2つのWANポートで負荷分散を行う
負荷分散機能を使用するためには、ファームウェアをV5.304.00にバージョンアップする必要があります。
ファームウェアバージョンアップについては こちら を参照して下さい。

NetGenesis GigaLink2000の負荷分散機能を使用することにより、通信帯域を大きく使うことができます。

2つのWANポートを「デフォルトゲートウェイポート」と「分散出力ポート」として設定し、通信を振り分けることができます。
負荷分散方法は、以下の2種類があります。

■ソースIPアドレスによる負荷分散
  ソースIPアドレス(送信元IPアドレス)ごとに、デフォルトゲートウェイポートと分散出力ポートへ通信を交互に振り分けます。
 
 
ソースIPアドレスによる負荷分散の確認事項
  ソースIPアドレスの順番に関係無く「通信を開始した順番」でデフォルトゲートウェイポートと分散出力ポートへ交互に振り分けます。
  一度振り分けられたルーティング情報は、NetGenesis GigaLink2000を再起動するまで維持されます。
  ソースルーティング登録リストに登録されたルーティング情報は、負荷分散による振り分け設定よりも優先されます。
特定のソースIPアドレスの振り分け先を固定する事が可能です。
  デフォルトゲートウェイポート、分散出力ポート、どちらかの回線が切断状態になった場合、全ての通信は接続状態の回線に振り分けられます。
切断された回線が接続状態になった後も、一度振り分けられたルーティング情報は維持されます。 (通信がどちらか一方の回線に偏った状態になります。)
回線切断が発生した場合は、NetGenesis GigaLink2000の再起動を行うことを推奨します。
  回線冗長化機能と併用し、かつ 回線冗長化手動切り替えでデフォルトゲートウェイポートの切り替えを行った場合、振り分け先は変化しません。
  UPnP機能とIPv6ブリッジ機能は、WANポート1でのみ動作します。
WANポート2に通信が振り分けられた端末では、これらの機能が使用できませんのでご注意下さい。
  ソースIPアドレスによる負荷分散を行う場合の設定手順はこちらを参照して下さい。

■入力LANポートによる負荷分散
  LANポートごとに、デフォルトゲートウェイポートと分散出力ポートへ通信を振り分けます。
 
 
LANポートによる負荷分散の確認事項
  回線が切断された場合の動作は、回線冗長化機能と併用するかどうかで違いがあります。
 ・ 回線冗長化機能と併用しない場合
  回線が切断されたポートへ振り分け設定したLANポートからはインターネットへの通信ができなくなります。
切断された回線が接続状態になると、通信が可能になります。
 ・ 回線冗長化機能と併用した場合
  デフォルトゲートウェイポートが切断状態になった場合、全ての通信は分散出力ポートに振り分けられます。
デフォルトゲートウェイポートが接続状態になると、設定通りに振り分けられます。
分散出力ポートが切断状態になった場合は、分散出力ポートへ振り分け設定したLANポートからはインターネットへの通信ができなくなります。
分散出力ポートが接続状態になると、通信が可能になります。
回線冗長化手動切り替えでデフォルトゲートウェイをバックアップポート(分散出力ポート)へ切り替えた場合、全ての通信はバックアップポート(分散出力ポート)へ振り分けられます。
  UPnP機能とIPv6ブリッジ機能は、WANポート1でのみ動作します。
WANポート2に通信が振り分けられた端末では、これらの機能が使用できませんのでご注意下さい。
  入力LANポートによる負荷分散を行う場合の設定手順はこちらを参照して下さい。

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