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UDPポート1024番以降を設定する際は、LAN→WANへのUDP通信用として、少なくとも2048(個)以上のUDPポートを確保して下さい。 |
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"UDPポート1024〜65535番" という設定を行わないで下さい。 |
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IPマスカレードテーブルに設定したUDPポートは、WAN→LANへのUDP通信用となり、LAN→WANのUDP通信では使用できません。 |
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◆WAN→LAN:WAN側から通信開始
◆LAN→WAN:LAN側から通信開始 |
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NetGenesisはIPマスカレード変換時、LAN→WANへのUDP通信において、送信元ポート1024〜65535番を使用します。 |
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このため、IPマスカレードテーブルに "UDPポート1024〜65535番" を設定すると、LAN→WANへのUDP通信で使用可能なUDPポートが無くなってしまい、様々な問題が発生します。 |
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◆問題の例) |
LAN側からDNS名前解決ができなくなり、LAN側のパソコンからホームページへアクセスできなくなる。 |
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この問題を回避するためには、前述の通り「2048(個)以上のUDPポートを、LAN→WANへのUDP通信のために確保する(IPマスカレードテーブルに設定しない)」ようにして下さい。 |
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以下の例を参考にして下さい。 |
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例1) |
◆プロトコル:UDP |
◆先頭ポート番号:1024 |
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◆変換IPアドレス:xxx.xxx.xxx.xxx |
◆終了ポート番号:60000 |
→ |
《問題なし》
・WAN→LANで使用可能なUDPポート |
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1024〜60000番 |
・LAN→WANで使用可能なUDPポート |
: |
60001〜65535番 |
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例2) |
◆プロトコル:UDP |
◆先頭ポート番号:1024 |
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◆変換IPアドレス:xxx.xxx.xxx.xxx |
◆終了ポート番号:65535 |
→ |
《問題あり》
・WAN→LANで使用可能なUDPポート |
: |
1024〜65535番 |
・LAN→WANで使用可能なUDPポート |
: |
無し |
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UDPポート1024番以降が全てIPマスカレードテーブル(WAN→LANへのIPマスカレード変換)用になるため、LAN→WANで使用可能なUDPポートが無くなってしまう。 |
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(=LAN→WANへのUDP通信ができない。) |
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IPマスカレードテーブルの設定を行うにあたって、使用するソフトウェア(ネットワークゲーム等)の以下の情報が必要となります。 |
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使用するプロトコル |
TCPプロトコルかUDPプロトコルか等 |
ポート番号 |
プロトコルの使用するポート番号xxxx等 |
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詳しくは、使用するソフトウェアのマニュアル等を参照して下さい。 |
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TCP、UDP、ICMP、GRE、ESP、EtherIP以外のプロトコルを使用するソフトウェアは、IPマスカレードテーブルを設定しても動作しません。 |
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IPマスカレードテーブルの設定が必要なソフトウェアによっては、LAN内の複数台のパソコンで同時使用ができないものがあります。 |
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あらかじめご了承下さい。 |
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インターネット(WAN)側からNetGenesisのLAN内のパソコンへ接続する場合、NetGenesisのWAN側のIPアドレスを指定して下さい。 |
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◆ |
動作モードが「DHCPクライアント・IPアドレス自動取得」の場合、17-2.WANポート情報 を参照してWAN側のIPアドレスを調べて下さい。 |
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◆ |
動作モードが「PPPoE セッション1 IPアドレス自動取得」、「PPPoE セッション
2 IPアドレス自動取得」の場合は、17-1.PPPoEポート情報・制御 を参照してWAN側のIPアドレスを調べて下さい。 |
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◆ |
動作モードが「PPPoE セッション1 IPアドレス固定(1〜16個)」または「IPアドレス固定・IPアドレス固定(1〜16個)」の場合、動作モードの詳細設定画面内の「WAN側 IPマスカレード変換用IPアドレス」を指定して下さい。 |
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各ポートに登録可能なテーブル情報数は最大32個です。 |
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(PPPoE ポート1〜2・各32個、WANポート・32個) |