Q. RASサーバーIP接続できない。

A. 「SYSLOG表示」画面の表示内容を確認して下さい。
(RASクライアント側からRASクライアント接続を実行してから確認して下さい。)
 
(「SYSLOG表示」については 19-6.SYSLOG表示 を参照して下さい。)
  SYSLOG表示例1
 〜 シリアルポート(S02)/モデムポート(S01)に関するSYSLOGが何も表示されない 〜
   ※時刻は省略します。
 
 NWG OPT V4.xxx Syslog start.
                                                                                              
  「シリアルポートを使用する」または「モデムポートを使用する」のチェックを入れましたか?
  「シリアルポートを使用する」、「モデムポートを使用する」のチェックボックスについては以下を参照して下さい。
 
10-1.シリアルポート設定
10-2.内蔵モデム設定
  SYSLOG表示例2
 〜 "RAS Server has been disabled, IP Address failure" と表示された 〜
   ※時刻は省略します。
 
 NWG OPT V4.xxx Syslog start.
 S02: :RAS Server has been disabled, IP Address failure.

 
RASサーバーIP接続設定で設定した「RASサーバーIPアドレス」もしくは「RASクライアントIPアドレス」が使用できません。
10-4.RASサーバーIP接続 の「RASサーバーIPアドレスの設定」を確認して下さい。
「RASサーバーIPアドレス」、「RASクライアントIPアドレス」が他で使用されていないか確認して下さい。
  SYSLOG表示例3
 〜 "Connect successfully, User x." と表示された 〜
   ※時刻は省略します。
 
 NWG OPT V4.xxx Syslog start.
 S02: : RAS Server configuration, My IP=xxx.xxx.xxx.xxx Peer IP=yyy.yyy.yyy.yyy
 S02:-->: AT
 S02:<--: OK

 S02:-->: ATE0V1
 S02:<--: OK

 S02:-->: AT
 S02:<--: OK

 S02:<--: RING

 S02:<--: RING

 S02:-->: ATA

 S02:<--: CONNECT 33600/LAPM/V.42bis
 S02:PPP: Open start.
 S02:PPP: LCP UP.
 S02:PPP: CHAP UP.
 S02:PPP: IPCP UP. My IP=xxx.xxx.xxx.xxx, Peer IP=yyy.yyy.yyy.yyy
 S02:PPP: PriDNS=0.0.0.0, SecDNS=0.0.0.0
 S02: : Connect successfully, User 1. (--:--:--)
RASクライアントとの接続は完了しています。
ルーティングの設定が正しく行われているか確認して下さい。
以下の項目を参照して下さい。
  スタティックルーティング設定(送信先IPアドレスによる通信の振り分け)の場合
  14-1.スタティックルーティング設定
  ソースルーティング設定(送信元IPアドレスによる通信の振り分け)の場合
  14-2.ソースルーティング設定
  SYSLOG表示例4
 〜 "RING" が表示されない 〜
   ※時刻は省略します。
 
 NWG OPT V4.xxx Syslog start.
 S02: : RAS Server configuration, My IP=xxx.xxx.xxx.xxx Peer IP=yyy.yyy.yyy.yyy
 S02:-->: AT
 S02:<--: OK

 S02:-->: ATE0V1
 S02:<--: OK

 S02:-->: AT
 S02:<--: OK

                                                  
  RING(呼び出し)トーンが検出できていません。
以下を確認して下さい。
  電話回線が正しく接続されているか確認して下さい。
  RASクライアント側に設定したアクセスポイントに誤りがないか確認して下さい。
  SYSLOG表示例5
 〜 "CHAP DOWN" または "PAP DOWN" と表示された 〜
   ※時刻は省略します。
 
 NWG OPT V4.xxx Syslog start.
 S02: : RAS Server configuration, My IP=xxx.xxx.xxx.xxx Peer IP=yyy.yyy.yyy.yyy
 S02:-->: AT
 S02:<--: OK

 S02:-->: ATE0V1
 S02:<--: OK

 S02:-->: AT
 S02:<--: OK

 S02:<--: RING

 S02:<--: RING

 S02:-->: ATA

 S02:<--: CONNECT 33600/LAPM/V.42bis
 S02:PPP: Open start.
 S02:PPP: LCP UP.
 S02:PPP: CHAP DOWN.
 S02:PPP: LCP DOWN.
 S02:-->: +++
 S02:<--: +++
 S02:<--: OK

