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ソースIPアドレス(送信元IPアドレス)ごとに、デフォルトゲートウェイポートと分散出力ポートへ通信を交互に振り分けます。
以下の環境を例に設定方法を説明します。
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設定内容・目的 |
- ・WANポート1はPPPoEセッション1 IPアドレス自動取得で設定する。
- ・WANポート2はPPPoEセッション2 IPアドレス自動取得で設定する。
- ・WANポート1をデフォルトゲートウェイポート、WANポート2を分散出力ポートとして設定する。
- ・IPアドレス自動取得のパソコンは「ソースIPアドレスによる負荷分散」により、デフォルトゲートウェイポートと分散出力ポートへ通信を交互に振り分ける。
- ・サーバー(192.168.0.100)からの通信は、常にデフォルトゲートウェイポート(WANポート1:PPPoEセッション1)から行う。
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ソースIPアドレスによる負荷分散の確認事項 |
ソースIPアドレスの順番に関係無く「通信を開始した順番」でデフォルトゲートウェイポートと分散出力ポートへ交互に振り分けます。 |
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一度振り分けられたルーティング情報は、NetGenesis GigaLink2000を再起動するまで維持されます。 |
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ソースルーティング登録リストに登録されたルーティング情報は、負荷分散による振り分けよりも優先されます。 |
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デフォルトゲートウェイポート、分散出力ポート、どちらかの回線が切断状態になった場合、全ての通信は接続状態の回線に振り分けられます。
切断されたポートが復旧しても、一度振り分けられたルーティング情報は維持されます。 (通信がどちらか一方の回線に偏った状態になります。)
回線切断が発生した場合は、NetGenesis GigaLink2000の再起動を行うことを推奨します。 |
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回線冗長化手動切り替えでデフォルトゲートウェイポートの切り替えを行った場合、振り分け先は変化しません。 |
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UPnP機能とIPv6ブリッジ機能は、WANポート1(PPPoEセッション1)でのみ動作します。
WANポート2に通信が振り分けられた端末では、これらの機能が使用できませんのでご注意下さい。 |
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設定手順は以下の4ステップになります。 |
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WANポート1(PPPoEセッション1)にインターネットへ接続するための設定を行います。
(WANポート1の接続設定が既に完了している場合は、ステップ2 に進んで下さい。)
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1. |
WWWブラウザを起動し、アドレス入力欄にNetGenesisのLANポートIPアドレス(工場出荷値:192.168.0.1)を入力して、Enterキーを押して下さい。 |
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2. |
ユーザー認証画面が表示されますので、ユーザー名、パスワード(工場出荷値:ユーザー名「admin」、パスワード無し)を入力して「OK」ボタンをクリックして下さい。
「NetGenesisの設定」画面(トップ画面)が表示されます。 |
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3. |
「WANポートの設定」から「WANポート1 動作モード・帯域制限設定」をクリックして下さい。 |
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4. |
「PPPoEクライアント」枠の中の「IPアドレス自動取得 / IPアドレス固定...」を選択して、画面下の[詳細設定]ボタンをクリックして下さい。 |
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5. |
「PPPoE ポート1(セッション1) を使用する」にチェックを入れ、「IPアドレス自動取得」を選択して下さい。
「使用するWANポート」で「WANポート1」を選択して、[セッション1 詳細設定]ボタンをクリックして下さい。 |
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6. |
「PPPoEクライアント設定」画面が開きます。
プロバイダの設定資料を参照して、接続情報(アカウント)の設定を行って下さい。
その他の設定項目は必要に応じて設定して下さい。
その他の設定項目については、ユーザーズマニュアルの「4-3.PPPoE
ポート1(セッション1) IPアドレス自動取得設定」を参考にして下さい。 |
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7. |
設定が終わりましたら、[設定]ボタン(画面下)をクリックして下さい。 |
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8. |
「PPPoE セッション1の詳細設定」画面の先頭へ戻りますので、[PPPoE 動作モード設定] へ戻るリンクをクリックして下さい。 |
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9. |
「PPPoE動作モード設定」画面に戻りますので、[PPPoE動作モード適用]ボタンをクリックして下さい。 |
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以上で「ステップ1:WANポート1のPPPoE接続設定を行う」は完了です。 |
ステップ2:WANポート2のPPPoE接続設定を行う へ進んで下さい。 |
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WANポート2(PPPoEセッション2)にインターネットへ接続するための設定を行います。
(WANポート2の接続設定が既に完了している場合は、ステップ3 に進んで下さい。)
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1. |
「WANポートの設定」から「WANポート2 動作モード設定」をクリックして下さい。 |
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2. |
「PPPoEクライアント」枠の中の「IPアドレス自動取得 / IPアドレス固定...」を選択して、画面下の[詳細設定]ボタンをクリックして下さい。 |
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3. |
「PPPoE ポート2(セッション2) を使用する」にチェックを入れて下さい。
「使用するWANポート」で「WANポート2」を選択して、[セッション2 詳細設定]ボタンをクリックして下さい。 |
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6. |
「PPPoEクライアント設定」画面が開きます。
プロバイダの設定資料を参照して、接続情報(アカウント)の設定を行って下さい。
その他の設定項目は必要に応じて設定して下さい。
その他の設定項目については、ユーザーズマニュアルの「5-2.PPPoE ポート2(セッション2) IPアドレス自動取得設定」を参考にして下さい。 |
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7. |
設定が終わりましたら、[設定]ボタン(画面下)をクリックして下さい。 |
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8. |
「PPPoE セッション2の詳細設定」画面の先頭へ戻りますので、[PPPoE 動作モード設定] へ戻るリンクをクリックして下さい。 |
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9. |
「PPPoE動作モード設定」画面に戻りますので、[PPPoE動作モード適用]ボタンをクリックして下さい。 |
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以上で「ステップ2:WANポート2のPPPoE接続設定を行う」は完了です。 |
ステップ3:スタティックルーティング設定を行う へ進んで下さい。 |
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スタティックルーティング設定を行います。
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1. |
「ルーティングの設定」から「スタティックルーティング設定」をクリックして下さい。 |
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2. |
「PPPoE ポート1(セッション1)」欄の「PPPoEポート1(セッション1)をデフォルトゲートウェイに設定する」にチェックを入れて下さい。
その他の「デフォルトゲートウェイに設定する」のチェックは外して下さい。 |
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3. |
設定が終わりましたら、[設定]ボタン(画面下)をクリックして下さい。 |
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以上で「ステップ3:スタティックルーティング設定を行う」は完了です。 |
ステップ4:ソースルーティング(負荷分散)設定を行う
へ進んで下さい。 |
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サーバーのソースルーティング設定と
負荷分散設定を行います。
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以上で全ての設定は完了です。
左のメニューの | 設定の更新 | をクリックして下さい。 |
"設定の更新" と "NetGenesisの再起動" を行って下さい。 |
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