SYSLOG送出フォーマット

NetGenesisが送出するSYSLOGメッセージ(情報)の送出フォーマットについて説明します。

SYSLOGが開始されると、SYSLOG表示ソフトウェアで以下のメッセージ(※)が表示されます。
  NWG  V4.xxx    Syslog start.
 ※ 上記のメッセージはNetGenesisの設定更新・再起動後や、NetGenesisの電源を入れ直した場合に表示されます。
  また、先頭の "NWG" の部分はNetGenesisの機種名によって異なります。

NetGenesisが送出するSYSLOGメッセージは、1つのメッセージが「:」記号によって3カラム以上に分割されています。
 1カラム目    2カラム目    3カラム目
 
12-3.SYSLOGの設定 へ戻る

1カラム目

1カラム目に出力される文字列は、以下のいずれかです。

SYS システムに関連したメッセージであることを示します。
 WAN WANポートに関連したメッセージであることを示します。
S03 PPPoE ポート1・セッション1に関するメッセージであることを示します。
S04 PPPoE ポート2・セッション2に関するメッセージであることを示します。
S05 PPPoE ポート3・セッション3に関するメッセージであることを示します。
S06 PPPoE ポート4・セッション4に関するメッセージであることを示します。
 
SYSLOG送出フォーマットの先頭へ戻る

2カラム目

2カラム目に出力される文字列は、以下のいずれかです。

DHC 3カラム目はDHCPクライアント関連のメッセージであることを示します。
DMZ 3カラム目はDMZ関連のメッセージであることを示します。
DNS 3カラム目はDNS関連のメッセージであることを示します。
MSQ 3カラム目はIPマスカレード関連のメッセージであることを示します
NAT 3カラム目はNAT関連のメッセージであることを示します。
NTP 3カラム目はSNTP関連のメッセージであることを示します。
POE 3カラム目はPPPoE関係のメッセージであることを示します。
PPP 3カラム目はPPP関係(PPPoEセッションステージ含む)のメッセージであることを示します。
TIM NetGenesisのカウンタ(時計)が調整されたことを示します。
調整された時間が3カラム目に示されます。
PHY 3カラム目はリンク動作に関連するメッセージであることを示します。
(空欄) 3カラム目は上記以外のメッセージであることを示します。
 
SYSLOG送出フォーマットの先頭へ戻る

3カラム目

3カラム目以降に出力される文字列は1カラム目、2カラム目の内容により変化します。
  SYS:TIM:で出力されるメッセージ
SYS:DNS:で出力されるメッセージ
SYS:NTP:で出力されるメッセージ
WAN:DHC:で出力されるメッセージ
WAN:   :で出力されるメッセージ
  WAN または S03〜S06:DMZ:で出力されるメッセージ
  WAN または S03〜S06:MSQ:で出力されるメッセージ
  WAN または S03:NAT:で出力されるメッセージ
S03〜S06:   :で出力されるメッセージ
S03〜S06:POE:で出力されるメッセージ
S03〜S06:PPP:で出力されるメッセージ
  LAN:PHY:で出力されるメッセージ
  WAN:PHY:で出力されるメッセージ
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SYS:TIM:で出力されるメッセージ

NetGenesisのカウンタ(時計)に関連するメッセージです。

  Adjust time.(xx:xx:xx)
  NetGenesisのカウンタ(時計)が調整されたことを示します。
このメッセージは「NetGenesisの設定」画面で、[時刻設定]が行われたときに表示されます。
  また、xx:xx:xx (時:分:秒) は調整後の時間を示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

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SYS:DNS:で出力されるメッセージ

NetGenesisの「ProxyDNS機能」に関連するメッセージです。

  Auto DNS Connect start from www.www.www.www (S0x)
  WANポートの動作モードが「PPPoEクライアント」 で、かつ、「回線接続方法の設定」が「自動接続」の場合にのみ表示されます。
  NetGenesisのAutoDNS機能による、回線接続シーケンスが始まったことを示します。
   www.www.www.www = 名前解決(DNSリクエスト)送信元のIPアドレス
 x = 3:PPPoE ポート1・セッション1
 x = 4:PPPoE ポート2・セッション2
 x = 5:PPPoE ポート3・セッション3
 x = 6:PPPoE ポート4・セッション4
  なお、本メッセージは「PPPoEクライアント設定」 画面の、「プライマリDNS」〜「フォースDNS」が全て空欄で、かつ、「AutoDNS機能を使用する」にチェックが入っている場合に表示されます。
 
