第6章 WANポートの設定

インターネット接続、またはローカルルータ接続を行うために必要な「WANポートの設定」について説明します。

「WANポートの設定」には、以下の設定項目があります。

  IPマスカレードテーブルの設定については 第9章 DMZホスト機能とIPマスカレードテーブルの設定 を参照して下さい。
 
  6-1 動作モード設定
  WANポートの動作モード設定について説明します。
設定(選択)可能な動作モードは以下の7通りの中の1つです。
 
 DHCPクライアント・IPアドレス自動取得 [IPアドレス変換有効
 PPPoEクライアント・IPアドレス自動取得 [IPアドレス変換有効
 PPPoEクライアント・IPアドレス固定(1〜16個) [IPアドレス変換有効
 PPPoEクライアント・アンナンバード(unnumbered) [IPアドレス変換無効
 IPアドレス固定(1〜16個) [IPアドレス変換有効
 IPアドレス固定・アンナンバード(unnumbered) [IPアドレス変換無効
 ローカルルータ [IPアドレス変換無効
↓↓↓ 以下の各設定は「動作モード設定」画面で動作モードを選択し、 ↓↓↓
↓↓↓ [選択した動作モードの詳細設定へ]をクリックすると表示されます。 ↓↓↓
  (詳細については 6-1 動作モード設定 を参照して下さい。)  
  6-2 DHCPクライアント・IPアドレス自動取得設定
  6-3 PPPoEクライアント・IPアドレス自動取得設定
  6-4 PPPoEクライアント・IPアドレス固定(1〜16個)設定
  6-5 PPPoEクライアント・アンナンバード(unnumbered)設定
  6-6 IPアドレス固定(1〜16個)設定
  6-7 IPアドレス固定・アンナンバード(unnumbered)設定
  6-8 ローカルルータ設定

