14-2.速度制限設定
各ポートの送信速度(L1〜L4 → 端末、WAN → インターネット)に制限を設けるための設定(レートリミット)について説明します。
環境例)
本設定によって制限をかけることが出来る方向を端末(PC等)から考えた場合、以下のようになります。
●
端末からインターネット宛のデータ送信
→本設定の「ルータ(WAN)」に設定する制限速度となります。
●
インターネットから端末へのデータ受信、あるいは、LAN内の他の端末からのデータ受信
→
本設定の「L1〜L4」(データ受信する端末が接続されているポート)に設定する制限速度となります。
WANポートの帯域制限機能と併用する場合の注意
WANポートの帯域制限機能とHUBポートの速度制限機能を併用する場合、ルータポートに設定する制限速度の設定値に注意して下さい。
端末からWAN(インターネット)側へ送信されたパケットは、ルータポートを経由しますので、
ルータポートの制限速度設定値
<
WANポートの帯域制限設定値
の場合、ルータポートの制限速度設定値が上限速度となります。
例えば、ルータポートの制限速度を「10Mbps」で設定し、WANポート帯域制限設定値を「25Mbps」で設定した場合、インターネットへの送信速度は「10Mbps」で制限されます。
WANポートの帯域制限設定については
16-1.WANポート 帯域制限設定
を参照して下さい。
【 設定画面と設定項目 】
メニューの「HUBポートの設定」の中の[速度制限設定]をクリックして下さい。
「速度制限設定」画面が開きます。
以降、各設定項目毎に説明します。
[速度制限機能を使用する]
速度制限機能を使用する場合、チェックを入れて下さい。
[有効]のチェックボックスと[制限速度]の設定欄
速度制限を有効にするポートの[有効]にチェックを入れ、[制限速度]を入力して下さい。
[制限速度]は1〜100(×10Mbps)で入力できます。
L1〜L4
:
HUBの各ポートです。
ルータ
:
NetGenesis内部のLANポートです。
各ポートの(NetGenesis内部の)位置関係は以下のようになっています。
端末−
各ポートの位置関係(略図)
HUBポート
(L1〜L4)
ルータポート
(LANポート)
<ルータ処理>
WANポート
−インターネット
例えば、NetGenesisのLAN内(HUBポート側)からインターネット接続を行う場合、L1〜L4からルータポート(LANポート)を経由し、内部でルータ処理が行われた後にWANポートへ出力されます。
設定が完了した後、[設定]ボタンをクリックして下さい。
全ての設定が完了した場合は、
左のメニューの
設定の更新
をクリックして下さい。
"設定の更新" と "NetGenesisの再起動" を行って下さい。
詳しくは
3-4.設定の終了(更新・再起動)
を参照して下さい。
(NetGenesisの再起動中を行うと(NetGenesisの)HUBがリセットされ、一度リンクが切れます。)
引き続き設定を行う場合は、左のメニューをクリックし、必要な設定を行って下さい。
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