9-5 SYSLOGの設定
SYSLOGの設定について説明します。

SYSLOGとはシステムで発生したイベントや情報等をシステムのメッセージとして記録する機能です。
例えば、ISPと接続できないとき等のトラブルの原因追求や、ISPとの接続速度を知りたい時等に役立ちます。

ネットワークを介したシステムメッセージは一般的にUDPのポート514を使用して送受信されます。


 NetGenesisにおけるSYSLOGの位置付けについて

NetGenesisは以下の目的でSYSLOGを使用します。

  • シリアルポートに接続したモデム/TAとのATコマンドの送受信シーケンスの確認
  • PPP接続シーケンスの確認
  • ISPから割り当てられたグローバルIPアドレスの確認
  • 接続要因/切断要因の確認
  • 接続時間/切断時間/通信時間の確認
  • その他

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 SYSLOGの設定方法と表示方法

SYSLOGの設定方法と表示方法について説明します。


 設定方法

SYSLOGを使用する場合は以下の手順で設定を行って下さい。

  1. セットアップユーティリティーの[LANポートの設定]画面で[SYSLOG]ボタンをクリックして下さい。




  2. [SYSLOG機能を有効にする]にチェックを入れて下さい。




  3. [ホストIPアドレス]にはSYSLOGを受け取るパソコンのIPアドレスを入力します。
    既存のLAN環境に応じて以下のように設定して下さい。
    • SYSLOGを特定のパソコンで受け取る場合
      SYSLOGを受け取るパソコンのIPアドレスを入力して下さい。
      入力するIPアドレスはNetGenesis本体のIPアドレスと同一ネットワーク内のIPアドレスにして下さい。(NetGenesis本体のIPアドレスが工場出荷値の場合、IPアドレス「192.168.0.2〜192.168.0.254」の範囲内。)



      SYSLOGを受け取るパソコンのIPアドレスを指定する場合、DHCPサーバーから割り当てられないIPアドレスを指定して下さい。
      DHCPサーバーから割り当てられるIPアドレスを指定した場合、LAN内のパソコンの起動順番によりIPアドレスが変わりますので特定のパソコンを指定することができません。

      LAN内の全てのパソコンのIPアドレスをDHCPサーバーから取得している場合は次項の「SYSLOGをLAN内の各パソコンへ同報配信する場合」を参照して下さい。

       

    • SYSLOGをLAN内の各パソコンへ同報配信する場合
      「255.255.255.255」を入力して下さい。
      NetGenesisが接続されている同一LAN内()に同報配信されます。
      SYSLOG情報表示プログラムを使用することによりLAN内の複数のパソコンでSYSLOGの同時受信が可能になります。

      LAN内の全てのパソコンのIPアドレスをDHCPサーバーから取得している場合や、使用しているパソコンのIPアドレスがわからない場合、この設定を行うと良いでしょう。



      NetGenesisと同一セグメントのLANにのみSYSLOGが同報配信されます。NetGenesis本体のIPアドレスが工場出荷値の場合、IPアドレス「192.168.0.1〜192.168.0.254」へ同報配信されます。
  4. [メッセージタイプ]欄の中から送出するSYSLOGのメッセージタイプを選択して下さい。
    どのメッセージタイプを送出すれば良いかわからない場合は[LOG_WARING]、[LOG_NOTICE]、[LOG_INFO]の3つをチェックして下さい。
    (他の4つについては現在未対応です。今後、順次対応予定です。)



    [ファシリティーコード]は[LOG_USER]固定です。

    [LOG_DEBUG]は選択できません。

     

  5. [OK]ボタンをクリックして下さい。

SYSLOGの表示方法については 表示方法 を参照して下さい。

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 表示方法

SYSLOGを表示する場合、セットアップユーティリティーで[SYSLOG表示]ボタンをクリックして下さい。

同一LAN内に複数のNetGenesisが設置されている場合、一覧の中からSYSLOGを表示させたいNetGenesisを選択して[SYSLOG表示]ボタンをクリックして下さい。

以下のように[SYSLOG MONITOR]プログラムが起動します。

NetGenesisでダイヤルアップ等のイベントが発生すると上記画面にメッセージが表示されます。

セットアップユーティリティー以外のSYSLOG表示プログラム(フリーソフトウェア、シェアウェア等)を使用することも可能です。
他のSYSLOG表示プログラムが同時に動作していた場合、正しくSYSLOG情報が表示されないことがあります。
他のSYSLOG表示プログラムと同時に実行しないで下さい。
SYSLOGを参照するソフトウェア(例えばSYSLOGを表示しなくても、ファイルに記録するソフトウェアやSYSLOGを監視するソフトウェア)が動作している場合、正しくSYSLOG情報が表示されないことがありますので注意して下さい。
  • SYSLOGの送出フォーマット(表示される内容)については 送出フォーマット を参照して下さい。

