8-3
9-1
 ルーティングの設定
 
(LAN型ダイヤルアップIP接続/専用線IP接続共通)


LAN内からNetGenesisへ送られたTCP/IPパケットを、NetGenesisのシリアルポートを通してLAN外へ送るための設定(シリアルポートのルーティング設定)について説明します。

LAN型ダイヤルアップIP接続と専用線IP接続とでは、設定画面のタイトルが異なる以外、設定項目は同じになります。



  専用線IP接続の場合
「専用線IP接続の設定」画面を開くと、ルーティングの設定を行うことができます。
ルーティングの方法について へ進んで下さい。

  LAN型ダイヤルアップIP接続の場合
(「ルーティングの設定」画面を開く)
「LAN型ダイヤルアップIP接続の設定」画面で、
 [ルーティングの設定]
ボタンをクリックして下さい。
「ルーティングの設定」画面が開きます。
 ※ NetGenesis Plusのモデムポート(内蔵モデム)を
使用する場合、
「このモデムポートをデフォルトゲートウェイに設定」
という表記になります。
ルーティングの方法について へ進んで下さい。




  ルーティングの方法について

ルーティングの方法には以下の2種類があります。


  デフォルトゲートウェイに設定する
NetGenesisと異なるネットワークアドレス宛のTCP/IPパケットを、全てシリアルポート宛に送ります。
構成例、設定方法については 8-3-1/9-1-1 デフォルトゲートウェイの設定(LAN型ダイヤルアップIP接続/専用線IP接続共通)を参照して下さい。
 ※ 「ISP・LAN型ダイヤルアップIP接続」、「ISP・専用線IP接続」の場合、そのシリアルポートがデフォルトゲートウェイに設定されます。
なお、NetGenesis Plusのモデムポート(内蔵モデム)を使用する場合、「このモデムポートがデフォルトゲートウェイとなります」という表記になります。

  ルーティングテーブルを設定する
NetGenesisへ送られたTCP/IPパケットを、シリアルポート経由で送るための相手先のネットワークアドレスを設定します。
構成例、設定方法については 8-3-2/9-1-2 ルーティングテーブルの設定(LAN型ダイヤルアップIP接続/専用線IP接続共通)を参照して下さい。


デフォルトゲートウェイとルーティングテーブルを併用することも可能です。その場合、ルーティングテーブルが優先されます。

NetGenesisのRIP機能について
他のルータの中にRIP対応のルータがある場合、NetGenesisのRIP機能を使用することが可能です。
ただし、使用するNetGenesisの接続機能により、シリアルポートへのRIP広告動作が異なります。
  シリアルポート
へのRIP広告
シリアルポート
からのRIP広告

NetGenesis
の接続機能

ダイヤルアップIP接続
(ISP・端末型/RASクライアント)
広告しない 受け付けない
RASサーバーIP接続 広告しない 受け付ける
ISP・LAN型ダイヤルアップIP接続 広告しない 受け付ける
LAN型ダイヤルアップIP接続 広告する 受け付ける
ISP・専用線IP接続 広告しない 受け付ける
専用線IP接続 広告する 受け付ける
NetGenesisのRIP機能の設定については 10-5 RIPの設定 を参照して下さい。

8-3/9-1 ルーティングの設定 へ戻る

LAN型ダイヤルアップIP接続の各設定について(第8章) へ戻る

専用線IP接続の各設定について(第9章) へ戻る



ルーティングの設定が完了しましたら、8-4/9-2 IPアドレス変換(専用線NAT)の設定(LAN型ダイヤルアップIP接続/専用線IP接続共通) へ進んで下さい。