10-3 WANポート情報

WANポート情報について説明します。

WANポート情報では、以下の情報表示・作業を行うことが可能です。
 
   DHCPクライアント機能で取得したIPアドレス等の表示・更新、取得したIPアドレス等の解放・再取得。
   PPPoEクライアント機能で取得したIPアドレス等の表示。
   WANポートに指定(固定)したIPアドレス等の表示(確認)。

以下の内容を参照して下さい。
 10-3-1 WANポート情報の起動方法と終了方法
 10-3-2 WANポート情報画面の説明と表示例

第10章 NWG統合ツール へ戻る

10-3-1 WANポート情報の起動方法と終了方法

WANポート情報の起動方法と終了方法について説明します。

以下の各項目を参照して下さい。
(Windows 98を例に説明します。)
 起動方法
 終了方法
 
  起動方法

NWG統合ツールの起動画面で[WANポート情報]ボタンをクリックして下さい。

「WANポート情報」画面が開きます。
 
(「WANポート情報」画面の中)
(「WANポート情報」画面の中)
(「WANポート情報」画面、表示完了)
 
NetGenesisにパスワードを設定していて、NWG統合ツール起動時の「パスワード入力」をキャンセルした場合、以下のような画面が表示されます。
  (NetGenesisの設定・情報ともにパスワードによって保護されるため、WANポート情報は表示されません。)
 


 
  終了方法

WANポート情報画面右下の[終了]ボタンをクリックして下さい。

   

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10-3-2 WANポート情報画面の説明と表示例

WANポート情報画面の説明と表示例について説明します。

WANポートの設定内容に応じて、以下を参照して下さい。
  DHCPクライアント機能、またはPPPoEクライアント機能を使う場合
  IPアドレスを指定(固定)した場合
 
  DHCPクライアント機能、またはPPPoEクライアント機能を使う場合
 
IPアドレス等の取得成功の場合
IPアドレス等の取得失敗の場合
取得したIPアドレスの解放・再取得
(DHCPクライアント機能使用時のみ)
 
   IPアドレス等の取得成功の場合

以下の画面は「DHCPクライアント機能を使用する」場合の例です。

  WANポートで使用している機能の状況を表示します。
PPPoEクライアント機能を使用している場合、以下のように表示されます。
  NetGenesisのWANポートのMACアドレス(またはWANポートに設定したMACアドレス)が表示されます。
  WANポートのDHCPクライアント機能やPPPoEクライアント機能が、DHCPサーバーやPPPoEサーバー等から取得したIPアドレス等が表示されます。
  PPPoEクライアント機能を使用している場合、以下の情報は表示されません。(PPPoEサーバーは付与しません。)
・サブネットマスク
・デフォルトゲートウェイ
・DHCPサーバー
・ドメイン名
・リース期限
 ※ 「リース期限」が付与されないため、「残時間」も表示されません。
  DNSサーバーのIPアドレスが表示されます。
  「WANポートの設定」画面の中の「ネームサーバーの設定」欄が空欄の場合。
  → DHCPサーバー(またはPPPoEサーバー)から取得したDNSサーバーのIPアドレスが表示されます。
  「WANポートの設定」画面の中の「ネームサーバーの設定」欄にDNSサーバーのIPアドレスを設定した場合。
  → WANポートに設定したDNSサーバーのIPアドレスが表示されます。
  DHCPサーバーから取得したIPアドレスを解放・再取得する際にクリックします。
詳しくは 取得したIPアドレスの解放・再取得(DHCPクライアント機能使用時のみ) を参照して下さい。
  表示内容を更新するときにクリックします。
   IPアドレス等の取得失敗の場合

以下の画面は「DHCPクライアント機能を使用する」場合の例です。
 
  
「WANポートの設定」画面の中の「ネームサーバーの設定」欄にDNSサーバーのIPアドレスを設定した場合、設定したIPアドレスが表示されます。

DHCPサーバーやPPPoEサーバー等から、IPアドレス等の取得に失敗した場合、上記画面のように「IPアドレス」、「サブネットマスク」ともに「0.0.0.0」、他の場所は全て空欄になります。
 
