7-2-4.PPPoEクライアント(有線WAN)

有線WAN機能について
本製品のETH1ポートを有線WANポートとして利用します。
設定完了後、WAN側回線をETH1ポートに接続して下さい。
有線WAN機能は、IPマスカレード(NAPT)変換固定となります。
複数IPアドレスの設定、NAT変換、アンナンバード接続には対応していませんのでご注意下さい。

以下の手順で設定を行って下さい。
  WAN側接続モードで「PPPoEクライアント (ETH1)」を選択し、以降の各項目を設定して下さい。 

  ユーザー名、パスワード
  契約資料を参照して「認証ID(ユーザー名)」、「認証パスワード」を入力して下さい。

  サービス名
  プロバイダから特に指定がない場合は空欄にして下さい。

  接続モード
  接続モードを選択して下さい。

常時接続
 
常に回線接続状態になります。
自動接続・切断
 
インターネットへの接続要求を検出し回線の自動接続を行います。
無通信監視時間で設定した時間、無通信状態が続くと自動切断します。
手動接続・切断
 
回線接続・切断を手動で行います。
 
 チェック!
「接続モード」を「常時接続」で設定した場合、回線が切断されると自動再接続を行います。

  MTU
  MTU(Maximum Transmission Unit)サイズを変更する場合、MTUサイズを入力して下さい。
指定が無い場合は、初期値のままご利用下さい。
 
 チェック!
MTUとは「1回の送信で送ることができる最大データサイズ」です。

  DNS
  DNSサーバーIPアドレスを自動取得する場合「自動取得」を選択して下さい。
DNSサーバーIPアドレスを設定する場合「固定指定」を選択してプライマリDNS、セカンダリDNSにDNS サーバーIPアドレスを入力して下さい。
DNSサーバーを使用しない場合「未使用」を選択して下さい。

  PPP接続待ち時間
  PPP接続の応答待ち時間を設定します。
ここで設定した時間内に応答が無い場合、PPPの再接続を行います。
通常は初期値「40秒」のままご利用下さい。

 

  UPnPを有効にする
  UPnPソフトウェアを使用する場合、チェックを入れて下さい。

  IPsecパススルーを有効にする
IPsec通信プロトコルを使用してVPN接続を行う場合、チェックを入れて下さい。

  PPTPパススルーを有効にする
PPTP通信プロトコルを使用してVPN接続を行う場合、チェックを入れて下さい。

  NetBIOS over TCP/IP、Microsoft-DSの透過を有効にする
WAN側とのNetBIOS over TCP/IP、Microsoft-DSの通信(Windowsファイル共有)を透過する場合、チェックを入れて下さい。

  IPv6パススルーを有効にする
IPv6での通信を行う場合、チェックを入れて下さい。
 
 チェック!
本機能はIPv6パケットをパススルー(ブリッジ)する機能です。IPv6変換は行いません。

  高速パケット処理(FastPath)を有効にする
高速パケット処理(ファストパス)を無効にする場合、チェックを外して下さい。

  UDPセッション時間(単方向)、UDPセッション時間(双方向)
UDPパケットのセッション情報の保持時間を設定します。
通常は初期値(単方向60秒、双方向90秒)のままご利用下さい。

  IP変換セッション数
IPアドレス変換の最大セッション数を設定します。
通常は初期値(2048)のままご利用下さい。

  WAN側からのPing応答
WAN側からのPing応答の状態を表示します。
有効にする場合は、8-6.WAN側からのPing応答を返す設定方法 を参照して下さい。
 
アタック検出
 
WAN側からのPing応答が有効の時に設定が可能です。
1秒間に許容する Ping のアクセス回数を設定します。

  WAN側から設定画面へのログオン
WAN側から設定画面ログオンの状態を表示します。
有効にする場合は、8-5.WAN側から設定画面へのログオンを許可する設定方法 を参照して下さい。
 
アタック検出
 
WAN側から設定画面ログオンが有効の時に設定が可能です。
30秒間にここで設定した回数を超えてSYNフラグ(接続要求)を受信した場合、その送信元IPアドレスからのSYNフラグを300秒間拒否します。

  Webポート
  設定画面へのアクセスポート番号を「80(www-http)」から変更できます。
本設定は、LAN側/WAN側共通となりますのでLAN側からも変更したポート番号でログオンする必要があります。
変更後は「http://192.168.0.1:10000」のように「http://GM2のIPアドレス:(コロン)変更したポート番号」の形式で設定画面にログオンして下さい。
 
 チェック!
ポート番号を変更する場合は、「1025〜65534」の範囲(10000以降推奨)で設定して下さい。
「0〜1024」を設定してしまうと、ブラウザソフト側の制限で設定画面にログオンできなくなる可能性がありますのでご注意下さい。
 
 チェック!
ポート番号を変更する場合、変更後のポート番号を忘れないように注意して下さい。
ポート番号が分からなくなってしまった場合、INITボタンによる設定初期化以外に救済措置はありません。
 
 チェック!
ポートフォワーディング設定にここで設定したポート番号を登録する、もしくはDMZホスト機能を有効にすると、これらの機能が優先され、WAN側から設定画面にログオンできなくなります。


全ての設定が終わりましたら、[設定保存]ボタンをクリックして下さい。
以下の画面が表示されますので、すぐに設定を反映させる場合は[今すぐ再起動]ボタンを、引き続き設定を行う場合は[後で再起動]ボタンをクリックして下さい。




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