12-3.SYSLOG設定

SYSLOGの設定について説明します。

SYSLOGとは、システムで発生したイベントや情報等をシステムのメッセージとして表示/記録する機能です。

ネットワークを介したシステムメッセージは、UDPのポート514を使用して送受信されます。

NetGenesisにおけるSYSLOGの位置付け
NetGenesisは以下の目的でSYSLOGを使用します。
  ISP等から付与されたIPアドレス等の確認。
  通信切断要因の確認。
  その他。

SYSLOGの設定、及び実際に表示されるメッセージの内容等については、以下を参照して下さい。
 SYSLOG設定の手順
 SYSLOGの表示
 SYSLOG送出フォーマット
 
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SYSLOG設定の手順

以下の手順で設定を行って下さい。
  1. 設定画面のメニューの「LANポートの設定」の中の、[SYSLOG設定]をクリックして下さい。


     
    「NetGenesisの設定」画面の[SYSLOG表示]を使用する場合
    「NetGenesisの設定」画面の[SYSLOG表示]を使用してSYSLOGを表示する場合、「SYSLOG機能を使用する」や「ホストIPアドレス」の設定(以降の2〜3の設定)に関係なく表示されます。
    ([メッセージタイプ]でチェックを入れたSYSLOGが表示されます。)
    「NetGenesisの設定」画面の[SYSLOG表示]を使用する場合は 4(メッセージタイプの選択) へ進んで下さい。
     注意: 「NetGenesisの設定」画面の[SYSLOG表示]では、SYSLOGを記録(ファイルに保存)することはできません。

  2. [SYSLOG機能を使用にする]にチェックを入れて下さい。



  3. [ホストIPアドレス]欄には、SYSLOG情報を受け取る(表示する)パソコンのIPアドレスを半角数字で入力します。
     
     メ モ 
    パソコンでSYSLOG情報を受け取るためには、SYSLOG受信・表示ソフトウェアが別途必要となります。
    ファシリティーコードは「LOG_USER」固定です。

    既存のLAN環境に応じて以下のように設定して下さい。

      SYSLOG情報を特定のパソコンで受け取る場合
     → SYSLOG情報を受け取るパソコンのIPアドレスを入力して下さい。
      入力するIPアドレスは、NetGenesisのLANポートIPアドレスと同一ネットワーク内のIPアドレスにして下さい。(NetGenesisのLANポートIPアドレスが工場出荷値の場合、IPアドレス「192.168.0.2〜192.168.0.254」の範囲内。)
     
    [ホストIPアドレス]に設定するIPアドレスについての補足
    SYSLOGを受け取るパソコンのIPアドレスを指定する場合、DHCPサーバーから付与されないIPアドレスを指定して下さい。
    DHCPサーバーから付与されるIPアドレスを指定した場合、LAN内のパソコンの起動順番によって各パソコンのIPアドレスが変わりますので、特定のパソコンを指定することができません。
    よって、SYSLOGを正しく受け取れないことがあります。
    LAN内の全てのパソコンのIPアドレスをDHCPサーバーから取得している場合、次項の「SYSLOG情報をLAN内の各パソコンへ同報配信する場合」を参照して下さい。
     
      SYSLOG情報をLAN内の各パソコンへ同報配信する場合
     → 「255.255.255.255」を入力して下さい。
      LAN内の全てのパソコンのIPアドレスをDHCPサーバーから取得している場合や、使用しているパソコンのIPアドレスがわからない場合、この設定を行うと良いでしょう。
      SYSLOG情報は、NetGenesisが接続されている同一LAN内(※)に同報配信されます。
      SYSLOG表示プログラムを使用することにより、LAN内の複数のパソコンでSYSLOGの同時受信が可能になります。
     
     
    SYSLOGの同報配信先について
    NetGenesisと同一セグメントのLANにのみSYSLOGが同報配信されます。
    NetGenesisのLANポートIPアドレスが工場出荷値の場合、IPアドレス「192.168.0.1〜192.168.0.254」へ同報配信されます。

  4. [メッセージタイプ]欄の中から、送出する(表示する)SYSLOGのメッセージタイプを選択して下さい。

    どのメッセージタイプを送出すれば良いか分からない場合、[LOG_WARNING]、[LOG_NOTICE]、[LOG_INFO]の3つをチェックして下さい。
    (他の4つについては現在未対応です。)



設定が完了しましたら、[設定]ボタンをクリックして下さい。



以上でSYSLOG設定は完了です。
 
 
全ての設定が完了した場合は、
左のメニューの   設定の更新   をクリックして下さい。
  "設定の更新" と "NetGenesisの再起動" を行って下さい。
  詳しくは 3-4.設定の終了(更新・再起動) を参照して下さい。
  引き続き設定を行う場合は、左のメニューをクリックし、必要な設定を行って下さい。
 
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SYSLOGの表示

SYSLOGを受信・表示するために必要な手順について説明します。

NetGenesisのSYSLOGの設定を行って設定を更新・再起動すると、LAN内にSYSLOGメッセージが送出されます。
 
 メ モ 
「NetGenesisの設定」画面の[SYSLOG表示]を使用する場合、18-6.SYSLOG表示 を参照して下さい。
 
SYSLOGの表示を行う場合、ISP等との回線接続を行う前にSYSLOG受信・表示ソフトウェアを起動して下さい。
回線接続の作業を行った(接続に失敗した)後にSYSLOG受信・表示を起動しても、必要な情報が表示されませんので、注意して下さい。

SYSLOG受信・表示の手順

SYSLOG受信・表示ソフトウェアを起動する。
(NetGenesisの設定を行う前に起動する。)

WWWブラウザを起動する。
(NetGenesisの設定画面へログオンする。)

「NetGenesisの設定」画面が表示される。

[LANポートの設定]の[SYSLOG設定]をクリックする。

SYSLOG設定を行う。

NetGenesisの設定を更新・再起動する。

SYSLOG受信・表示ソフトウェアに
SYSLOGメッセージが表示される。
(更新完了後、NetGenesisが回線接続を行う。)

 ※ 表示されるSYSLOGメッセージの内容については、SYSLOG送出フォーマット を参照して下さい。
 
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