 例) SYS:DNS: Auto DNS Connect start from 192.168.0.11 (S03) 
・PPPoEポート1(セッション1)
・名前解決 送信元のIPアドレス:192.168.0.11
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。  
 
  Could not resolved, Incorrect response. (Server failure)
  指定したDNSサーバーで名前解決に失敗したことを示します。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Could not resolved, Incorrect response. (Time out)
  指定したDNSサーバーから応答がないことを示します。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Could not resolved, Incorrect response. (Name error)
  NetGenesisが要求した問い合わせ対象の名前が、指定したDNSサーバーに存在しないことを示します。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Could not resolved, Incorrect response. (Not Implemented)
  指定したDNSサーバーが、再帰要求問い合わせをサポートしていないことを示します。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Could not resolved, Incorrect response. (Refused)
  指定したDNSサーバーが、名前解決要求を拒絶したことを示します。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Could not resolved, Incorrect response. (Bad Domain name)
  指定したDNSサーバーが問い合わせに対して、「指定されたドメイン名が存在しない」という応答を返してきたことを示します。
  NetGenesisの設定の中で、ホスト名を指定すべきところに、不完全なホスト名を指定した場合等に表示されます。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

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SYS:NTP:で出力されるメッセージ

NetGenesisの「SNTPクライアント機能」に関連するメッセージです。

  Adjust time.(hh:mm:ss) (corrected ±a.bbb sec)
  NetGenesisがSNTP/NTPサーバーから時刻情報を取得できたことを示します。
  SNTP/NTPサーバーから取得した時刻情報を hh:mm:ss (時:分:秒) で示します。
  ±a.bbb で補正した時刻の誤差を示します。(※)
 
 ± = 補正した時刻の誤差の符号 (+ or -) を示します。
 a = 補正した時刻の誤差の整数値 (1sec単位の値) を示します。
 bbb = 補正した時刻の誤差の少数値 (1msec単位の値) を示します。
 
  ※ NetGenesis起動後(時刻補正が1度も行われていない状態の場合)、NetGenesisの時刻情報は「システム起動時間+1900年1月1日0:00:00」となります。
  初回の時刻補正の際は、この時刻情報に対して補正を行います。
  従って、初回に補正した時刻の誤差は 108年以上の値となります。(2008年6月 現在)
 
 例1) SYS:NTP: Adjust time.(16:45:58) (corrected +3405948358.760 sec) 
NetGenesis起動後、初めて時刻補正を行った。
 
 例2) SYS:NTP: Adjust time.(17:00:00)  (corrected +0.418 sec) 
補正した時刻の誤差が +0.418秒だった。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Could not synchronized, server not ready.
  SNTP/NTPサーバーの準備がまだ完了していないため、NetGenesisが時刻情報を取得できない状態にあることを示します。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Wrong reply from server.(Client send time is 0)
  相手SNTP/NTPサーバーから渡された、クライアントのリクエスト受信時刻(T1) が 0 だったことを示します。
  (T1が0 :サーバからのリプライが不正値)
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Wrong reply from server.(Server receive time is 0)
  相手SNTP/NTPサーバーから渡された、サーバーのリクエスト受信時刻(T2) が 0 だったことを示します。
  (T2が0 :サーバからのリプライが不正値)
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Wrong reply from server.(Server send time is 0)
  相手SNTP/NTPサーバーから渡された、サーバーのリプライ受信時刻(T3) が 0 だったことを示します。
  (T3が0 :サーバからのリプライが不正値)
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Wrong reply from server.(Wrong server management time)
  相手SNTP/NTPサーバーから渡された、サーバーのリクエスト受信時刻(T2) が、サーバーのリプライ送信時刻(T3)より小さかったことを示します。
  (T3-T2がマイナス :サーバからのリプライが不正値)
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Wrong reply from server.(Wrong client send time)
  相手SNTP/NTPサーバーから渡された、クライアントのリクエスト送信時刻(T1) が、NetGenesisのリプライ受信時刻(T4)より小さかったことを示します。
  (T4-T1がマイナス :サーバからのリプライが不正値)
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Over the round trip limit.(a.bbb sec)
  片道の平均遅延時間が2秒を超えていたことを示します。
  (RoundTrip ※ /2 < 2sec :RoundTripの半分の値が2秒を超えた)
 
 a = RoundTrip(往復の遅延時間) /2 の値の整数値 (1sec単位の値)
 →片道の平均遅延時間 (1秒の桁)
 bbb = RoundTrip(往復の遅延時間) /2 の値の少数値 (1msec単位の値)
 →片道の平均遅延時間 (1ミリ秒の桁)
 
