第5章 フレッツ(PPPoE)簡単設定

「フレッツ(PPPoE)簡単設定」について説明します。

「フレッツ(PPPoE)簡単設定」は、NTT 「フレッツ・ADSL」や「Bフレッツ」等、PPPoEによるユーザー認証が必要なISPへ接続するために、最低限必要な設定のみを行います。

NetGenesisの各設定を工場出荷値に戻すと同時に、「PPPoEクライアントの設定」(「ユーザー名」と「パスワード」)と「ネームサーバーの設定」を行います。
   「フレッツ(PPPoE)簡単設定」で設定される内容
  ユーザー名 (ISPから指定された接続アカウント、ユーザーID等)
  パスワード (ISPから指定されたパスワード)
  プライマリDNS (ネームサーバーの設定)
  セカンダリDNS (ネームサーバーの設定)
 
  IPアドレスは接続時にPPPoEサーバーから自動取得します。
ISPから提供された資料等にDNSサーバーの情報がない場合(ユーザー名・パスワードのみの場合)、「プライマリDNS」「セカンダリDNS」の設定は不要です。
「フレッツ(PPPoE)簡単設定」を行った場合、WANポートの動作モードは「PPPoEクライアント・IPアドレス自動取得」に設定されます。
 
 1) 「フレッツ(PPPoE)簡単設定」を行うと(設定画面のメニューの[フレッツ(PPPoE)簡単設定]をクリックすると)、「フレッツ(PPPoE)簡単設定」で設定した内容以外、全ての設定が工場出荷値に戻ります。
  (NetGenesisのLANポートIPアドレスが「192.168.0.1/24」に戻る、SYSLOGの設定がクリアされる等、それまでに行った設定が全て工場出荷値に戻ります。)
  既存のLANによってはIPアドレスの重複等、問題が発生する恐れがありますので注意して下さい。
 
 ※ 「フレッツ(PPPoE)簡単設定」を行う際は、NetGenesisにパソコンを1台だけ接続すると良いでしょう。
 2) ISPから固定IPアドレスを取得している場合、「フレッツ(PPPoE)簡単設定」では設定を行うことができません。
 3) ISPから提供された資料等に「接続先サーバー名」や「サービス名」の情報がある場合、「フレッツ(PPPoE)簡単設定」では設定を行うことができません。
  「WANポートの設定」の[動作モード設定]をクリックして設定を行って下さい。
  詳細は 第6章 WANポートの設定 を参照して下さい。
 
「フレッツ(PPPoE)簡単設定」を行うと(設定画面のメニューの[フレッツ(PPPoE)簡単設定]をクリックすると)、前項1)の通り、全ての設定が工場出荷値に戻ります。
NetGenesis SuperOPTAirの場合、無線LANポートの設定も工場出荷値に戻ります。
SSID(ESS ID)の変更やWEPの設定を行った場合、これらの全ての設定が工場出荷値に戻りますので、NetGenesis SuperOPTAirと無線LANパソコン間の通信ができなくなります。
「フレッツ(PPPoE)簡単設定」を行った後は、有線LANパソコンからNetGenesis SuperOPTAirの無線LANポートの設定を行って下さい。
 ⇒ 無線LAN機能の各設定等、詳細については「NetGenesis SuperOPTAir 無線LAN設定マニュアル」(別マニュアル)を参照して下さい。


「フレッツ(PPPoE)簡単設定」を行う場合は、以下の手順で行って下さい。
  1. 設定画面のメニューの[フレッツ(PPPoE)簡単設定]をクリックして下さい。
     
  2. 以下の確認画面が表示されます。

      「フレッツ(PPPoE)簡単設定」を行う場合
     → 「はい」をクリックして下さい。
    3 へ進んで下さい。
     
    「はい」をクリックした時点で、NetGenesisの設定が工場出荷値に戻ります。
    設定を元の状態(「はい」をクリックする前の状態)に戻したい場合、NetGenesisの電源を入れ直すか、NetGenesisの再起動を行って下さい。
    NetGenesisの再起動については 11-1 NetGenesisの再起動 を参照して下さい。
      「フレッツ(PPPoE)簡単設定」を行わない場合
     → 「いいえ」をクリックして下さい。
      前に操作を行っていた画面に戻ります。(NetGenesisの設定は変わりません。)
     
  3. 「フレッツ(PPPoE)簡単設定」画面が表示されます。

    ISP等から提供された資料等を元に、各設定を行って下さい。
    【 接続情報(アカウント)の設定 】
      ユーザー名(PPPoEクライアントの設定)
      パスワード・パスワード再入力(PPPoEクライアントの設定)
     → ISP等から提供された資料等を元に設定を行って下さい。
     
    「ユーザー名」は「xxxxx@xxxxx.ne.jp」等、"@" を含めて全て入力して下さい。
    半角大文字と小文字を間違えないように注意して下さい。
    大文字と小文字を間違えるとISP等と接続できません。
     
    【 入力可能な文字数 】
    ユーザー名 64文字
    パスワード
    パスワード再入力
    64文字
     ※半角文字に換算。
    【 ネームサーバーの設定 】
      プライマリDNS
      セカンダリDNS
     → ISP等から提供された資料等にDNSサーバーの情報がある場合は、必ず設定して下さい。
    DNSサーバーの情報がない場合は空欄でかまいません。
      ISP等から提供された資料等にDNSサーバーの情報が無い場合、PPPoEサーバー側がDNSサーバーのIPアドレスを自動付与しています。
    (NetGenesisが自動取得しますので、[プライマリDNS][セカンダリDNS]ともに設定不要です。)

以上で「フレッツ(PPPoE)簡単設定」は完了です。
 
  引き続き設定を行う場合は、左のメニューをクリックし、必要な設定を行って下さい。
  すぐに設定を更新する(すぐにインターネットへ接続する等)場合は、[設定の更新]をクリックして下さい。
第10章 設定の更新・設定バックアップ/初期化 へ進んで下さい。)

【 設定内容の変更について 】
「フレッツ(PPPoE)簡単設定」で設定した内容を変更する場合は、以下の手順で行って下さい。
左のメニューの[動作モード設定](WANポートの設定)をクリックする。
「動作モード選択」画面の「PPPoEクライアント」欄の中の
[ IPアドレス自動取得 [IPアドレス変換有効] ]を選択して、
[選択した動作モードの詳細設定へ]ボタンをクリックする。
「PPPoEクライアント [IPアドレス自動取得 / IPアドレス変換有効]」画面
が表示される。
「フレッツ(PPPoE)簡単設定」をクリックすると、今までの設定値が全て工場出荷値に戻りますので注意して下さい。

元の場所に戻る