 S02:-->: ATH0
 S02:<--: OK
  「ユーザー名」や「パスワード」に誤りがあります。
  RASサーバー側とRASクライアント側で「ユーザー名」、「パスワード」が合致しているか確認して下さい。
  10-4.RASサーバーIP接続 の「RASクライアント ユーザー登録リスト」を確認して下さい。
  SYSLOG表示例6
 〜 "CONNECT"の後、文字化けが発生して回線が切れる 〜
   ※時刻は省略します。
 
 NWG OPT V4.xxx Syslog start.
 S02: : RAS Server configuration, My IP=xxx.xxx.xxx.xxx Peer IP=yyy.yyy.yyy.yyy
 S02:-->: AT
 S02:<--: OK

 S02:-->: ATE0V1
 S02:<--: OK

 S02:-->: AT
 S02:<--: OK

 S02:<--: RING

 S02:<--: RING

 S02:-->: ATA

 S02:<--:  CONNECT 33600/LAPM/V.42bis
 S02:<--: ~}#タ!}!}!} }8}!}$}%ワ}"}&} } } } }%}&@V?オ}'}"}(}"dツ~
 S02:<--: ~}#タ!}!}!} }8}!}$}%ワ}"}&} } } } }%}&@V?オ}'}"}(}"dツ~
 S02:<--: ~}#タ!}!}!} }8}!}$}%ワ}"}&} } } } }%}&@V?オ}'}"}(}"dツ~

 S02:-->: ATH0
 S02:<--: OK
  ISDNターミナルアダプタ/アナログモデムの自動着信機能が有効になっている可能性があります。
  追加ATコマンド等でISDNターミナルアダプタ/アナログモデムの自動着信機能を無効にして下さい。
  NetGenesis SuperOPT-ITS の場合
  シリアルポートに接続しているISDNターミナルアダプタ/アナログモデムのマニュアル等を参照して、シリアルポート設定の「追加ATコマンド」欄に、自動着信機能を無効にするATコマンドを設定して下さい。
  10-1.シリアルポート設定
  NetGenesis SuperOPT-ITS Plus の場合
  内蔵モデム設定の「追加ATコマンド」欄に、「ATS0=x」(自動着信設定)は入力しないで下さい。
  10-2.内蔵モデム設定
  SYSLOG表示例7
 〜 "NO CARRIER" と表示された 〜
   ※時刻は省略します。
 
 NWG OPT V4.xxx Syslog start.
 S02: : RAS Server configuration, My IP=xxx.xxx.xxx.xxx Peer IP=yyy.yyy.yyy.yyy
 S02:-->: AT
 S02:<--: OK

 S02:-->: ATE0V1
 S02:<--: OK

 S02:-->: AT
 S02:<--: OK

 S02:<--: RING

 S02:<--: RING

 S02:-->: ATA
 S02:<--: NO CARRIER                                                         
  RASサーバー側とRASクライアント側で通信規格が合致していません。
  「シリアルポート設定」、「内蔵モデム設定」の「追加コマンド設定」欄を確認して下さい。
(追加ATコマンドで通信規格を指定している場合は、追加ATコマンドを削除して下さい。)
  10-1.シリアルポート設定

10-2.内蔵モデム設定
  SYSLOG表示例8
 〜 "ERROR" と表示された 〜
   ※時刻は省略します。
 
 NWG OPT V4.xxx Syslog start.
 S02:-->: AT
 S02:<--: OK

 S02:-->: ATE0V1
 S02:<--: OK

 S02:-->: AT
 S02:<--: OK

 S02:-->: AT$S12
 S02:<--: ERROR                                                        
  追加ATコマンドの設定に誤りがあります。
  追加ATコマンドが正しく設定されているか確認して下さい。
  10-1.シリアルポート設定

10-2.内蔵モデム設定
  SYSLOG表示例9
 〜 "AT" で停止する 〜
   ※時刻は省略します。
 
 NWG OPT V4.xxx Syslog start.
 S02:-->: AT
 
  ISDNターミナルアダプタ/アナログモデムが応答していません。
  以下の内容を確認して下さい。
 
  NetGnesis SuperOPT-ITS の場合、ISDNターミナルアダプタ/アナログモデムとシリアルポートの接続を確認して下さい。
(NetGenesis専用シリアルケーブルを使用しているか、確認して下さい。)
  1-3.各部の名称と各機器との接続の シリアルポートとの接続 を参照して下さい。
 
  NetGnesis SuperOPT-ITS の場合、端末(DTE)速度の設定で、ISDNターミナルアダプタ/アナログモデムが対応している速度が選択されているか確認して下さい。
  10-1.シリアルポート設定 の「端末速度(DTE)の設定」を確認して下さい。
 
  NetGnesis SuperOPT-ITS Plus の場合、内蔵モデムが故障している可能性があります。
  弊社 ユーザーサポートセンター までご連絡下さい。

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