  ※ RoundTripは、T1・T2・T3・T4の値を基に計算します。
(リクエスト送信からリプライ受信までにかかった、実際の所要時間ではありません。)
 
 例1) SYS:NTP: Over the round trip limit.(3.555 sec) 
片道の平均遅延時間が 3.555秒だった。
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Request timed out
  リクエスト発行後、SNTP/NTPサーバーから1秒以内に応答が返ってこなかったことを示します。
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで送出されます。
 

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WAN:DHC:で出力されるメッセージ


NetGenesisの「DHCPクライアント機能」に関連するメッセージです。

  Renew the subnet mask (xxx.xxx.xxx.xxx).
  NetGenesisがWAN側DHCPサーバーからサブネットマスクを取得できたことを示します。
  DHCPサーバーから取得したサブネットマスクを xxx.xxx.xxx.xxx で示します。
 
 例) WAN:DHC:  Renew the subnet mask (255.255.252.0). 
DHCPサーバーから取得したサブネットマスク:255.255.252.0
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Renew the Router address (xxx.xxx.xxx.xxx).
  NetGenesisがWAN側DHCPサーバーからゲートウェイアドレスを取得できたことを示します。
  DHCPサーバーから取得したゲートウェイアドレスを xxx.xxx.xxx.xxx で示します。
 
 例) WAN:DHC:  Renew the Router address (192.168.123.1). 
DHCPサーバーから取得したゲートウェイアドレス:192.168.123.1
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Renew the DNS server address (xxx.xxx.xxx.xxx).
  NetGenesisがWAN側DHCPサーバーからDNSサーバーアドレスを取得できたことを示します。
  DHCPサーバーから取得したDNSサーバーアドレスを xxx.xxx.xxx.xxx で示します。(※)
 
 ※ ISP等に複数のDNSサーバーが用意されている場合、以下のように、このメッセージが複数行(最大4行)表示されます。
  (以下はプライマリDNSサーバー、セカンダリDNSサーバーの2つのDNSサーバーを取得した例です。)
 
 Renew the DNS server address (192.168.77.77).
 Renew the DNS server address (192.168.88.88)
.
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Renew the Domain Name : xx.....xx
  NetGenesisがWAN側DHCPサーバーからドメイン名を取得できたことを示します。
  DHCPサーバーから取得したドメイン名を xx.....xx で示します。
 
 例) WAN:DHC:  Renew the Domain Name : mrl.co.jp 
DHCPサーバーから取得したドメイン名:mrl.co.jp
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Renew the IP address (xxx.xxx.xxx.xxx). Renew the lease time (yy:yy:yy).
  NetGenesisがWAN側DHCPサーバーからIPアドレスを取得できたことを示します。
  DHCPサーバーから取得したIPアドレスを xxx.xxx.xxx.xxx で示し、そのIPアドレスのリース時間を yy:yy:yy (時:分:秒)で示します。
 
 例) WAN:DHC:  Renew the IP address (192.168.88.2). Renew the lease time (24:00:00). 
・DHCPサーバーから取得したIPアドレス:192.168.88.2
・リース期限:24時間
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  IP address (xxx.xxx.xxx.xxx) successfully released.
  NetGenesisがWAN側DHCPサーバーから取得したIPアドレスのリース延長を、何らかの理由でできなかったことを示します。
  解放されたIPアドレスを xxx.xxx.xxx.xxx で示します。
 
 例) WAN:DHC:  IP address (192.168.88.2) successfully released. 
解放されたIPアドレス:192.168.88.2
  メッセージは「LOG_NOTICE」で出力されます。
 
  Non DHCPOFFER message from server.
  NetGenesisがWAN側DHCPサーバーから "DHCPOFFER" を受信できなかったことを示します。
  (DHCPサーバーからIPアドレスを取得できなかったことを示します。)
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで出力されます。
 
