11-3 IPマスカレードテーブルの設定例


IPマスカレードテーブルの設定例について説明します。

必要に応じて参照して下さい。

  LAN内のパソコンで、WWWサーバーを運用する例

  LAN内のパソコンで、FTPサーバーを運用する例

  LAN内の別々のパソコンで運用しているWWWサーバーとFTPサーバーを、インターネット側から同じIPアドレスに見せる例

  全てのIPフレームを、LAN内の特定のパソコンへルーティングさせる例
 ※ 使用するソフトウェア(ネットワーク対戦ゲーム等)での設定内容がわからない場合、この設定を試してみると良いでしょう。

  LAN内のパソコンで、ネットワーク対戦ゲーム「Diablo V1.02」を行う例

  NetGenesisの専用線NAT機能とRIP機能を併用する例

実際に設定する際は、既存のLAN等に合わせて設定して下さい。

第11章 IPマスカレードテーブルの設定 へ戻る



  LAN内のパソコンで、WWWサーバーを運用する例

契約しているISPによっては、IPマスカレードテーブルを設定しても動作しないソフトウェアがあります。
(セキュリティの問題によりISP側で遮断している場合等)
NetGenesisのLAN内のパソコンでWWWサーバーを運用したり、ネットワーク対戦ゲームを行う場合、あらかじめ契約しているISPへ確認して下さい。


【 構成例 】

シリアルポート(インターネット)側からNetGenesisのLAN内のWWWサーバーへ接続する場合、NetGenesisのシリアルポートのIPアドレス(ISPから取得したIPアドレス)を指定します。
シリアルポートのIPアドレスの調べ方は以下の2通りがあります。
 方法1) NWG統合ツール(ステータスモニタ)を使用する
詳しくは NWG統合ツール ユーザーズマニュアル を参照して下さい。(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)
 方法2) SYSLOG機能を使用する
詳しくは 10-6 SYSLOGの設定 を参照して下さい。
なお、NetGenesisのLAN内のパソコンからLAN内のWWWサーバーへ接続する場合は、WWWサーバーのパソコンのプライベートIPアドレスを指定して下さい。


上記構成例の場合、以下のように設定します。

プロトコル TCP
開始ポート番号 www-http(ポート番号:80)
終了ポート番号  
変換IPアドレス
(WWWサーバーを運用するパソコンのIPアドレス)
192.168.0.100

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  LAN内のパソコンで、FTPサーバーを運用する例

契約しているISPによっては、IPマスカレードテーブルを設定しても動作しないソフトウェアがあります。
(セキュリティの問題によりISP側で遮断している場合等)
NetGenesisのLAN内のパソコンでWWWサーバーを運用したり、ネットワーク対戦ゲームを行う場合、あらかじめ契約しているISPへ確認して下さい。


【 構成例 】

  シリアルポート(インターネット)側からNetGenesisのLAN内のFTPサーバーへ接続する場合、NetGenesisのシリアルポートのIPアドレス(ISPから取得したIPアドレス)を指定します。
シリアルポートのIPアドレスの調べ方は以下の2通りがあります。
 方法1) NWG統合ツール(ステータスモニタ)を使用する
詳しくは NWG統合ツール ユーザーズマニュアル を参照して下さい。(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)
 方法2) SYSLOG機能を使用する
詳しくは 10-6 SYSLOGの設定 を参照して下さい。
なお、NetGenesisのLAN内のパソコンからLAN内のFTPサーバーへ接続する場合は、FTPサーバーのパソコンのプライベートIPアドレスを指定して下さい。
  FTPクライアントソフトウェア側(NetGenesisのLAN内のFTPサーバーへ接続する側・インターネット側)は必ず「Portモード」に設定して下さい。(「Passiveモード」の場合、接続した後のFTPコマンドのやり取りができません。)
詳しくはFTPクライアントソフトウェアのマニュアルやヘルプ等を参照して下さい。


上記構成例の場合、以下のように設定します。

プロトコル TCP
開始ポート番号 ftp-data(ポート番号:20)
終了ポート番号 ftp(ポート番号:21)
変換IPアドレス
(FTPサーバーを運用するパソコンのIPアドレス)
192.168.0.100

 ※ 「TCP」で動作しない場合、「TCP or UDP」へ変更して下さい。

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  LAN内の別々のパソコンで運用しているWWWサーバーとFTPサーバーを、インターネット側から同じIPアドレスに見せる例

契約しているISPによっては、IPマスカレードテーブルを設定しても動作しないソフトウェアがあります。
(セキュリティの問題によりISP側で遮断している場合等)
NetGenesisのLAN内のパソコンでWWWサーバーを運用したり、ネットワーク対戦ゲームを行う場合、あらかじめ契約しているISPへ確認して下さい。


