− NetGenesis SuperOPTシリーズ 設定ガイド −
質問) IPアドレス固定(1〜16個)設定とアンナンバード(unnumbered)設定の違いは?
どちらに設定すれば良いですか?

プロバイダから複数個のグローバルIPアドレスを取得した場合、NetGenesisの設定方法は
 ・IPアドレス固定(1〜16個)設定
 ・アンナンバード(unnumbered)設定
の2通りがあります。
それぞれの設定の主な違いを以下に記しますので参考にして下さい。
 
IPアドレス固定(1〜16固定)
アンナンバード(unnumbered)
IPアドレス変換機能
有効 無効
LAN内のIPアドレス
プライベートIPアドレス グローバルIPアドレス
接続可能なパソコン台数
約70〜80台(※1) グローバルIPアドレス数から
3または4を引いた台数(※2)
LAN内のサーバーをWAN側へ
公開するための設定
設定必要 設定不要
LAN内のサーバーへLAN内から
アクセスする方法
サーバーのプライベートIPアドレス
を指定。
グローバルIPアドレスやドメイン名での
アクセスは不可。
サーバーのグローバルIPアドレス
またはドメイン名を指定。
IPアドレス固定(1〜16個)
構成例
アンナンバード(unnumbered)
構成例
  ※1 接続可能なパソコン台数は環境によって異なります。
上記の台数はあくまで「目安」としてお考え下さい。
  ※2 接続可能なパソコン台数(使用可能なグローバルIPアドレス数)は、回線事業者/プロバイダによって異なります。
   
  PPPoE接続「必要」な場合(Bフレッツやフレッツ・ADSL等)
  →接続可能なパソコン台数は「グローバルIPアドレス数−3となります。《詳細はこちら》
   
  PPPoE接続「不要」な場合(有線ブロードネットワークス BROAD GATE 01等)
  →接続可能なパソコン台数は「グローバルIPアドレス数−4となります。《詳細はこちら》
 
IPアドレス固定(1〜16個)の構成例
◆回線事業者:NTT東日本/NTT西日本 Bフレッツ(PPPoE接続)
◆プロバイダから指定されたグローバルIPアドレス xxx.xxx.xxx.200/29(8個)
    (xxx.xxx.xxx.200〜xxx.xxx.xxx.207)
−NetGenesisの主な設定内容−
設定画面 設定項目 設定値
基本設定 LANポートIPアドレス
(IPアドレス/サブネット)
192.168.0.1/24
動作モード設定
《PPPoEクライアント設定》
IPアドレス固定(1〜16個)
[IPアドレス変換有効]
ユーザー名 プロバイダから指定されたユーザー名とパスワード
パスワード・パスワード再入力
WAN側 IPマスカレード変換用IPアドレス xxx.xxx.xxx.201 ◆
サブネット(変換IPアドレス数) 255.255.255.248(/29・8個) ◆
LAN側 変換後の先頭IPアドレス 192.168.0.0 ◆
プライマリDNS プロバイダから指定されたDNS
セカンダリDNS
DHCPサーバー設定 先頭IPアドレス/サブネット 192.168.0.7/24
付与IPアドレス数 10
ゲートウェイ 192.168.0.1
プライマリDNS 192.168.0.4
セカンダリDNS 192.168.0.1


上記のように設定を行った場合、以下のようにIPアドレス変換(NAT/IPマスカレード)が行われます。
グローバルIPアドレス IPアドレス変換方式 プライベートIPアドレス
 xxx.xxx.xxx.200 ※1
(IPアドレス変換されません) (192.168.0.0)
 xxx.xxx.xxx.201
IPマスカレード(1対複数) 192.168.0.1、192.168.0.7〜192.168.0.254
 xxx.xxx.xxx.202
NAT(1対1) 192.168.0.2
 xxx.xxx.xxx.203
NAT(1対1) 192.168.0.3
 xxx.xxx.xxx.204
NAT(1対1) 192.168.0.4
 xxx.xxx.xxx.205
NAT(1対1) 192.168.0.5
 xxx.xxx.xxx.206
NAT(1対1) 192.168.0.6
 xxx.xxx.xxx.207 ※1
(IPアドレス変換されません) (192.168.0.7) ※2
 ※1: グローバルIPアドレスの先頭「xxx.xxx.xxx.200」(ネットワークアドレス)と
最後「xxx.xxx.xxx.207」(ブロードキャストアドレス)はNAT/IPマスカレード変換の
対象外となります。
 ※2: プライベートIPアドレス「192.168.0.7」は、グローバルIPアドレス「xxx.xxx.xxx.201」
(WAN側 IPマスカレード変換用IPアドレス)にIPマスカレード変換されます。
 
−LAN内のサーバー・クライアントPCのTCP/IP設定−
用 途 IPアドレス サブネットマスク ゲートウェイ ネームサーバー(DNS)
WWWサーバー 192.168.0.2 255.255.255.0 192.168.0.1 192.168.0.4
メールサーバー 192.168.0.3 255.255.255.0 192.168.0.1 192.168.0.4
DNSサーバー 192.168.0.4 255.255.255.0 192.168.0.1 192.168.0.4、192.168.0.1
クライアントPC 自動取得
NetGenesisのDHCPサーバーからIPアドレス「192.168.0.7〜192.168.0.16」を自動取得。

実際の設定方法については PPPoEクライアント IPアドレス固定(1〜16個)設定 を参照して下さい。
有線ブロードネットワークス BROAD GATE 01等、PPPoE接続が「不要」なプロバイダへ接続する方は
IPアドレス固定(1〜16個)設定 を参照して下さい。
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アンナンバード(unnumbered)設定の構成例
◆回線事業者:NTT東日本/NTT西日本 Bフレッツ(PPPoE接続)
◆プロバイダから指定されたグローバルIPアドレス xxx.xxx.xxx.200/29(8個)
    (xxx.xxx.xxx.200〜xxx.xxx.xxx.207)
参考:クライアントPCを増設したい場合
−NetGenesisの主な設定内容−
設定画面 設定項目 設定値
基本設定 LANポートIPアドレス
(IPアドレス/サブネット)
xxx.xxx.xxx.201/29
動作モード設定
《PPPoEクライアント設定》
アンナンバード
[IPアドレス変換無効]
ユーザー名 プロバイダから指定されたユーザー名とパスワード
パスワード・パスワード再入力
プライマリDNS プロバイダから指定されたDNS
セカンダリDNS
DHCPサーバー設定 DHCPサーバー機能を使用する チェックを外す(使用しない)
 
−LAN内のサーバーのTCP/IP設定−
用 途 IPアドレス サブネットマスク ゲートウェイ ネームサーバー(DNS)
WWWサーバー xxx.xxx.xxx.202 255.255.255.248 xxx.xxx.xxx.201 xxx.xxx.xxx.205
FTPサーバー xxx.xxx.xxx.203 255.255.255.248 xxx.xxx.xxx.201 xxx.xxx.xxx.205
メールサーバー xxx.xxx.xxx.204 255.255.255.248 xxx.xxx.xxx.201 xxx.xxx.xxx.205
DNSサーバー xxx.xxx.xxx.205 255.255.255.248 xxx.xxx.xxx.201 xxx.xxx.xxx.205
プロバイダから指定されたDNS

実際の設定方法については PPPoEクライアント アンナンバード(unnumbered)設定 を参照して下さい。
有線ブロードネットワークス BROAD GATE 01等、PPPoE接続が「不要」なプロバイダへ接続する方は
アンナンバード(unnumbered)設定 を参照して下さい。
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