  IP address (xxx.xxx.xxx.xxx) manual release successfully.(DHCPRELEASE message for server)
  「WANポート情報」画面で、[IP解放]ボタンをクリックしたことによって、(WANポートの)IPアドレスが解放されたことを示します。
  解放されたIPアドレスを xxx.xxx.xxx.xxx で示します。
 
 例) WAN:DHC:  IP address (192.168.88.2) manual release successfully.(DHCPRELEASE message for server) 
解放されたIPアドレス:192.168.88.2
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで出力されます。
 
  IP address (0.0.0.0) manual renew unsuccessfully.(DHCPOFFER message non reply)
  「WANポート情報」画面で、[IP取得]ボタンをクリックした際、WAN側DHCPサーバーから "DHCPOFFER" を受信できなかったため、IPアドレスの取得に失敗したことを示します。
  (IPアドレスは 0.0.0.0 と表示されます。)
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで出力されます。
 
  IP address (0.0.0.0) manual renew unsuccessfully.(DHCPNAK message from server)
  「WANポート情報」画面で、[IP取得]ボタンをクリックした際、WAN側DHCPサーバーから "DHCPNAK" を受信したため、IPアドレスの取得に失敗したことを示します。
  (IPアドレスは 0.0.0.0 と表示されます。)
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで出力されます。
 
  IP address (0.0.0.0) manual renew unsuccessfully.(non reply from server)
  「WANポート情報」画面で、[IP取得]ボタンをクリックした際、WAN側DHCPサーバーから応答が返ってこなかったため、IPアドレスの取得に失敗したことを示します。
  (IPアドレスは 0.0.0.0 と表示されます。)
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで出力されます。
 
  IP address (0.0.0.0) manual renew unsuccessfully.(ARP check fail)
  「WANポート情報」画面で、[IP取得]ボタンをクリックした際、WAN側DHCPサーバーから取得したIPアドレスのARP問い合わせを行った結果、そのIPアドレスが既に他の機器で使用済みと判明したため、IPアドレスの取得に失敗したことを示します。
  (取得したIPアドレスが使用不可なため、IPアドレスは 0.0.0.0 と表示されます。)
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで出力されます。

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WAN:   :で出力されるメッセージ

NetGenesisのWANポートに関連するメッセージです。

動作モードが「IPマスカレード変換有効」の場合にのみ表示されます。
 
  IP Masquerade session table full.
  NetGenesisはIPマスカレード(IPアドレス変換)機能において、最大16384セッション(※)をサポートします。
   このセッションを管理するテーブル数が、最大値(16384)に達したことを示します。
 
 ※ 以下の動作モードでのみ表示されます。
    DHCPクライアント・IPアドレス自動取得

 
IPアドレス固定・IPアドレス固定(1〜16個)
  →「WAN側 IPマスカレード変換用IPアドレス」が対象となります。
   メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

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WAN または S03〜S06:DMZ:で出力されるメッセージ

NetGenesisの「DMZホスト機能」に関連するメッセージです。

動作モードが「IPマスカレード変換有効」で、かつ、「DMZホスト機能を使用する」設定の場合(DMZホスト制御を行った時等)に表示されます。
 
 備考)1カラム目の表示について
  WAN WANポートを示します。(※)
  S03 PPPoEポート1(セッション1)を示します。(※)
  S04 PPPoEポート2(セッション2)を示します。
  S05 PPPoEポート3(セッション3)を示します。
  S06 PPPoEポート4(セッション4)を示します。
  ※ "NAT/IPマスカレード変換有効" の動作モードで、かつ、変換IPアドレスが複数の場合、「WAN側 IPマスカレード変換用IPアドレス」が本メッセージの対象となります。
 
  ON(Host IP : xxx.xxx.xxx.xxx, Remain time : yy:yy:yy)
  DMZホスト機能が有効になったことを示します。
  このメッセージは「DMZホスト制御」画面で「有効」ボタンが押されたことを示します。
  xxx.xxx.xxx.xxx は転送先(DMZ HOST)IPアドレスを示し、yy:yy:yy (時:分:秒)は制限時間(残り時間)を示します。
  (yy:yy:yy が --:--:-- の場合は無制限。)
 