  • 実際のSYSLOG表示画面例については SYSLOG表示画面例 を参照して下さい。

 

 【 補足情報 】

SYSLOG表示は通常、セットアップユーティリティー(NWGset.exe、NWGcom.dll)と共にインストールされた外部プログラム(SLOGmon.exe)によって行われます。

ただし、この外部プログラム(SLOGmon.exe)がセットアップユーティリティーと同一フォルダに無い場合、セットアップユーティリティーの簡易版SYSLOG表示画面となります。

この場合は表示の形式が若干異なります。

なお、この外部プログラム(SLOGmon.exe)は単体でも動作します。
単体起動の方法は、コマンドラインで -i <NetGenesis-IP-Address> をオプションとして指定して下さい。

例えば、IPアドレス「192.168.0.1」のNetGenesisのSYSLOGを表示させる場合は

 SLOGmon.exe -i 192.168.0.1

をコマンドプロンプトから実行、またはショートカット等に登録します。

 

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 送出フォーマット

NetGenesisが送出するSYSLOGメッセージは、1つのメッセージが「:」記号によって3カラム以上に分割されています。


 1カラム目

1カラム目に出力される文字列は以下のいずれかです。

SYS NetGenesisのシステムに関連したメッセージであることを示します。
S01( NetGenesisのシリアルポート1に関連したメッセージであることを示します。
S02( NetGenesisのシリアルポート2に関連したメッセージであることを示します。
NetGenesis Plusの場合、S01(シリアルポート1)がモデムポートに、S02(シリアルポート2)がシリアルポートに該当します。

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 2カラム目

2カラム目に出力される文字列は以下のいずれかです。

--> 3カラム目はNetGenesisがシリアルポートに出力した文字列を示します。
<-- 3カラム目はNetGenesisがシリアルポートから受信した文字列を示します。
PPP 3カラム目はPPP関係のメッセージであることを示します。
TIM NetGenesisのカウンタ(時計)が調整されたことを示します。調整された時間が3カラム目に示されます。
NTP 3カラム目はSNTP関連のメッセージであることを示します。
DNS 3カラム目はDNS関連のメッセージであることを示します。
EMS 3カラム目は電子メール共有機能関連のメッセージであることを示します。
(空欄) 3カラム目は上記以外のメッセージであることを示します。

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 3カラム目

3カラム目以降に出力される文字列は1カラム目、2カラム目の内容により変化します。


 【 S0x:(空欄):で出力されるメッセージ 】

 シリアルポート(回線の接続/切断等)に関連するメッセージです。

  • [CONNECT REQ] ICMP(TYPE=xxx) frame received, yyy -> zzz.
    ICMPフレーム受信による回線接続シーケンスが始まったことを示します。
    xxxはICMPのタイプを、yyyはソースIPアドレスを、zzzはディストネーションIPアドレスをそれぞれ十進数で出力します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • [CONNECT REQ] TCP frame received, www(xxx) -> yyy(zzz).
    TCPフレーム受信による回線接続シーケンスが始まったことを示します。
    wwwはソースIPアドレス、xxxはソースポート番号、yyyはディストネーションIPアドレス、zzzはディストネーションポート番号をそれぞれ十進数で出力します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • [CONNECT REQ] UDP frame received, www(xxx) -> yyy(zzz).
    UDPフレーム受信による回線接続シーケンスが始まったことを示します。
    wwwはソースIPアドレス、xxxはソースポート番号、yyyはディストネーションIPアドレス、zzzはディストネーションポート番号をそれぞれ十進数で出力します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • [CONNECT REQ] Other protocol(xxx) frame received, yyy -> zzz.
    IPヘッダ中のプロトコルフィールドがICMP、TCP、UDP以外のパケット受信による回線接続シーケンスが始まったことを示します。
    xxxはプロトコル番号、yyyはソースIPアドレス、zzzはディストネーションIPアドレスをそれぞれ十進数で出力します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • [CONNECT REQ] Manual connect request received.
    NetGenesisセットアップユーティリティーの[手動接続]ボタンが押されたことによって回線接続シーケンスが始まったことを示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • [DISCONNECT REQ] Non activity timer expired.
    無通信タイマーが満了したことによって回線切断シーケンスが始まったことを示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • [DISCONNECT REQ] Disconnect time period ended.
    無切断時間の終了に達したことによって回線切断シーケンスが始まったことを示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • [DISCONNECT REQ] Manual disconnect request received.
    NetGenesisセットアップユーティリティーの[手動切断]ボタンが押されたことによって回線切断シーケンスが始まったことを示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • Connect successfully.(xx:xx:xx)
    回線が接続されたことを示します。
    xx:xx:xxは、回線が接続されたときの時間を示します。
    xx:xx:xxの表示が 「--:--:--」の場合はNetGenesisの時計が設定されていないことを示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • Disconnect successfully, duration xx:xx:xx.(yy:yy:yy)
    回線が相手から切断されたとき、回線接続に失敗したとき、または回線切断シーケンスが完了したときに出力され、yy:yy:yyがそのときの時間を示します。
    yy:yy:yyの表示が「--:--:--」の場合はNetGenesisの時計が設定されていないことを示します。
    また、xx:xx:xxは、回線が接続されてから切断された時までの経過時間を示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • IP Masquerade session table full.
    NetGenesisはIPマスカレードモードにおいて最大256セッションをサポートします。
    このセッションを管理するテーブル数が最大値(256)に達したことを示します。
    メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  • RAS Server configuration, My IP=xxx.xxx.xxx.xxx Peer IP=yyy.yyy.yyy.yyy
    [サーバーIPアドレス]及び[クライアントIPアドレス]に設定したIPアドレスが他のネットワーク機器と重複していないこと、もしくは「IPアドレス割り当てにDHCPを使う」に設定してDHCP用IPプールからIPアドレスが取得できたことを示します。
    xxx.xxx.xxx.xxxは[サーバーIPアドレス]を、yyy.yyy.yyy.yyyは[クライアントIPアドレス]を示します。
    このメッセージはRASサーバーを使用するように設定した時に「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出され、正常にRASサーバーが構成されたことを示します。

