広域イーサネット、IP-VPNが抱える根本的な課題を担当者様に聞きました。
情報管理面において安全や、ネットワークの質の担保は理解する。
しかし管理が煩雑すぎるし、我々担当だけでは手に負えず、専門会社頼りに。
コストはかかる、管理はできないと私の部署は社内では針のむしろよ。
我々の広域イーサネット環境の通信費は約1,500万円/年。 それにプラスしてメンテナンス費もかかる。 それが普通だと言われるが本当か？
他にコスト削減の方法はないのか？ 市民の税金を有効的に使いたいのだよ。
お客様からシステム更新時に、よくコスト削減を求められる。
特に広域イーサネットやIP-VPN構築および通信費は、その対象である。
既存の大手回線サービスの継続利用では、削減のしようがない。
どうしたらいいのか？
インターネット網を利用して、広域イーサネットサービスと
同様の環境を容易かつ低コストで実現します。
UnifiedGate（ユニファイドゲート）はインターネット網や地域IP網などを利用して、広域イーサネットサービスと
同様の環境を容易に、かつ低コストで実現することが可能なレイヤー2VPN装置です。
UnifiedGateによって構成されるレイヤー2VPNは、VPNルーターを用いた一般的な”インターネットVPN”による
拠点間接続（レイヤー3VPN）と異なり、各拠点を同一ネットワーク（LAN）として扱えるようになります。
高速な暗号通信や小中規模のセンター拠点に最適
ハイコストパフォーマンス クライアント拠点に最適
既存の環境に変更を加えることなく、新たなセグメントの追加が可能です。
UnifiedGateにより各拠点間はレイヤー2のトンネルが張られ、強固に暗号化（IPsec）されているため、
安全な通信が確保されます。
ブロードバンド回線を追加して低コストで通信帯域の拡張が可能です。二つの回線（異なるキャリアでも可）を
束ねて利用することにより、拠点間の通信帯域を安価に拡張することが可能です。 また、回線の冗長化も可能です。
※リンク・アグリゲーション対応のスイッチングHUBが別途必要です。
UnifiedGate1005/505を使用することで、安価な拠点間の高速暗号通信を実現します。
UnifiedGate1005 約160Mbps
UnifiedGate505 約90Mbps
IPv4枯渇に備え、また次世代インフラに対応するために、WAN/LAN側インターフェイスでIPv6をサポートしています。
これにより、拠点間のIPv4 カプセリング、IPv6 カプセリングが実現できます。
システム上、１ヶ所の固定のグローバルIPアドレスが必要ですが、他は動的IPアドレスで利用可能となり、
複数拠点間接続において月々のランニングコストを低減することが可能です。
広域イーサネットからUnifiedGate＋インターネットVPNに替えることにより、ランニングコストが大幅に抑えられます。市役所と市の施設間でストレスなく通信ができ、また市役所職員様にて容易に管理可能です。
学内、学外の研究室などから学内にあるセンター拠点のサーバーへのアクセスは、強力な暗号化（IPsec）により、安全な通信となります。また、同一セグメントにより、運用・管理が容易に行えます。
膨大な個人データをかかえる院内サーバーから、データセンターへの移設を短期間で容易に実現します。移設後も既存環境のまま運用できます。
UnifiedGateのRLA（リモート・リンク・アグリゲーション）機能を用い、回線の冗長化構成で、信頼性の高いネットワークを実現します。
さらに、広域イーサネットと同様のレイヤー2VPNを低コストで実現することができます。
新たな拠点を追加しても既存の環境に変更を加えることなく導入が可能です。また、既存のネットワークとの棲み分けが可能です。
IP以外のプロトコルを利用した機器がある工場でも、レイヤー2VPN接続のUnifiedGateによって支障なく、かつ安全な通信が可能です。
2018年7月、西日本豪雨災害によって、広島大学のキャンパス間ネットワークが破断の危機に瀕しました。
UnifiedGate1005は暫定の通信環境を築き、その危機を救いました。
広島大学ではキャンパス間通信やインターネット接続に光ファイバーケーブル（以下、光ファイバー）を敷設し活用しています。
2018年7月6日～7日にかけて西日本を襲った豪雨により、国道2号線沿いの広島市安芸区内の中野東地区と上瀬野地区において、瀬野川の濁流が土砂崩れを起こし、光ファイバーが損傷被害を受けました。いつ通信断が発生しても不思議でない状況でした。
迂回工事では光ファイバーのすべての芯線が一時的に切断されますが、その間ネットワークが途切れないよう代替通信環境を築いたのが
UnifiedGate1005です。
迂回工事の期間中、キャンパス間通信のうち重要なものがUnufiedGateによりバックアップされました。
茨城県桜川市役所様の通信環境を広域イーサネットからブロードバンド回線へ変更し、当社製品UnifiedGateで仮想広域 イーサネット網を構築することにより、年間通信コストを1,000万円以上（当社試算）削減した事例です。
| システム変更前のランニングコスト | システム変更後のランニングコスト | |
| 通信環境 | 広域イーサネット33ヶ所 | ブロードバンド回線34ヶ所 |
| 回線帯域 | 10Mbps | 100Mbps（ベストエフォート） |
| 年間通信費 | 約1,440万円（当社試算） | 約336万円（当社試算） |
金融機関向けにMVNO（Mobile Virtual Network Operator）を活用し、低コストかつ安全な環境で渉外員業務支援 サービスをワンストップで提供するビジネスセンター岡山様の事例を紹介します。
