケーブル)が抜けている。

  • モデム/TAに異常が発生した。
    モデム/TAの電源を一度OFFにした後、再度ONにして下さい。

  • NetGenesisに異常が発生した。
    NetGenesisの電源を一度OFFにした後、再度ONにして下さい。
接続に失敗した場合、NetGenesisのSYSLOG機能を使用することにより、原因を調べることができます。詳しくは 9-5 SYSLOGの設定 を参照して下さい。

 

接続が完了した後、インターネットを利用するアプリケーションソフトウェア(WWWブラウザや電子メールソフトウェア等)を起動して下さい。

インターネットを利用するアプリケーションソフトウェア(WWWブラウザや電子メールソフトウェア等)を起動した際、以下のような画面(Windowsのダイヤルアップ接続画面)が表示された場合、NetGenesisを使用するために必要なWWWブラウザ等の設定が行われていません。

上記のような画面が表示された場合は 2-5 ソフトウェアの設定 を参照して下さい。

 

ISP・端末型ダイヤルアップIP接続を使用する場合
RASクライアントIP接続を使用する場合
  • 複数のISP(最大3ヶ所)、RASクライアント(1ヶ所)を登録した場合(ProxyDNS機能/マルチアカウント機能を使用する場合)は 11-1-2 接続先の切り替え方法 へ進んで下さい。

  • ISP、RASクライアントを1ヶ所のみ登録した場合は 11-1-3 切断方法 へ進んで下さい。
ISP・LAN型ダイヤルアップIP接続を使用する場合
LAN型ダイヤルアップIP接続を使用する場合
NetGenesisが着信する場合 へ進んで下さい。

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 NetGenesisが着信する場合

使用する接続機能がRASサーバーIP接続、ISP・LAN型ダイヤルアップIP接続、LAN型ダイヤルアップIP接続の場合、NetGenesisの設定を保存(更新)した時点から着信待ちの状態になります。

RASクライアント、ISP等の接続相手からの接続要求に応じて自動的に回線を接続します。

接続に失敗した場合、NetGenesisのSYSLOG機能を使用することにより、原因を調べることができます。詳しくは 9-5 SYSLOGの設定 を参照して下さい。

11-1-3 切断方法 へ進んで下さい。

11-1-1 接続方法の先頭へ戻る

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11-1-2 接続先の切り替え方法
ISP・端末型ダイヤルアップIP接続、RASクライアントIP接続を使用していて、複数のISP(最大3ヶ所)とRASクライアント(1ヶ所)を登録している場合の接続先の切り替え方法について説明します。

シリアルポートの[接続設定/切替]欄右端の[▼]をクリックすると登録した接続先が表示されますので、切り替える接続先を選択して下さい。

ここで表示される名称はISP・端末型ダイヤルアップIP接続の設定画面の[接続先 ISP 名称]、RASクライアントIP接続の設定画面の[接続先 名称]で入力した名称です。

回線接続中は切り替えできません。

11-1-3 切断方法 へ進んで下さい。

4-4/5-6 デフォルト・ダイヤルアウトの設定 から本項目へ進んできた場合は 4-5/5-7 自動接続/切断タイマーの設定 へ進んで下さい。

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11-1-3 切断方法
回線の切断方法について説明します。

回線の切断方法には以下の3通りがあります。


 手動切断(強制切断)

手動切断(強制切断)はセットアップユーティリティーの[手動切断]ボタンによって回線を切断する方法です。

回線切断を行うポートの[手動切断]ボタンをクリックして下さい。
以下の画面はNetGenesis Dualでシリアルポート1を使用する例です。

[手動切断]ボタンをクリックすると以下の画面が表示されます。
回線を切断する場合は[はい]ボタンをクリックして下さい。

切断が完了すると以下の画面が表示されます。

他のパソコンが通信中であっても回線を切断しますので注意して下さい。

 

切断に失敗した場合は以下の画面が表示されます。

この場合はシリアルポートに接続されているモデム/TAの電源をOFFにして下さい。

NetGenesis Plusの内蔵モデムを使用している場合はNetGenesis Plusの電源をいったんOFFにして下さい。

切断に失敗した原因として以下が考えられます。

  • モデム/TAに異常が発生した。

  • モデム/TAのCD信号の設定が「CD信号常時ON」の状態になっている。
    3-8-1 外付けモデム/TAの設定の 追加ATコマンド(オプション)の設定 を参照して下さい。

  • NetGenesisに異常が発生した。

  • ケーブル(LAN及びシリアルケーブル)が抜けている。
切断に失敗した場合、NetGenesisのSYSLOG機能を使用することにより、原因を調べることができます。詳しくは 9-5 SYSLOGの設定 を参照して下さい。

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11-1-3 切断方法の先頭へ戻る

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 無通信タイマーによる自動切断

[自動接続・切断タイマーの設定]画面の[無通信自動切断]の設定値により自動的に回線を切断します。

詳しくは 4-4 自動接続/切断タイマーの設定の [無通信自動切断]の設定 を参照して下さい。

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11-1-3 切断方法の先頭へ戻る

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 無切断時間指定による自動切断

[自動接続・切断タイマーの設定]画面の[無切断時間を指定する]に設定した時間となった時点で自動的に回線を切断します。

詳しくは 4-4 自動接続/切断タイマーの設定の [無切断時間を指定する]の設定 を参照して下さい。

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11-1-3 切断方法の先頭へ戻る

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11-2 専用線

専用線(ISDN専用線、アナログ専用線)を使用する場合の回線の接続/切断方法について説明します。

接続を行う前に各パソコン等の接続及び設定が完了していることを確認して下さい。


11-2-1 接続方法
使用する接続機能がISP・専用線IP接続、専用線IP接続の場合、NetGenesisの設定を保存(更新)した時点で自動的に接続を開始します。

接続に失敗した場合、NetGenesisのSYSLOG機能を使用することにより、原因を調べることができます。詳しくは 9-5 SYSLOGの設定 を参照して下さい。

アナログ専用線を使用する場合、発信側と着信側を正しく設定しないと接続できませんので注意して下さい。
  • 外付け型モデムを使用する場合
    3-8-1 外付けモデム/TAの設定の アナログ専用線の設定 を参照して下さい。

  • NetGenesis Plusの内蔵モデムを使用する場合
    3-8-2 NetGenesis Plus 内蔵モデムの設定の アナログ専用線の設定 を参照して下さい。

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11-2-2 切断方法
基本的には回線を切断することはできません。

モデム/TAのメンテナンスや交換等で回線を切断したい場合、モデム/TAの電源をOFFにして下さい。

NetGenesis Plusの内蔵モデムを使用している場合は、NetGenesis Plusの電源をOFFにして下さい。

再度接続する際は モデム/TA → NetGenesis の順番に電源をONにして下さい。

NetGenesis Plusの内蔵モデムを使用している場合は、NetGenesis Plusの電源をONにして下さい。

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