6-1 動作モード設定

WANポートの「動作モード設定」について説明します。

設定画面のメニューの「WANポートの設定」の中の、[動作モード設定]をクリックして下さい。



「動作モード選択」画面で使用する動作モードを選択し、[選択した動作モードの詳細設定へ]ボタンをクリックすると、各動作モードの設定画面へ進みます。



選択した動作モードの詳細設定については、以下を参照して下さい。
 
  6-2 DHCPクライアント・IPアドレス自動取得設定
  Yahoo!BBやCATV等、ISPからIPアドレスを自動取得する(*1)場合の設定について説明します。
  主な内容は以下の通りです。
  (NetGenesisの工場出荷値は、この動作モードに設定されています。)
   ・DHCPクライアントのオプション設定
 ・ネームサーバーの設定
 ・DMZホスト機能の設定(*2)
 ・IPアドレス変換の設定(*3)
 ・Windows Messenger変換の設定(*4)
 ・VPN変換の設定
 ・UPnPニックネームの設定
 ・MACアドレスの設定
 *1 DHCPクライアントによって、IPアドレスを1つ自動取得します。
 *2 DMZホスト機能については 第9章 DMZホスト機能とIPマスカレードテーブルの設定 を参照して下さい。
 *3 この動作モードを選択すると、IPアドレス変換(IPマスカレード)が有効になります。
 *4 UPnP機能 を使用する方は、設定を行わないで下さい。
  6-3 PPPoEクライアント・IPアドレス自動取得設定
  「フレッツ・ADSL」や「Bフレッツ」(PPPoEによるユーザー認証が必要なISP)等へ接続する(*1)ための設定について説明します。
  「フレッツ(PPPoE)簡単設定」を行った場合、この動作モードに設定されます。
  主な内容は以下の通りです。
   ・PPPoEクライアントの設定
 ・PPPoEクライアントのオプション設定
 ・MTUの設定
 ・セッションキープアライブ機能の設定
 ・ネームサーバーの設定
 ・DMZホスト機能の設定(*2)
 ・IPアドレス変換の設定(*3)
 ・Windows Messenger変換の設定(*4)
 ・VPN変換の設定
 ・UPnPニックネームの設定
 ・MACアドレスの設定
 *1 PPPoEクライアントによって、IPアドレスを1つ自動取得します。
 *2 DMZホスト機能については 第9章 DMZホスト機能とIPマスカレードテーブルの設定 を参照して下さい。
 *3 この動作モードを選択すると、IPアドレス変換(IPマスカレード)が有効になります。
 *3 UPnP機能 を使用する方は、設定を行わないで下さい。
  6-4 PPPoEクライアント・IPアドレス固定(1〜16個)設定
  「フレッツ・ADSL」や「Bフレッツ」(PPPoEによるユーザー認証が必要なISP)等へ接続し、かつISPから固定IPアドレスを取得している場合の設定について説明します。
  ISPから取得した固定IPアドレス数よりもLAN内のパソコンの台数の方が多い場合等、NetGenesisのIPアドレス変換機能を使用する場合、この動作モードの設定を行います。
  主な内容は以下の通りです。
   ・PPPoEクライアントの設定
 ・PPPoEクライアントのオプション設定
 ・MTUの設定
 ・セッションキープアライブ機能の設定
 ・IPアドレス変換の設定(*1)
 ・Windows Messenger変換の設定(*2)
 ・VPN変換の設定
 ・DMZホスト機能の設定(*3)
 ・ネームサーバーの設定
 ・UPnPニックネームの設定
 ・MACアドレスの設定
 *1 この動作モードを選択すると、IPアドレス変換が有効になります。
固定IPアドレスが1つの場合はIPマスカレード、複数の場合はNAT/IPマスカレードとなります。
 *2 UPnP機能 を使用する方は、設定を行わないで下さい。
 *3 DMZホスト機能については 第9章 DMZホスト機能とIPマスカレードテーブルの設定 を参照して下さい。
 
使用可能な固定IPアドレス数は1・2・4・8・16個です。
  6-5 PPPoEクライアント・アンナンバード(unnumbered)設定
  「フレッツ・ADSL」や「Bフレッツ」(PPPoEによるユーザー認証が必要なISP)等において、ISPから複数の固定IPアドレスを取得し、かつNetGenesisのアンナンバード(unnumbered)機能(*1)を使用する場合の設定について説明します。
  ISPから取得した複数の固定(グローバル)IPアドレスを、そのままLAN内で使用する場合、この動作モードの設定を行います。
  主な内容は以下の通りです。
   ・PPPoEクライアントの設定
 ・PPPoEクライアントのオプション設定
 ・MTUの設定
 ・セッションキープアライブ機能の設定
 ・ネームサーバーの設定
 ・MACアドレスの設定
 *1 この動作モードを選択すると、IPアドレス変換が無効になります。
NetGenesisのLANポート、及びLAN内の各パソコンにISPから指定されたグローバルIPアドレスを設定する必要があります。
 
NetGenesisのアンナンバード(unnumbered)機能を使用する場合、NetGenesisのLANポートIPアドレス、及びLAN内の各パソコンのIPアドレスを「ISPから取得した固定IPアドレス」に設定する必要があります。
  設定を進める手順等については 「1-2 設定を行う前に確認すること」の 既存のLANにNetGenesisを追加する手順(NetGenesisのLANポートIPアドレスを変更する手順) を参照して下さい。
  NetGenesisのLANポートIPアドレス、DHCPサーバー、及び各パソコンのTCP/IP設定については、それぞれ以下を参照して下さい。
 