  • RAS Client configuration, My IP=xxx.xxx.xxx.xxx
    [RASクライアント・IPアドレス]を[RASクライアントから指定]に設定した場合、そのIPアドレスが他のネットワーク機器と重複していないことを示します。
    xxx.xxx.xxx.xxxは「クライアントIPアドレス」を示します。
    このメッセージはRASクライアントを使用するように設定した時に「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出され、正常にRASクライアントが構成されたことを示します。

  • RAS Server has been disabled, IP Address failure.
    RASサーバー設定において[サーバーIPアドレス]または[クライアントIPアドレス]に設定したIPアドレスが他のネットワーク機器と重複していることを、もしくは[IPアドレス割り当てにDHCPを使う]に設定した場合でDHCP用IPプールからIPアドレスが取得できなかったことを示します。
    このメッセージはRASサーバーを使用するように設定した時に送出される可能性があり、「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  • RAS Client has been disabled, IP Address failure.
    [RASクライアント・IPアドレス]を[RASクライアントから指定]に設定した場合、指定したIPアドレスが他のネットワーク機器と重複していることを示します。
    このメッセージはRASクライアントを使用するように設定した時に送出される可能性があり、「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  • RAS Client and Server has been disabled, IP Address failure.
    [RAS Server has been disabled, IP Address failure.]と
    [RAS Client has been disabled, IP Address failure.]の2つの問題が同時に発生した場合、このメッセージが送出されます。
    このメッセージはRASクライアント及びRASサーバーを同時に使用するように設定されたときに送出される可能性があり、「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  • Connect successfully, User x. (yy:yy:yy)
    回線がRASサーバ接続されたことを示します。
    xは接続したユーザのサーバー登録番号(設定登録されている順番)を示し、yy:yy:yyは、回線が接続された時の時間を示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • Connection site switched. (xxx)
    接続先ISP(RASクライアント含む)が切り替わったことを示します。
    xxxが切り替わった接続先を示し、以下の文字列のいずれかになります。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

    (ISP 1)  ISP登録1で設定したISPが現在の接続対象になったことを示します。
    (ISP 2) ISP登録2で設定したISPが現在の接続対象になったことを示します。
    (ISP 3) ISP登録3で設定したISPが現在の接続対象になったことを示します。
    (RAS 1) RASクライアントで設定した接続先が現在の接続対象になったことを示します。

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 【 S0x:PPP:で出力されるメッセージ 】

 PPP接続(認証等)に関連するメッセージです。

  • Open start.
    NetGenesisがPPPの接続ネゴシエーションを開始したことを示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます

  • Close start.
    NetGenesisがPPPの切断ネゴシエーションを開始したことを示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • LCP UP.
    PPPのLCPフェーズがアップしたことを示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • LCP DOWN.
    PPPのLCPフェーズがダウンしたことを示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • PAP UP.
    PPPのPAP認証フェーズがアップしたことを示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • PAP DOWN.
    PPPのPAP認証フェーズがダウンしたことを示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • CBCP UP.
    PPPのCBCPフェーズがアップしたことを示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • CBCP DOWN.
    PPPのCBCPフェーズがダウンしたことを示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • CHAP UP.
    PPPのCHAP認証フェーズがアップしたことを示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • CHAP DOWN.
    PPPのCHAP認証フェーズがダウンしたことを示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • IPCP UP. My IP=xxx.xxx.xxx.xxx Peer IP=yyy.yyy.yyy.yyy
    PPPのIPCPフェーズがアップしたことを示します。
    また、xxx.xxx.xxx.xxxはそのときに決定したNetGenesis側のIPアドレスを示し、yyy.yyy.yyy.yyyは相手側のIPアドレスを示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

