18-2.帯域制限情報・制御
帯域制限設定について
WANポート帯域制限設定を行った場合、全てのパケットは制限した帯域内で処理されます。
優先ルーティング設定 と併用した場合は、制限した帯域内で優先処理が行われます。
 
帯域制限情報・制御との違い
「WANポートの設定」の中の「WANポート 動作モード・帯域制限設定」にある 帯域制限設定 と本画面は、設定画面の構成は同じですが動作が異なります。
  「帯域制限情報・制御」(本画面)で操作を行った場合
  設定の更新/再起動を行わなくても、設定がリアルタイムで反映されます。
ただし、NetGenesisを再起動(電源のOFF/ONも含む)すると設定は消去されます。
(起動時に「WANポート 動作モード・帯域制限設定」が読み込まれます。)
  「WANポート 動作モード・帯域制限設定」で設定を行った場合
  設定を行った後、設定の更新/再起動を行わないと設定は反映されません。
設定の更新/再起動を行った後は、NetGenesisを再起動しても設定は消えません。
(設定内容を保持します。)
 
HUBポートの速度制限機能と併用する場合の注意
WANポートの帯域制限機能とHUBポートの速度制限機能を併用する場合、ルータポートに設定する制限速度の設定値に注意して下さい。
端末からWAN(インターネット)側へ送信されたパケットは、ルータポートを経由しますので、

ルータポートの制限速度設定値 WANポートの帯域制限設定値

の場合、ルータポートの制限速度設定値が上限速度となります。
例えば、ルータポートの制限速度を「10Mbps」で設定し、WANポート帯域制限設定値を「25Mbps」で設定した場合、インターネットへの送信速度は「10Mbps」で制限されます。
HUBポートの速度制限設定については 14-2.速度制限設定 を参照して下さい。

帯域制限情報・制御の操作方法について説明します。

本画面で設定内容を変更することにより、リアルタイムでWANポートの帯域制限機能の有効/無効を切り替えたり、設定値を変更することができます。

以下の手順で操作を行って下さい。
 
設定画面のメニューの「制御・情報表示」の中の、[帯域制限情報・制御]をクリックして下さい。
「帯域制限情報・制御」画面が開きます。

この時点で表示されるのは、WANポート帯域制限の現在の動作(設定)状況です。

以降、「帯域制限情報・制御」画面の表示内容を上から順番に説明します。

  「上り方向 帯域制限機能(シェーピング)を使用する」 (チェックボックス)
  WANポートの帯域制限機能の有効/無効を切り替えます。

  帯域制限速度
  帯域の上限速度を設定します。

  帯域制限動作を適用(ボタン)
  上記で行った設定を動作に反映させる場合は、クリックして下さい。

  元に戻す(ボタン)
  上記で行った設定を元に戻す場合、クリックして下さい。

  最新の状態に更新(ボタン)
  現在のWANポートの帯域制限機能の動作状況を表示します。
 
本画面で行った設定は、NetGenesisの再起動(電源のOFF/ONも含む)を行うと消去されます。
  (起動時は「16-1.WANポート 帯域制限設定」の設定内容が読み込まれます。)
  設定内容を固定(NetGenesisの再起動をしても消去されないように)する場合は、「16-1.WANポート 帯域制限設定」を行って下さい。
 

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