第4章 SYSLOG


SYSLOGの表示手順と設定等について説明します。

制限事項: NWG統合ツールでSYSLOGを長時間表示し続けた場合、途中から表示されなくなることがあります。(オペレーティングシステム側のメモリ管理方法等に依存します。)

以下の各項目を参照して下さい。

 4-1 SYSLOGモニタの起動手順と終了手順
 4-2 SYSLOGをファイルに記録する手順
 4-3 SYSLOGの詳細設定
 4-4 SYSLOGの表示例


SYSLOGを表示するにあたっての注意と確認
  SYSLOGを表示させるためには、あらかじめNetGenesisのSYSLOG機能を有効にする必要があります。
NetGenesisのSYSLOGの設定については、NetGenesis WWWブラウザ設定対応版 ユーザーズマニュアルの中の 10-6 SYSLOGの設定 を参照して下さい。(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。) 
  ISP等と接続できない原因を調べる場合等は、以下の手順を参考にして行って下さい。

NWG設定サーバーを起動する。

WWWブラウザを起動する。
(アドレス入力欄に「127.0.0.1」を入力する。)

「NetGenesis WWW設定」画面が表示される。

[詳細設定]→「LANポート設定」欄の[動作設定]
→[SYSLOG]の順番にクリックする。

NetGenesisのSYSLOGの設定を行う。
(「LANポートの設定」の中の「SYSLOG」の設定を行う。)

NetGenesisの設定を更新する。

NWG設定サーバーを終了する。

NWG統合ツールを起動する。
(起動後、「Syslog」ボタンをクリック。)

SYSLOG表示ウィンドウが開く。
(タイトルバーにNetGenesisのLANポートIPアドレスが表示される。)
SYSLOGの詳細設定を行う。

NWG統合ツール(起動画面)で
[シリアルn接続]ボタンをクリックする。

SYSLOG表示ウィンドウにSYSLOGメッセージが表示される。
(NetGenesisとモデム/TA間のやりとり、ISPとの認証作業等。)

回線接続に失敗する。

表示されたSYSLOG情報を元に、接続できない原因を調べる。

回線接続の作業(接続に失敗した)を行った後にSYSLOGを起動した場合、SYSLOGには必要な情報が表示されませんので、注意して下さい。


4-1 SYSLOGモニタの起動手順と終了手順


SYSLOGモニタの起動手順と終了手順を説明します。

制限事項: NWG統合ツールでSYSLOGを長時間表示し続けた場合、途中から表示されなくなることがあります。(オペレーティングシステム側のメモリ管理方法等に依存します。)

以下の各項目を参照して下さい。

 起動手順
 終了手順



 

起動手順

NWG統合ツールの起動画面でNetGenesisを選択して、[Syslog]ボタンをクリックして下さい。

SYSLOGモニタの画面が開きます。







 

終了手順

SYSLOGの[ファイル]メニューから[終了]を選択して下さい。



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4-2 SYSLOGをファイルに記録する手順


SYSLOG情報をファイルとして保存したい場合、以下の手順で操作して下さい。
  1. [ファイル]→[ログ]と順番にクリックして下さい。

    Windowsの場合


    MacOSの場合



  2. ファイルを保存するための画面が表示されます。

    保存するフォルダは、必要に応じて変更して下さい。

    ログファイル名に、任意の名前を入力して[保存]ボタンをクリック下さい。

      Windowsの場合


      MacOSの場合

「保存」をクリックした時点から(ログファイル名の指定が完了した時点から)、SYSLOGモニタに表示された情報が、ログファイルに記録されます。

(この作業を行う前にSYSLOGに表示されたSYSLOGは記録されません。)

※1: 記録したSYSLOGを見る場合は、必ずSYSLOGを終了して下さい。
SYSLOG画面を開いたまま記録したSYSLOGを見ることはできません。
※2: SYSLOGを記録している間は、NWG統合ツールを終了しないで下さい。 
NWG統合ツールを終了してしまうと、SYSLOGは記録されません。

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4-3 SYSLOGの詳細設定


SYSLOGの詳細設定について説明します。
(Windowsを例に説明します。)
  1. SYSLOG画面で[設定]→[詳細設定]と順番にクリックして下さい。




  2. SYSLOGの詳細設定画面が開きます。

    表示させるSYSLOGのメッセージタイプにチェックを入れて下さい。



    「LOG_DEBUG」にチェックを入れても、NetGenesisはメッセージタイプ「LOG_DEBUG」を送出しません。
    ただし、同一LAN内にメッセージタイプ「LOG_DEBUG」を送出する機器(NetGenesis以外のルータなど)がある場合は、その機器のLOG_DEBUGメッセージが表示されますので、注意して下さい。


  3. [OK]ボタンをクリックして下さい。


備 考
〜 NetGenesisのSYSLOGの設定とSYSLOG表示ウィンドウの詳細設定について 〜
NetGenesisのSYSLOGの設定(メッセージタイプ)と、SYSLOG表示ウィンドウの詳細設定は連動しません。
以下の例を参考にして下さい。

 例1) NetGenesisのSYSLOG設定   SYSLOG表示ウィンドウの詳細設定
  
SYSLOG表示ウィンドウには「LOG_INFO」のメッセージタイプのSYSLOGメッセージのみが表示されます。
NetGenesisに設定した「LOG_WARNING」、「LOG_NOTICE」のSYSLOGメッセージは、SYSLOG表示ウィンドウに表示されません。

