7-2.WAN設定
本製品のWAN側設定について説明します。
設定メニューの「ネットワーク設定」より「WAN設定」をクリックして下さい。



以降、使用するWAN側の接続モードに従って参照して下さい。

  USBモバイルデータカードを使用する場合
  7-2-1.モバイルデータカード(USB)

  DHCPクライアント接続(有線WAN)を使用する場合
  7-2-2.DHCPクライアント(有線WAN)

  IP固定接続(有線WAN)を使用する場合
  7-2-3.IPアドレス固定(有線WAN)

  PPPoEクライアント接続(有線WAN)を使用する場合
  7-2-4.PPPoEクライアント(有線WAN)


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7-2-1.モバイルデータカード(USB)
以下の手順で設定を行って下さい。
  WAN側接続モードで「モバイルデータカード(USB)」を選択し、以降の各項目を設定して下さい。 

モバイルデータカードの契約が定額制以外の場合、通信量等に応じて課金が発生するため、通信料が高額になる恐れがあります。
くれぐれもご注意下さい。

  接続デバイス名指定
  「未指定」のままご利用下さい。

  CDCタイプ
  「モデム」を選択して下さい。

  キャリア選択
  通常は「自動判別」を選択して下さい。
 
 チェック!
グリーンハウス GH-UDG-MCLTEDでmineo等のKDDI系MVNO SIMをご利用の場合は、「KDDI MVNO」を選択して下さい。

  接続先
 
 チェック!
動作確認済みのモバイルデータカードについては MR-GM2 動作確認済みモバイルデータ通信カード一覧ページ (外部リンク)を参照して下さい。
  接続先を選択すると、ユーザー名、パスワード、APN、発信先電話番号が自動入力されます。
任意のユーザー名、パスワード、APN、発信先電話番号を設定する場合は「その他」を選択して下さい。

契約プラン ユーザー名 パスワード APN   電話番号  
SoftBank 法人データ通信プランフラット(4G) biz4g biz4g

bizflat4g.softbank

*99#
ワイモバイルLTEプラン LTEフラット em em em.std *99***1#
NTTドコモ moperaU Xiデータ通信/FOMA パケット通信 mopera mopera mopera.net *99***1#
KDDI Speed USB STICK U03      kwx2.au-net.ne.jp *99***1#


 
 チェック!
「その他」を選択すると、「ユーザー名」「パスワード」「APN」「電話番号」を手動で設定することができます。
手動設定する場合は、契約プロバイダの資料等を参照して設定して下さい。

  CID
  回線事業者、または契約プロバイダから指定されたCIDを選択して下さい。
 
 チェック!
グリーンハウス GH-UDG-MCLTEDでKDDI系 SIMをご利用の場合は、必ず「2」を選択して下さい。
 
 チェック!
モバイルデータカードに登録済のCID番号を選択した場合、登録済のCID番号にAPN設定、PDPタイプ設定が上書きされます。

  発信先電話番号
  接続先を選択すると自動で設定されます。
 
 チェック!
グリーンハウス GH-UDG-MCLTEDでKDDI系 SIMをご利用の場合は、必ず「*99***2#」を入力して下さい。

  PDPタイプ
  通常は、「IP」のままご利用下さい。
 
 チェック!
MF121をご利用の場合、PDPタイプを「IP」から「PPP」へ変更しないと接続できない場合があります。

  接続モード
  接続モードを選択して下さい。

常時接続
 
常に回線接続状態になります。
自動接続・切断
 
インターネットへの接続要求を検出し回線の自動接続を行います。
無通信監視時間で設定した時間、無通信状態が続くと自動切断します。
[接続][切断][更新]ボタン
 
接続モードが「自動接続・切断」の場合にのみ操作可能です。
回線を手動接続、手動切断することができます。
[更新]ボタンを押すと、回線接続状態に合わせて[接続][切断]ボタンの状態が更新されます。
USB状態
 
接続モードが「自動接続・切断」の場合にのみ表示されます。
回線の接続状態を表示します。
 
 チェック!
「接続モード」を「常時接続」で設定した場合でも、契約プロバイダによっては一定時間でプロバイダ側から回線を切断される場合がありますのでご注意下さい。
 
 チェック!
「接続モード」を「常時接続」で設定した場合、回線が切断されると自動再接続を行います。
 
モバイルデータカードの契約が定額制以外の場合、通信量等に応じて課金が発生するため、通信料が高額になる恐れがあります。
くれぐれもご注意下さい。

  無通信監視時間
  接続モードで「自動接続・切断」を選択した場合に設定可能です。
ここで設定した時間、無通信状態が続くと自動切断します。(1/5/10/30/60分)

  MTU
  MTU(Maximum Transmission Unit)サイズを変更する場合、MTUサイズを入力して下さい。
 
 チェック!
MTUとは「1回の送信で送ることができる最大データサイズ」です。

  DNS
  DNSサーバーIPアドレスを自動取得する場合「自動取得」を選択して下さい。
DNSサーバーIPアドレスを設定する場合「固定指定」を選択してプライマリDNS、セカンダリDNSにDNS サーバーIPアドレスを入力して下さい。
DNSサーバーを使用しない場合「未使用」を選択して下さい。

  PPP接続待ち時間
  PPP接続の応答待ち時間を設定します。
ここで設定した時間内に応答が無い場合、PPPの再接続を行います。
通常は初期値「2分」のままご利用下さい。