 例) S03:DMZ:  RENEW(Host IP : 192.168.0.3, Remain time : --:--:--) 
・PPPoEポート1(セッション1)
・転送先(DMZ HOST)IPアドレス:192.168.0.3
・制限時間(残り時間):無制限
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  RENEW(Host IP : xxx.xxx.xxx.xxx, Remain time : yy:yy:yy)
  DMZホスト機能の制限時間延長が行われたことを示します。
  このメッセージは「DMZホスト制御」画面で「延長」ボタンが押されたことを示します。
  xxx.xxx.xxx.xxx は転送先(DMZ HOST)IPアドレスを示し、yy:yy:yy (時:分:秒)は制限時間(残り時間)を示します。
 
 例) S03:DMZ:  RENEW(Host IP : 192.168.0.3, Remain time : 00:10:58) 
・PPPoEポート1(セッション1)
・転送先(DMZ HOST)IPアドレス:192.168.0.3
・制限時間(残り時間):10分58秒
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  OFF(User request)
  DMZホスト機能が無効になったことを示します。
  このメッセージは「DMZホスト制御」画面で「無効」ボタンが押されたことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  OFF(Time expired)
  制限時間満了によって、DMZホスト機能が無効になったことを示します。
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで送出されます。
 
  aaaa(bbb.bbb.bbb.bbb:ccccc -> ddd.ddd.ddd.ddd(eee.eee.eee.eee):fffff)
  DMZホスト機能によって、WAN側から通信が開始されたIPフレームが、LAN側転送先(DMZ HOST)IPアドレスへルーティングされたことを示します。(※)
  aaaa はプロトコル(TCP、UDP、ICMP)を示します。
  bbb.bbb.bbb.bbb は送信元のIPアドレスを、ccccc は送信元のポート番号を示します。
  ddd.ddd.ddd.dddは宛先のIPアドレスを、eee.eee.eee.eee は転送先(DMZ HOST)IPアドレスを、fffff は宛先ポート番号を示します。
  (プロトコルがICMPの場合、ポート番号は非表示。)
 
 例) S03:DMZ:  TCP(192.168.124.1:1192 -> 192.168.100.2(192.168.0.3):80) 
・PPPoEポート1(セッション1)
・送信元IPアドレス:192.168.124.1
・送信元ポート番号:1192
・宛先IPアドレス:192.168.100.2
・転送先(DMZ HOST)IPアドレス:192.168.0.3
・宛先ポート番号:80
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
 ※ 上記メッセージは通信開始IPフレーム受信時のみ表示します。

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WAN または S03〜S06:MSQ:で出力されるメッセージ

NetGenessの「IPマスカレード変換機能」に関連するメッセージです。

動作モードが「IPマスカレード変換有効」の場合にのみ表示されます。
 
 備考)1カラム目の表示について
  WAN WANポートを示します。(※)
  S03 PPPoEポート1(セッション1)を示します。(※)
  S04 PPPoEポート2(セッション2)を示します。
  S05 PPPoEポート3(セッション3)を示します。
  S06 PPPoEポート4(セッション4)を示します。
  ※ "NAT/IPマスカレード変換有効" の動作モードで、かつ、変換IPアドレスが複数の場合、「WAN側 IPマスカレード変換用IPアドレス」が本メッセージの対象となります。
 
  Discard packet. aaaa(bbb.bbb.bbb.bbb,ccccc, -> ddd.ddd.ddd.ddd,eeeee)
  WAN側から通信が開始されたIPフレームが、IPマスカレード(IPアドレス変換)機能によって破棄されたことを示します。
  DMZホスト機能が有効の場合、WAN側から通信が開始されたIPフレームが転送先(DMZ HOST)IPアドレスへ転送されるため、本メッセージは表示されません。
  aaaa はプロトコル(TCP、UDP、ICMP)を示します。
  bbb.bbb.bbb.bbb は送信元のIPアドレスを、ccccc は送信元のポート番号を示します。
  ddd.ddd.ddd.ddd は宛先のIPアドレスを、eeeee は宛先ポート番号を示します。
  (プロトコルがICMPの場合、ポート番号は非表示。)
 
 例) S03:MSQ: Discard packet. TCP(192.168.124.1:1192 -> 192.168.100.2:6000) 
・PPPoEポート1(セッション1)
・送信元IPアドレス:192.168.124.1
・送信元ポート番号:1192
・宛先IPアドレス:192.168.100.2
・宛先ポート番号:6000
  メッセージは「LOG_WARING」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Global port can't assign.
  IPマスカレード(ポート変換)機能で使用するためのグローバルポートに空きがないことを示します。
 
