6-3 コールバックの設定


コールバック接続の設定について説明します。

  ※ ダイヤルアップIP接続の設定画面を開く手順が分からない場合は こちら を参照して下さい。 (WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)


接続先のRASサーバーがWindows NT4.0、Windows 2000のRASサーバー、またはNetGenesisのRASサーバーの場合、コールバック接続を行うことができます。

コールバック接続は以下のような動作をします。

接続先のRASサーバーが以下の場合、コールバックは使用できません。
 ・Windows 95 + PLUS! のダイヤルアップサーバー
 ・Windows 98のダイヤルアップサーバー
 ・Windows Meのダイヤルアップサーバー
 ・Macintoshのリモートアクセスサーバー  ......等


以下の中から、接続先のRASサーバーの設定にあわせてコールバックの設定を行って下さい。


  コールバックを要求しない
コールバックを使用せずに接続します。
そのまま「コールバックを要求する」にチェックを入れず コールバックの設定とRASサーバー側の設定について へ進んで下さい。

  サーバー側で事前に設定した電話番号へコールバックする
あらかじめRASサーバーに設定した電話番号へ、コールバック接続されます。
[コールバックを要求する]にチェックを入れ、[サーバー側で事前に設定した電話番号]を選択して下さい。
[着信リング回数]欄には、コールバック接続する際の呼び出し音の回数を半角数字で入力して下さい。(1〜99、工場出荷値:2、2回呼び出し音が鳴った後に着信。)
コールバックの設定とRASサーバー側の設定について へ進んで下さい。

  クライアントから指定した電話番号へコールバックを要求する
RASサーバーへの接続時、こちら(RASクライアント)から指定する電話番号へコールバックされます。
[コールバックを要求する]にチェックを入れ、[クライアントから電話番号を指定]を選択して下さい。
[電話番号]欄に、コールバック先の電話番号(モデム/TAに接続されている電話回線の電話番号)を半角数字(最大60文字)で入力して下さい。
[着信リング回数]欄には、コールバック接続する際の呼び出し音の回数を半角数字で入力して下さい。(1〜99、工場出荷値:2、2回呼び出し音が鳴った後に着信。)
コールバックの設定とRASサーバー側の設定について へ進んで下さい。
コールバック先の電話番号を間違えないよう注意して下さい。
間違った電話番号を入力すると、間違った電話番号にコールバックされてしまいます。




  コールバックの設定とRASサーバー側の設定について

コールバックの設定は、必ずRASサーバー側と同じ設定にして下さい。
RASサーバーとRASクライアントの設定が一致しないと、接続できませんので注意して下さい。

設定が一致しない場合は、以下の表のような動作をします。


Case1)  Windows 95 + PLUS!、またはWindows 98/MeのRASサーバー(ダイヤルアップサーバー)の場合
  Windows 95 + PLUS! または Windows 98/MeのRASサーバー
コールバックなし
NetGenesisの
RASクライアント
コールバック
要求しない
コールバックなしで接続
事前に設定した
電話番号へ
コールバック
接続不可
(回線切断)
RASクライアント
から番号を指定
接続不可
(回線切断)

Case2)  Windows NT4.0標準のRASサーバーの場合
  Windows NT4.0のRASサーバー
コールバックなし 事前に設定した
電話番号へ
コールバック
RASクライアント
から電話番号を
指定
NetGenesisの
RASクライアント
コールバック
要求しない
コールバック
なしで接続
接続不可
(回線切断)
コールバック
なしで接続
事前に設定した
電話番号へ
コールバック
接続不可
(回線切断)
RASサーバーに
事前に設定した
電話番号へ
コールバック接続
接続不可
(回線切断)
RASクライアント
から電話番号を
指定
接続不可
(回線切断)
RASサーバーに
事前に設定した
電話番号へ
コールバック接続
RASクライアントが
指定した電話番号へ
コールバック接続

Case3) Windows 2000標準のRASサーバーの場合
  Windows 2000のRASサーバー
コールバックなし 事前に設定した
電話番号へ
コールバック
RASクライアント
から電話番号を
指定
NetGenesisの
RASクライアント
コールバック
要求しない
コールバック
なしで接続
接続不可
(回線切断)
コールバック
なしで接続
 
事前に設定した
電話番号へ
コールバック
接続不可
(回線切断)
RASサーバーに
事前に設定した
電話番号へ
コールバック接続
接続不可
(回線切断)
RASクライアント
から電話番号を
指定
接続不可
(回線切断)
RASサーバーに
事前に設定した
電話番号へ
コールバック接続
RASクライアントが
指定した電話番号へ
コールバック接続

Case4) NetGenesisのRASサーバーの場合
  NetGenesisのRASサーバー
コールバックなし 事前に設定した
電話番号へ
コールバック
RASクライアント
から電話番号を
指定
NetGenesisの
RASクライアント
コールバック
要求しない
コールバック
なしで接続 
接続不可
(回線切断)
コールバック
なしで接続 
事前に設定した
電話番号へ
コールバック
接続不可
(回線切断)
RASサーバーに
事前に設定した
電話番号へ
コールバック接続
接続不可
(回線切断)
RASクライアント
から電話番号を
指定
接続不可
(回線切断)
RASサーバーに
事前に設定した
電話番号へ
コールバック接続
RASクライアントが
指定した電話番号へ
コールバック接続

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