  USBモジュール検出待ち時間
  ここで設定した時間内にUSBデータカードが応答しない場合、USBポートの電源をOFF/ONします。
USBポートの電源OFF/ONを10回繰り返しても応答しない場合、MR-GM2が再起動します。
通常は初期値「0秒」のままご利用下さい。

  USBモジュール電源OFF時間
  MR-GM2再起動時にUSBデータカードの電源をOFFにする時間を設定します。
通常は初期値「5秒」のままご利用下さい。

  追加ATコマンドを使用する
  追加ATコマンドを使用する場合、「追加ATコマンドを使用する」チェックを入れ、ATコマンドを入力して下さい。
複数のATコマンドを設定する場合「\n」もしくは「\n」で区切って入力して下さい。


  UPnPを有効にする
  UPnPソフトウェアを使用する場合、チェックを入れて下さい。

  IPsecパススルーを有効にする
IPsec通信プロトコルを使用してVPN接続を行う場合、チェックを入れて下さい。

  PPTPパススルーを有効にする
PPTP通信プロトコルを使用してVPN接続を行う場合、チェックを入れて下さい。

  NetBIOS over TCP/IP、Microsoft-DSの透過を有効にする
WAN側とのNetBIOS over TCP/IP、Microsoft-DSの通信(Windowsファイル共有)を透過する場合、チェックを入れて下さい。

  高速パケット処理(FastPath)を有効にする
高速パケット処理(ファストパス)を無効にする場合、チェックを外して下さい。

  UDPセッション時間(単方向)、UDPセッション時間(双方向)
UDPパケットのセッション情報の保持時間を設定します。
通常は初期値(単方向60秒、双方向90秒)のままご利用下さい。

  IP変換セッション数
IPアドレス変換の最大セッション数を設定します。
通常は初期値(2048)のままご利用下さい。

  WAN側からのPing応答
WAN側からのPing応答の状態を表示します。
有効にする場合は、8-6.WAN側からのPing応答を返す設定方法 を参照して下さい。
 
アタック検出
 
WAN側からのPing応答が有効の時に設定が可能です。
1秒間に許容する Ping のアクセス回数を設定します。

  WAN側から設定画面へのログオン
WAN側から設定画面ログオンの状態を表示します。
有効にする場合は、8-5.WAN側から設定画面へのログオンを許可する設定方法 を参照して下さい。
 
アタック検出
 
WAN側から設定画面ログオンが有効の時に設定が可能です。
30秒間にここで設定した回数を超えてSYNフラグ(接続要求)を受信した場合、その送信元IPアドレスからのSYNフラグを300秒間拒否します。

  Webポート
  設定画面へのアクセスポート番号を「80(www-http)」から変更できます。
本設定は、LAN側/WAN側共通となりますのでLAN側からも変更したポート番号でログオンする必要があります。
変更後は「http://192.168.0.1:10000」のように「http://GM2のIPアドレス:(コロン)変更したポート番号」の形式で設定画面にログオンして下さい。
 
 チェック!
ポート番号を変更する場合は、「1025〜65534」の範囲(10000以降推奨)で設定して下さい。
「0〜1024」を設定してしまうと、ブラウザソフト側の制限で設定画面にログオンできなくなる可能性がありますのでご注意下さい。
 
 チェック!
ポート番号を変更する場合、変更後のポート番号を忘れないように注意して下さい。
ポート番号が分からなくなってしまった場合、INITボタンによる設定初期化以外に救済措置はありません。
 
 チェック!
ポートフォワーディング設定にここで設定したポート番号を登録する、もしくはDMZホスト機能を有効にすると、これらの機能が優先され、WAN側から設定画面にログオンできなくなります。

  回線監視機能
  PING(ICMPパケット)、またはHTTPリクエストによる回線監視が可能です。
回線監視機能を使用する場合、「PINGによる監視」もしくは「HTTPによる監視」のいずれかを選択して下さい。
「PINGによる監視」はPING応答があった場合に回線接続状態と判断します。
「HTTPによる監視」はHTTPリクエストに対して応答があった場合に回線接続状態と判断します。

接続モードで「常時接続」を選択した場合に設定可能です。

発行間隔
 
Ping、HTTPリクエストの発行間隔を設定して下さい。(1/5/15/30/45/60分)
宛先1〜3
 
監視先をFQDN(ドメイン名)もしくはIPアドレスで設定して下さい。
 
 チェック!
宛先には必ずWAN側(インターネット上)のFQDN(ドメイン名)・IPアドレスを設定して下さい。
( LAN側(ローカル側)のFQDNやIPアドレスを設定ないで下さい。)
 
 チェック!
登録した全ての宛先の応答確認に失敗した場合、回線の再接続を行います。
回線の再接続後、登録した全ての宛先の応答確認に失敗した場合、USBポートの電源OFF/ONを行います。
 
 チェック!
登録した全てのFQDN・IPアドレスに誤りがあると、回線接続→回線切断→回線再接続→USBポートの電源OFF/ONを繰り返します。


全ての設定が終わりましたら、[設定保存]ボタンをクリックして下さい。
以下の画面が表示されますので、すぐに設定を反映させる場合は[今すぐ再起動]ボタンを、引き続き設定を行う場合は[後で再起動]ボタンをクリックして下さい。




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