    グローバルIPアドレスの確認方法
    NetGenesisはPPPでネゴシエーションしたときに割り当てられた(割り当てた)IPアドレスをSYSLOGのメッセージとして出力します。
    よって、ISPダイヤルアップIP接続の時などにISPから割り当てられたグローバルIPアドレスを確認することが可能です。
    PPPでネゴシエーションしたときに割り当てられたIPアドレスのメッセージは以下の通りです。

    S0x:PPP: IPCP UP. My IP=yyy.yyy.yyy.yyy, Peer IP=zzz.zzz.zzz.zzz

    yyy.yyy.yyy.yyyがISPから割り当てられたIPアドレスとなります。
    zzz.zzz.zzz.zzzはISP側のIPアドレスです。
    xは1〜2で、NetGenesisのシリアルポート番号を示します。


  • IPCP DOWN.
    PPPのIPCPフェーズがダウンしたことを示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

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 【 SYS:TIM:で出力されるメッセージ 】

 カウンタ(時計)に関連するメッセージです。

  • Adjust time.(xx:xx:xx)
    NetGenesisのカウンタ(時計)が調整されたことを示します。
    このメッセージはNetGenesisのセットアップユーティリティーを起動したとき、または[再検索]ボタンが押され[NetGenesisの設定」画面で[更新]または[キャンセル]ボタンが押されたときに表示されます。
    また、xx:xx:xxは、調整後の時間を示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

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 【 SYS:DNS:で出力されるメッセージ 】

 ProxyDNS機能に関連するメッセージです。

  • Name server address established.(xxx.xxx.xxx.xxx)
    NetGenesisが名前解決するために必要なDNSアドレスが正常に設定されたことを示します。
    また、設定されたDNSアドレスをxxx.xxx.xxx.xxxで示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • Name server address changed.(xxx.xxx.xxx.xxx)
    接続先ISP変更(RASクライアント含む)によりNetGenesisが使用するDNS情報が変更されたことを示します。
    また、変更されたDNSアドレスをxxx.xxx.xxx.xxxで示します。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • Could not resolved, Incorrect response. (Server failure)
    指定したDNSサーバで名前解決に失敗したことを示します。
    メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  • Could not resolved, Incorrect response. (Name error)
    NetGenesisが要求した問い合わせ対象の名前が指定したDNSサーバに存在しないことを示します。
    メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  • Could not resolved, Incorrect response. (Not Implemented)
    指定したDNSサーバが再帰要求問い合わせをサポートしていないことを示します。
    メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  • Could not resolved, Incorrect response. (Refused)
    指定したDNSサーバが名前解決要求を拒絶したことを示します。
    メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

  • Could not resolved, Incorrect response. (Bad Domain name)
    指定したDNSサーバーが問い合わせに対して「指定されたドメイン名が存在しない」という応答を返してきたことを示します。NetGenesisの設定の中で、ホスト名を指定すべきところに不完全なホスト名を指定した場合等に表示されます。
    メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

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 【 SYS:EMS:で出力されるメッセージ 】

 電子メール共有機能に関連するメッセージです。

  • Disabled.
    電子メール共有機能が無効であるにも関わらず、NetGenesisへのPOP3アクセスがあった場合に送出されます。
    メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • Login waiting.
    NetGenesisのPOP3に同時ログインがあり、アクセスを待たせている場合に送出されます。
    メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで送出されます。

  • Account/Password is incorrect.
    NetGenesisのPOP3に不正なログインがあった場合に送出されます。
    このメッセージはアカウント、もしくはパスワードが間違っている場合に送出されます。
    メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで送出されます。

  • Server not found.
    NetGenesisに設定されたPOP3サーバーの名前解決ができなかった場合に送出されます。
    メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで送出されます。

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【 SYS:NTP:で出力されるメッセージ 】

 SNTPクライアント機能に関連するメッセージです。

  • Adjust time.(xx:xx:xx)
    NetGenesisがSNTPサーバーから時刻情報を取得できたことを示します。
    また、SNTPサーバーから取得した時刻情報をxx:xx:xxで示します。
    メッセージは、「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

  • Could not synchronized, server not ready.
    SNTPサーバーの準備がまだ完了していない為、NetGenesisが時刻情報を取得できない
    でいることを示します。
    メッセージは、「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

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 SYSLOG表示画面例


 ISP・端末型ダイヤルアップIP接続の接続成功例

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 ISP・端末型ダイヤルアップIP接続の接続失敗例

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