 ※ DHCPクライアント機能使用時に、取得したIPアドレスを解放した場合も、上記画面が表示されます。

この場合、以下の内容を確認して下さい。
 
  NetGenesis導入前にパソコンとケーブルモデム/xDSLモデムを直結していた場合、IPアドレスの解放を行いましたか?
  NetGenesis導入前にパソコンとケーブルモデム/xDSLモデムを直結していた場合、ケーブルモデム/xDSLモデムがパソコン(LANカード)のMACアドレス(物理アドレス)を記憶している場合があります。
  → 1-2 設定を行う前に確認すること を参照して下さい。
 
  NetGenesis導入前に、パソコンとケーブルモデム/xDSLモデムを接続していたツイストペアケーブルを使用していますか?
  (NetGenesisとケーブルモデム/xDSLモデムを接続しているツイストペアケーブルを確認して下さい。)
  → お使いのNetGenesisに応じて、それぞれ以下を参照して下さい。
  1-3-1 NetGenesis SuperOPT50 (1-3 各部の名称と各ケーブルの接続)
  1-3-2 NetGenesis OPT-R (1-3 各部の名称と各ケーブルの接続)
 
  DHCPクライアント機能を使用している場合、契約しているCATV局ISPによっては「ホスト名」(コンピュータ名)の入力を必要とすることがあります。
  → 6-1 DHCPクライアントの設定 を参照して下さい。
 
  PPPoEクライアント機能を使用している場合、設定(「ユーザー名」や「パスワード」等)に誤りがないか確認して下さい。
  → 設定したPPPoEクライアント機能に応じて、それぞれ以下を参照して下さい。
  6-2 PPPoEクライアント・IPアドレス自動取得の設定
  6-3 PPPoEクライアント・IPアドレス固定(1〜16個)の設定
  6-4 PPPoEクライアント・アンナンバード(unnumbered)の設定
 
 ※ NetGenesisの「SYSLOG機能」を使用することにより、原因を調べることができます。
  詳しくは 7-7 SYSLOGの設定 を参照して下さい。
 
  DHCPサーバーやPPPoEサーバー等がメンテナンス中の場合があります。
  → いったんNetGenesisの電源をOFFにし、しばらく経ってからNetGenesisの電源をONにして下さい
  取得したIPアドレスの解放・再取得
(DHCPクライアント機能使用時のみ)

 
  IPアドレスの解放([IP解放]ボタン)

取得したIPアドレスを解放する場合、[IP解放]ボタンをクリックして下さい。

「IPアドレス」、「サブネットマスク」が「0.0.0.0」に、他の場所が全て空欄になると解放完了です。
 

   ※ 「WANポートの設定」画面の中の「ネームサーバーの設定」欄にDNSサーバーのIPアドレスを設定した場合、設定したIPアドレスはそのまま表示され続けます。
  (上記画面の「プライマリDNS」〜「フォースDNS」欄。)
 
  IPアドレスの再取得([IP取得]ボタン)

IPアドレスの再取得を行う場合、[IP取得]ボタンをクリックして下さい。

再取得が完了すると、「IPアドレス」、「サブネットマスク」が「0.0.0.0」以外の値に、他の場所もそれぞれの値が表示されます。
 
 
 ※ 再取得に失敗した場合、以下のエラー画面が表示されます。
  (エラーが表示されるまで、数分かかる場合があります。)
 

 
DHCPサーバーがメンテナンス中の場合があります。
いったんNetGenesisの電源をOFFにし、しばらく経ってからNetGenesisの電源をONにして下さい。


 

  IPアドレスを指定(固定)した場合

  NetGenesisのWANポートのMACアドレス(またはWANポートに設定したMACアドレス)が表示されます。
  WANポートに設定した内容が表示されます。
  表示内容を更新するときにクリックします。
(IPアドレスを指定した場合、変更される項目はありません。)

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