【 環境例 】

  シリアルポート(インターネット)側からNetGenesisのLAN内のWWWサーバーやFTPサーバーへ接続する場合、NetGenesisのシリアルポートのIPアドレス(ISPから取得したIPアドレス)を指定します。
シリアルポートのIPアドレスの調べ方は以下の2通りがあります。
 方法1) NWG統合ツール(ステータスモニタ)を使用する
詳しくは NWG統合ツール ユーザーズマニュアル を参照して下さい。(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)
 方法2) SYSLOG機能を使用する
詳しくは 10-6 SYSLOGの設定 を参照して下さい。
なお、NetGenesisのLAN内のパソコンからLAN内のWWWサーバーやFTPサーバーへ接続する場合は、それぞれのサーバーのプライベートIPアドレスを指定して下さい。
  FTPクライアントソフトウェア側(NetGenesisのLAN内のFTPサーバーへ接続する側・インターネット側)は必ず「Portモード」に設定して下さい。(「Passiveモード」の場合、接続した後のFTPコマンドのやり取りができません。)
詳しくはFTPクライアントソフトウェアのマニュアルやヘルプ等を参照して下さい。


上記構成例の場合、以下のように設定します。

テーブル1
 プロトコル TCP
 開始ポート番号 www-http(ポート番号:80)
 終了ポート番号  
 変換IPアドレス
 (WWWサーバーを運用するパソコンのIPアドレス)
192.168.0.100

テーブル2
 プロトコル TCP(※)
 開始ポート番号 ftp-data(ポート番号:20)  
 終了ポート番号 ftp(ポート番号:21)
 変換IPアドレス
 (FTPサーバーを運用するパソコンのIPアドレス)
192.168.0.101

 ※ 「TCP」で動作しない場合、「TCP or UDP」へ変更して下さい。

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  全てのIPフレームを、LAN内の特定のパソコンへルーティングさせる例

契約しているISPによっては、IPマスカレードテーブルを設定しても動作しないソフトウェアがあります。
(セキュリティの問題によりISP側で遮断している場合等)
NetGenesisのLAN内のパソコンでWWWサーバーを運用したり、ネットワーク対戦ゲームを行う場合、あらかじめ契約しているISPへ確認して下さい。


【 環境例 】

シリアルポート(インターネット)側からNetGenesisのLAN内のパソコンへ接続する場合、NetGenesisのシリアルポートのIPアドレス(ISPから取得したIPアドレス)を指定します。
シリアルポートのIPアドレスの調べ方は以下の2通りがあります。
 方法1) NWG統合ツール(ステータスモニタ)を使用する
詳しくは NWG統合ツール ユーザーズマニュアル を参照して下さい。(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)
 方法2) SYSLOG機能を使用する
詳しくは 10-6 SYSLOGの設定 を参照して下さい。


上記構成例の場合、以下のように設定します。

テーブル1
 プロトコル TCP or UDP
 開始ポート番号 0 (ポート番号の先頭値)
 終了ポート番号 65535 (ポート番号の最終値)
 変換IPアドレス
 (ルーティング先のパソコンのIPアドレス)
192.168.0.100

テーブル2
 プロトコル ICMP
 開始ポート番号  
 終了ポート番号  
 変換IPアドレス
 (ルーティング先のパソコンのIPアドレス)
192.168.0.100

常時起動しているパソコン(サーバー等)には、上記の設定は行わないで下さい。(セキュリティの面で危険です。)

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  LAN内のパソコンで、ネットワーク対戦ゲーム「Diablo V1.02」を行う例

契約しているISPによっては、IPマスカレードテーブルを設定しても動作しないソフトウェアがあります。
(セキュリティの問題によりISP側で遮断している場合等)
NetGenesisのLAN内のパソコンでWWWサーバーを運用したり、ネットワーク対戦ゲームを行う場合、あらかじめ契約しているISPへ確認して下さい。


【 環境例 】

シリアルポート(インターネット)側からNetGenesisのLAN内のパソコンへ接続する場合、NetGenesisのシリアルポートのIPアドレス(ISPから取得したIPアドレス)を指定します。
シリアルポートのIPアドレスの調べ方は以下の2通りがあります。
 方法1) NWG統合ツール(ステータスモニタ)を使用する
詳しくは NWG統合ツール ユーザーズマニュアル を参照して下さい。(WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)
 方法2) SYSLOG機能を使用する
詳しくは 10-6 SYSLOGの設定 を参照して下さい。


上記構成例の場合、以下のように設定します。

テーブル1
 プロトコル TCP or UDP
 開始ポート番号 116
 終了ポート番号  
 変換IPアドレス
 (ゲームを行うパソコンのIPアドレス)
192.168.0.100

テーブル2
 プロトコル TCP or UDP
 開始ポート番号 118
 終了ポート番号  
 変換IPアドレス
 (ゲームを行うパソコンのIPアドレス)
192.168.0.100

テーブル3
 プロトコル TCP or UDP
 開始ポート番号 6112
 終了ポート番号  
 変換IPアドレス
 (ゲームを行うパソコンのIPアドレス)
192.168.0.100

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  NetGenesisの専用線NAT機能とRIP機能を併用する例

プロトコル UDP
開始ポート番号 router(ポート番号:520)
終了ポート番号  
変換IPアドレス
(RIP機能を使用するNetGenesisのIPアドレス)
192.168.0.1

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