10-2-2.PPPoEクライアント接続とDHCPクライアント接続で回線冗長化を行う

WANポート1に「PPPoEクライアント接続 IPアドレス自動取得」の設定を行い、WANポート2に「DHCPクライアント IPアドレス自動取得」の設定を行います。
WANポート1をメインポート、WANポート2をバックアップポートとして設定する例です。
 
 ・ WANポート1にPPPoE接続のインターネット回線を接続します。
 ・ WANポート2にDHCPクライアント接続のインターネット回線を接続します。
 ・ 通常のインターネット接続はWANポート1(PPPoEセッション1)で行います。
 ・ WANポート1の回線切断を検知した場合、デフォルトゲートウェイをWANポート2に切り替えます。

以下の手順で設定を行って下さい。

 (1) メインポート(WANポート1・PPPoEセッション1)の接続設定を行う
WANポート1にPPPoEセッション1 IPアドレス自動取得の接続設定を行います。
 (2) バックアップポート(WANポート2・DHCPクライアント)の接続設定を行う
  WANポート2にDHCPクライアント IPアドレス自動取得の接続設定を行います。
 (3) スタティックルーティング設定を行う
  PPPoEセッション1をメインポートとして動作させるための設定を行います。
 (4) 回線冗長化の設定を行う
  回線冗長化の設定を行います。
 
10-2.回線冗長化設定例 へ戻る
10.回線冗長化を行う へ戻る

メインポート(WANポート1・PPPoEセッション1)の接続設定を行う

WANポート1にPPPoEセッション1 IPアドレス自動取得の接続設定を行います。
以下の手順で設定を行って下さい。
  1. 設定画面のメニューの「WANポートの設定」の中の、[WANポート1 動作モード・帯域制限設定]をクリックして下さい。




     
  2. 「PPPoEクライアント」枠の中の「IPアドレス自動取得 / IPアドレス固定...」を選択して、画面下の[詳細設定]ボタンをクリックして下さい。




  3. 「PPPoE ポート1(セッション1) を使用する」にチェックを入れ、「IPアドレス自動取得」を選択して下さい。
    「使用するWANポート」で「WANポート1」を選択して、[セッション1 詳細設定]ボタンをクリックして下さい。




  4. 「PPPoEクライアント設定」画面が開きますので、接続設定を行って下さい。
    設定内容については、4-3.PPPoE ポート1(セッション1) IPアドレス自動取得設定 を参考にして下さい。




  5. 設定が終わりましたら、[設定]ボタン(画面下)をクリックして下さい。




  6. 「PPPoE セッション1の詳細設定」画面の先頭へ戻りますので、[PPPoE 動作モード設定] へ戻るリンクをクリックして下さい。




  7. 「PPPoE動作モード設定」画面に戻りますので、[PPPoE動作モード適用]ボタンをクリックして下さい。


以上で、メインポート(WANポート1・PPPoEセッション1)の接続設定は完了です。

バックアップポート(WANポート2・DHCPクライアント)の接続設定を行う に進んで下さい。
 
10-2.回線冗長化設定例 へ戻る
10.回線冗長化を行う へ戻る

バックアップポート(WANポート2・DHCPクライアント)の接続設定を行う

WANポート2にDHCPクライアント IPアドレス自動取得の接続設定を行います。
以下の手順で設定を行って下さい。
  1. 設定画面のメニューの「WANポートの設定」の中の、[WANポート2 動作モード設定]をクリックして下さい。




  2. 「DHCPクライアント」枠の中の「DHCPクライアント IPアドレス自動取得」を選択して、画面下の[詳細設定]ボタンをクリックして下さい。

     メ モ
    WANポート2の動作モードは、工場出荷時に「WANポート2 未使用(無効)」が選択されています。


  3. 「DHCPクライアント設定」画面が開きますので、接続設定を行って下さい。
    設定内容については、7-2.DHCPクライアント・IPアドレス自動取得設定 を参考にして下さい。




  4. 設定が終わりましたら、[設定]ボタン(画面下)をクリックして下さい。



以上で、バックアップポート(WANポート2・DHCPクライアント)の接続設定は完了です。

スタティックルーティング設定を行う に進んで下さい。
 
10-2.回線冗長化設定例 へ戻る
10.回線冗長化を行う へ戻る

スタティックルーティング設定を行う

PPPoEセッション1をメインポートとして動作させるための設定を行います。
以下の手順で設定を行って下さい。
  1. 設定画面のメニューの「ルーティングの設定」の中の、[スタティックルーティング設定]をクリックして下さい。




  2. 「PPPoE ポート1(セッション1)」欄の「PPPoEポート1(セッション1)をデフォルトゲートウェイに設定する」にチェックを入れて下さい。

     メ モ
    メインポートとして使用するポートをデフォルトゲートウェイに設定します。


  3. 「WANポート1をデフォルトゲートウェイに設定する」のチェックを外して下さい。

     チェック!
    メインポート以外の「デフォルトゲートウェイに設定する」チェックは外して下さい。


  4. 設定が終わりましたら、[設定]ボタン(画面下)をクリックして下さい。



以上で、スタティックルーティング設定は完了です。

回線冗長化の設定を行う に進んで下さい。
 
10-2.回線冗長化設定例 へ戻る
10.回線冗長化を行う へ戻る

回線冗長化の設定を行う

回線冗長化の設定を行います。
以下の手順で設定を行って下さい。
  1. 設定画面のメニューの「その他の設定」から[回線冗長化の設定]をクリックして下さい。




  2. 「回線冗長化機能を使用する」にチェックを入れて下さい。

    「メインポート」で「PPPoEセッション1」を選択して下さい。

    「バックアップポート1」で「WANポート2(PPPoE以外の動作モード)」を選択して下さい。

    設定が終わりましたら、[設定]ボタン(画面下)を押して下さい。

     

以上で、回線冗長化の設定は完了です。

 
全ての設定が完了した場合は、
左のメニューの  設定の更新  をクリックして下さい。
  "設定の更新" と "NetGenesisの再起動" を行って下さい。
  詳しくは 3-4.設定の終了(更新・再起動) を参照して下さい。
  引き続き設定を行う場合は、左のメニューをクリックし、必要な設定を行って下さい。
 
10-2.回線冗長化設定例 へ戻る
10.回線冗長化を行う へ戻る