13-2.ソースルーティング設定

ソースルーティング設定について説明します。

送信元IPアドレス(ネットワークアドレス)により、ルーティング先ポートを振り分けることができます。

設定画面のメニューの「ルーティング設定」の中の、[ソースルーティング設定]をクリックして下さい。


 
ルーティング処理の優先順位について
NetGenesisの内部では、スタティックルーティング(RIP)→ソースルーティングの順番で処理されます。
スタティックルーティングおよびRIPにより登録されたルーティング情報に該当した通信は、ソースルーティングでは処理されません。
<<動作例>>
ソースルーティング設定 スタティックルーティング設定
送信元IPアドレス/サブネット 192.168.0.100/32
ルーティング先 PPPoE1
送信先IPアドレス/サブネット 192.168.1.0/24
ルーティング先 PPPoE2
 → 上記の場合、送信元IPアドレス「192.168.0.100」から送信先ネットワークアドレス「192.168.1.0/24」宛の通信はPPPoE2へルーティングされます。
(スタティックルーティング設定の条件に合致するため、PPPoEポート1へはルーティングされません。)

以下の手順で設定を行って下さい。
 
 メ モ 
登録可能なソースルーティング情報は最大16個です。
  1. 「ソースルーティング機能を有効にする」にチェックを入れて下さい。


     
  2. 登録リストの[編集]ボタンをクリックして下さい。


    「ソースルーティング リスト追加・編集」画面が表示されます。


     
  3. 「ソースIPアドレス/サブネット」に送信元IPアドレス(ネットワークアドレス)とサブネットマスクのビット数を入力して下さい。
    (サブネットマスクのビット数を入力しない場合は、ユニキャストIPアドレス(/32)となります。)

     ※ サブネットが「xxx.xxx.xxx.xxx」の形式で指定された場合、付録・IPアドレス範囲(IPアドレス/サブネット) 早見表 を参考にして下さい。
      (WWWブラウザの別ウィンドウが開きます。)
     
  4. 「ルーティング先ポート」を選択して下さい。




    PPPoE1 PPPoEポート1(セッション1)へルーティングします。
    PPPoE2 PPPoEポート2(セッション2)へルーティングします。
    PPPoE3 PPPoEポート3(セッション3)へルーティングします。
    PPPoE4 PPPoEポート4(セッション4)へルーティングします。
    wan WANポートへルーティングします。(※)
    lan スタティックルーティング設定 で「LANポートのスタティックルーティング設定」に登録したルーティング情報に従いルーティングします。
    default_out スタティックルーティング設定 でデフォルトゲートウェイに設定したポートへルーティングします。
     ※ WANポートで以下の動作モードを選択した場合に該当します。
     ・ DHCPクライアント IPアドレス自動取得 [IPマスカレード変換有効]
     ・ IPアドレス固定(1〜16個) [IPマスカレード変換有効]
     ・ IPアドレス固定 アンナンバード(unnumbered) [IPアドレス変換無効]
     ・ ローカルルータ [IPアドレス変換無効]
     
  5. [追加]ボタンをクリックして下さい。


    入力したソースルーティング情報が登録リストに追加されます。


     チェック!
    登録リストの順番が、そのまま処理の「優先順位」になります。
    「追加したエントリが最後尾にある=一番最後に処理される」ということになりますので、必要に応じて追加したエントリを移動して下さい。
  エントリ右横のボタンについて
  既存のエントリを編集(修正)、移動する際に使用します。
 
  操作方法については 登録リストを有する画面に表示されるボタン (3-3.設定画面内のボタンの意味) を参照して下さい。

以上で「ソースルーティング設定」は完了です。  

画面下の[設定]ボタンをクリックして下さい。


 
 
全ての設定が完了した場合は、
左のメニューの   設定の更新   をクリックして下さい。
  "設定の更新" と "NetGenesisの再起動" を行って下さい。
  詳しくは 3-4.設定の終了(更新・再起動) を参照して下さい。
  引き続き設定を行う場合は、左のメニューをクリックし、必要な設定を行って下さい。
 
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