Q. 専用線IP接続できない。

A. 「SYSLOG表示」画面の表示内容を確認して下さい。
 
(「SYSLOG表示」については 19-6.SYSLOG表示 を参照して下さい。)
  SYSLOG表示例1
 〜 モデムポート(S01)/シリアルポート(S02)に関するSYSLOGが何も表示されない 〜
   ※時刻は省略します。
 
 NWG OPT V5.xxx Syslog start.
                                                                                              
  「モデムポートを使用する」または「シリアルポートを使用する」のチェックを入れましたか?
  「モデムポートを使用する」、「シリアルポートを使用する」のチェックボックスについては以下を参照して下さい。
 
10-1.モデムポート設定
10-2.シリアルポート設定
  SYSLOG表示例2
 〜 "Connect successfully" と表示された 〜
   ※時刻は省略します。
 
 NWG OPT V5.xxx Syslog start.
 S01:-->: AT
 S01:<--: OK

 S01:-->: ATE0V1
 S01:<--: OK

 S01:-->: AT
 S01:<--: OK

 S01:-->: ATD
 S01:<--: CONNECT 33600/LAPM/V.42bis

 S01:PPP: Open start.
 S01:PPP: LCP UP.
 S01:PPP: IPCP UP. My IP=0.0.0.0, Peer IP=0.0.0.0
 S01:PPP: PriDNS=0.0.0.0, SecDNS=0.0.0.0
 S01: : Connect successfully.(--:--:--)
                                                                                              
接続は完了しています。
ルーティングの設定が正しく行われているか確認して下さい。
以下の項目を参照して下さい。
  スタティックルーティング設定(送信先IPアドレスによる通信の振り分け)の場合
  14-1.スタティックルーティング設定
  ソースルーティング設定(送信元IPアドレスによる通信の振り分け)の場合
  14-2.ソースルーティング設定
  SYSLOG表示例3
 〜 "NO CARRIER" と表示された 〜
   ※時刻は省略します。
 
 NWG OPT V5.xxx Syslog start.
 S01:-->: AT
 S01:<--: OK

 S01:-->: ATE0V1
 S01:<--: OK

 S01:-->: AT
 S01:<--: OK

 S01:-->: ATD
 S01:<--: NO CARRIER
                                                                                              
  対向側の装置(ルータやモデム等)が応答していません。
  以下の内容を確認して下さい。
 
  発信側、着信側設定が正しく設定されているか確認して下さい。
  発信側、着信側設定は、対向側の装置に合わせて設定して下さい。
10-6.専用線IP接続 を確認して下さい。
 
  専用線接続用ATコマンドが正しく設定されているか確認して下さい。
  10-6.専用線IP接続 を確認して下さい。
 
  対向側の装置と通信規格が合致しているか確認して下さい。
  通信規格が合致していない場合は、追加ATコマンド設定等で対向側の装置と通信規格が合致するように設定して下さい。
 
モデムポート の場合
  AT+MS コマンド(相手モデムとの接続下限・上限速度設定など) を参照し、10-1.モデムポート設定 の追加ATコマンド欄に通信規格を指定するATコマンドを設定して下さい。
 
シリアルポート の場合
  シリアルポートに接続するISDNターミナルアダプタ/アナログモデムのマニュアル等を参照して、通信規格を指定するATコマンドを 10-2.シリアルポート設定 の追加ATコマンド欄に設定して下さい。
 
  専用線の線路長(局までの長さ)が極端に長いと伝送損失が発生し、接続できない場合があります。
  接続速度の上限を下げて接続して下さい。
 
モデムポート の場合
  AT+MS コマンド(相手モデムとの接続下限・上限速度設定など) を参照し、10-1.モデムポート設定 の追加ATコマンド欄に接続速度の上限を下げるATコマンドを設定して下さい。
 
シリアルポート の場合
  シリアルポートに接続するISDNターミナルアダプタ/アナログモデムのマニュアル等を参照して、接続速度の上限を下げるATコマンドを 10-2.シリアルポート設定 の追加ATコマンド欄に設定して下さい。
  SYSLOG表示例4
 〜 "ERROR" と表示された 〜
   ※時刻は省略します。
 
 NWG OPT V5.xxx Syslog start.
 S01:-->: AT
 S01:<--: OK

 S01:-->: ATE0V1
 S01:<--: OK

 S01:-->: AT
 S01:<--: OK

 S01:-->: ATT
 S01:<--: ERROR
                                                                                              
  追加ATコマンド、もしくは専用線接続用ATコマンドの設定に誤りがあります。
  「シリアルポート設定」、「内蔵モデム設定」内の「追加ATコマンドの設定」が正しく設定されているか確認して下さい。
 
10-1.モデムポート設定
10-2.シリアルポート設定
  「専用線接続用ATコマンド」が正しく設定されているか確認して下さい。
  10-6.専用線IP接続 を確認して下さい。
  SYSLOG表示例8
 〜 "AT" で停止する 〜
   ※時刻は省略します。
 
 NWG OPT V5.xxx Syslog start.
 S01:-->: AT
                                                                                              
  アナログモデム/ISDNターミナルアダプタが応答していません。
  以下の内容を確認して下さい。
 
  モデムポート を利用している場合、内蔵モデムが故障している可能性があります。
  弊社 ユーザーサポートセンター までご連絡下さい。
 
  シリアルポート を利用している場合、ISDNターミナルアダプタ/アナログモデムとシリアルポートの接続を確認して下さい。
(NetGenesis専用シリアルケーブルを使用しているか、確認して下さい。)
  1-3.各部の名称と各機器との接続の シリアルポートとの接続 を参照して下さい。
 
  シリアルポート を利用している場合、接続しているISDNターミナルアダプタ/アナログモデムが専用線モード(電源ONで専用線接続を行う)になっていないか確認して下さい。
  ISDNターミナルアダプタ/アナログモデムが専用線モードになっている場合は、無効にして下さい。
 
  シリアルポート を利用している場合、端末(DTE)速度の設定で、ISDNターミナルアダプタ/アナログモデムが対応している速度が選択されているか確認して下さい。
  10-2.シリアルポート設定 の「端末速度(DTE)の設定」を確認して下さい。

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