4-1 LANポートIPアドレスの設定
7-1 DHCPサーバー設定
第2章 パソコンの設定
 
使用可能な固定IPアドレス数は4・8・16個です。
  6-6 IPアドレス固定(1〜16個)設定
  ISPからIPアドレスを指定(固定)された場合の設定について説明します。
  ISPから取得した固定IPアドレス数よりもLAN内のパソコンの台数の方が多い場合等、NetGenesisのIPアドレス変換機能を使用する場合、この動作モードの設定を行います。
  主な内容は以下の通りです。
   ・WAN側ネットワークの設定
 ・IPアドレス変換の設定(*1)
 ・Windows Messenger変換の設定(*2)
 ・VPN変換の設定
 ・DMZホスト機能の設定(*3)
 ・ネームサーバーの設定
 ・UPnPニックネームの設定
 ・MACアドレスの設定
 *1 この動作モードを選択すると、IPアドレス変換が有効になります。
固定IPアドレスが1つの場合はIPマスカレード、複数の場合はNAT/IPマスカレードとなります。
 *2 UPnP機能 を使用する方は、設定を行わないで下さい。
 *3 DMZホスト機能については 第9章 DMZホスト機能とIPマスカレードテーブルの設定 を参照して下さい。
 
使用可能な固定IPアドレス数は1・2・4・8・16個です。
  6-7 IPアドレス固定・アンナンバード(unnumbered)設定
  ISPから複数のIPアドレス取得し、かつNetGenesisのアンナンバード(unnumbered)機能(*1)を使用する場合の設定について説明します。
  ISPから取得した複数の固定(グローバル)IPアドレスを、そのままLAN内で使用する場合、この動作モードの設定を行います。
  主な内容は以下の通りです。
   ・WAN側ネットワークの設定
 ・ネームサーバーの設定
 ・MACアドレスの設定
 *1 この動作モードを選択すると、IPアドレス変換が無効になります。
NetGenesisのLANポート、及びLAN内の各パソコンにISPから指定されたグローバルIPアドレスを設定する必要があります。
 
NetGenesisのアンナンバード(unnumbered)機能を使用する場合、NetGenesisのLANポートIPアドレス、及びLAN内の各パソコンのIPアドレスを「ISPから取得した固定IPアドレス」に設定する必要があります。
  設定を進める手順等については 「1-2 設定を行う前に確認すること」の 既存のLANにNetGenesisを追加する手順(NetGenesisのLANポートIPアドレスを変更する手順) を参照して下さい。
  NetGenesisのLANポートIPアドレス、DHCPサーバー、及び各パソコンのTCP/IP設定については、それぞれ以下を参照して下さい。
 
4-1 LANポートIPアドレスの設定
7-1 DHCPサーバー設定
第2章 パソコンの設定
 
使用可能な固定IPアドレス数は4・8・16個です。
  6-8 ローカルルータ設定
  ローカルルータ接続(LAN間接続)(*1)を行うための設定について説明します。
  主な内容は以下の通りです。
   ・WANポートのIPアドレス設定
 ・ネームサーバーの設定
 ・MACアドレスの設定
 *1 この動作モードを選択すると、IPアドレス変換が無効になります。
 
NetGenesisのローカルルータとして使用する場合、既存のLANに合わせてNetGenesisのLANポートIPアドレスやDHCPサーバーの設定を変更する必要があります。
  設定を進める手順等については 「1-2 設定を行う前に確認すること」の 既存のLANにNetGenesisを追加する手順(NetGenesisのLANポートIPアドレスを変更する手順) を参照して下さい。
  NetGenesisのLANポートIPアドレス、DHCPサーバー、及び各パソコンのTCP/IP設定については、それぞれ以下を参照して下さい。
 
4-1 LANポートIPアドレスの設定
7-1 DHCPサーバー設定
第2章 パソコンの設定
 
   動作モードの切り替えのみを行う場合(切り替えた動作モードの詳細設定は実施済みの場合)、切り替える動作モードを選択して[設定]ボタンをクリックして下さい。
  引き続き設定を行う場合は、左のメニューをクリックし、必要な設定を行って下さい。
 
 注意: IPアドレス固定の動作モードからIPアドレス自動取得の動作モードへ変更し、再度元のIPアドレス固定の動作モードへ変更した場合は、[選択した動作モードの詳細設定へ]ボタンをクリックして、設定を確認するようにして下さい。

  全ての設定が完了した場合は、[設定の更新]をクリックして下さい。
第10章 設定の更新・設定バックアップ/初期化 へ進んで下さい。)

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