 例2) NetGenesisのSYSLOG設定 SYSLOG表示ウィンドウの詳細設定
  
SYSLOG表示ウィンドウには「LOG_INFO」のメッセージタイプのSYSLOGメッセージのみが表示されます。
SYSLOG表示ウィンドウの詳細設定で「LOG_WARNING」、「LOG_NOTICE」にチェックを入れても、NetGenesisの設定の「LOG_WARNING」、「LOG_NOTICE」にチェックが入っていないためです。

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4-4 SYSLOGの表示例


SYSLOGの表示例を、ダイヤルアップIP接続(ISP・端末型)を例に説明します。

以下の各項目を参照して下さい。

  ダイアルアップIP接続の成功例
  ダイアルアップIP接続の失敗例

表示されるSYSLOG情報の詳細については、NetGenesis WWWブラウザ設定対応版 ユーザーズマニュアルの中の「10-6 SYSLOGの設定」を参照して下さい。(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。) 



 

ダイヤルアップIP接続の接続成功例


※以下の画面はモデムを使用した場合の例です。



NWG統合ツールで[シリアル1接続]ボタンがクリックされた。
モデム/TAがISPへダイヤルを開始した。
(ATDコマンドが発行された。)
ISPとの回線接続が完了した。
(モデム/TAから「CONNECT」が返ってきた。)※1
ISPとのユーザー認証(ユーザー名、パスワードの確認)が開始され、正しく認証が完了した。(CHAP UP)※2
ISPから割り当てられたIPアドレス(グローバルIPアドレス)が表示された。
ISPのIPアドレスが表示された。
ISPとの接続が完了した。
(インターネットへ接続可能。)

※1: 使用するモデム/TAによっては、単に「CONNECT」のみが返ってきたり、数字が返ってくることがあります。(各メーカーのモデム/TAのinfファイルの内容に依存します。)
※2: 接続するISPによっては「PAP UP」と表示される場合があります。

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ダイヤルアップIP接続の接続失敗例


 ※以下の画面はモデムを使用した場合の例です。



最初の「AT」で止まってしまった場合、以下を確認して下さい。
  NetGenesis背面のシリアルポート(S1、S2端子)とモデム/TAが正しく接続されていますか?
  NetGenesisとモデム/TAを接続しているシリアルケーブルは、モデム/TAに付属していたケーブルを使用していますか?
  USBポート搭載のTAをお使いの場合は、必ずUSBケーブルを外して下さい。
TAの機種によっては、USBケーブルを接続していると、シリアルポートが使用できない場合があります。(詳しくはTAのマニュアルを参照して下さい。)
  NetGenesisに接続したモデム/TAの電源は入っていますか?
  通信速度の設定は合っていますか? 
NetGenesis WWWブラウザ設定対応版 ユーザーズマニュアルの中の 4-8-4 通信速度の設定 を参照して下さい。
(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)
モデム/TAがISPへダイヤルを開始した。
(ATDコマンドが発行された。)
「CONNECT」が返ってこない場合、表示された文字列に合わせて以下を確認して下さい。
  「NO CARRIER」と返ってきた。
 →
 ・ ISPのアクセスポイントが間違っていませんか?
NetGenesis WWWブラウザ設定対応版 ユーザーズマニュアルの中の 5-2 アカウントとアクセスポイントの設定 を参照して下さい。
(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)
 ・ TAを使用している場合、通信モード(非同期接続、同期64K接続)は合っていますか?
NetGenesis WWWブラウザ設定対応版 ユーザーズマニュアルの中の 4-8-1 アナログ回線/INSネット64回線の設定 を参照して下さい。
(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)
 ・ NetGenesisとモデム/TAを接続しているシリアルケーブルは、モデム/TAに付属していたケーブルを使用していますか?
  「BUSY」と返ってきた。
 →
 ・ ISPのアクセスポイントが話中です。
(アクセスポイントを間違えた場合も、「BUSY」と表示されることがあります。)
 ・ モデムを使用している場合、回線の種類は合っていますか?
NetGenesis WWWブラウザ設定対応版 ユーザーズマニュアルの中の 4-8-1 アナログ回線/INSネット64回線の設定 を参照して下さい。
(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)
  「NO DIALTONE」と返ってきた。
 → モデム/TAに電話回線(モジュラーケーブル)が正しく接続されていますか?
「Open start」が表示されない場合、以下を確認して下さい。
  モデム/TAの設定は「通信中にCD(キャリア)信号がONになる」ようになっていますか?
NetGenesis WWWブラウザ設定対応版 ユーザーズマニュアルの中の「4-8-1 アナログ回線/INSネット64回線の設定、追加ATコマンド(オプション)の設定」の中の 備考1 〜 CD信号の設定について 〜  を参照して下さい。
(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)
  TAを使用している場合、通信モード(非同期接続、同期64K接続)は合っていますか?
NetGenesis WWWブラウザ設定対応版 ユーザーズマニュアルの中の 4-8-1 アナログ回線/INSネット64回線の設定 を参照して下さい。
(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)
  NetGenesisとモデム/TAを接続しているシリアルケーブルは、モデム/TAに付属していたケーブルを使用していますか?
「CHAP DOWN」や「PAP DOWN」と表示された場合、以下を確認して下さい。
  ユーザー名やパスワードに誤りがあります。
(半角大文字、小文字の間違い等。)
NetGenesis WWWブラウザ設定対応版 ユーザーズマニュアルの中の 5-2 アカウントとアクセスポイントの設定 を参照して下さい。
(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)
ISPとの接続に失敗した。

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