以下の動作モード(IPマスカレード変換有効)でのみ表示されます。
  DHCPクライアント IPアドレス自動取得
 
PPPoEクライアント IPアドレス自動取得
 
PPPoEクライアント IPアドレス固定(1〜16個)(※)
 
IPアドレス固定・IPアドレス固定(1〜16個)(※)
 ※ 「WAN側 IPマスカレード変換用IPアドレス」が対象となります。
  メッセージは「LOG_WARING」のメッセージタイプで送出されます。

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WAN または S03:NAT:で出力されるメッセージ

NetGenessの「NAT変換機能」に関連するメッセージです。

動作モードが「NAT/IPマスカレード変換有効」(複数IPアドレス変換)の場合にのみ表示されます。

本メッセージは「PPPoEポート1(セッション1) IPアドレス固定(1〜16個)設定」画面、あるいは、「IPアドレス固定・IPアドレス固定(1〜16個)設定」画面中の「IP変換対応表」欄で "NAT変換(1対1)" と表示されたWAN側固定IPアドレスに関連する通信が対象となります。


 

 備考)1カラム目の表示について
  WAN WANポートを示します。
  S03 PPPoEポート1(セッション1)を示します。
 
  Session table full.
  NAT変換における、FTPプロトコル及び Windows Messengerプロトコルの同時処理最大セッション数(512)に達した場合に表示されます。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

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S03〜S06:   :で出力されるメッセージ

NetGenesisのPPoEポートの回線接続/切断等に関連するメッセージです。

 備考)1カラム目の表示について
  S03 PPPoEポート1(セッション1)を示します。
  S04 PPPoEポート2(セッション2)を示します。
  S05 PPPoEポート3(セッション3)を示します。
  S06 PPPoEポート4(セッション4)を示します。
 
  [CONNECT REQ] ICMP(TYPE=xxx) frame received, yyy.yyy.yyy.yyy -> zzz.zzz.zzz.zzz
  ICMPフレーム受信による、回線接続シーケンスが始まったことを示します。
   xxx はICMPのタイプを、yyy.yyy.yyy.yyy は送信元のIPアドレスを、zzz.zzz.zzz.zzz は宛先のIPアドレスを示します。
   メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  [CONNECT REQ] TCP frame received, www.www.www.www(xxx) -> yyy.yyy.yyy.yyy(zzz).
  TCPフレーム受信による、回線接続シーケンスが始まったことを示します。
   www.www.www.www は送信元のIPアドレス、xxx は送信元のポート番号、yyy.yyy.yyy.yyy は宛先のIPアドレス、zzz は宛先のポート番号を示します。
 
 例) S03:   : [CONNECT REQ] TCP frame received, 192.168.0.2(4488) -> 192.168.123.242(80). 
・送信元IPアドレス:192.168.0.2
・送信元ポート番号:4488
・宛先IPアドレス:192.168.123.242
・宛先ポート番号:80
   メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  [CONNECT REQ] UDP frame received, www.www.www.www(xxx) -> yyy.yyy.yyy.yyy(zzz).
  UDPフレーム受信による、回線接続シーケンスが始まったことを示します。
   www.www.www.www は送信元のIPアドレス、xxx は送信元のポート番号、yyy.yyy.yyy.yyy は宛先のIPアドレス、zzz は宛先のポート番号を示します。
 
 例) S03:   : [CONNECT REQ] UDP frame received, 192.168.0.2(50000) -> 192.168.123.242(2048). 
・送信元IPアドレス:192.168.0.2
・送信元ポート番号:50000
・宛先IPアドレス:192.168.123.242
・宛先ポート番号:2048
   メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  [CONNECT REQ] Other protocol(xxx) frame received, yyy.yyy.yyy.yyy -> zzz.zzz.zzz.zzz
  IPヘッダ中のプロトコルフィールドで、ICMP、TCP、UDP以外のパケット受信による回線接続シーケンスが始まったことを示します。
   xxx はプロトコル番号を、yyy.yyy.yyy.yyy は送信元のIPアドレスを、zzz.zzz.zzz.zzz は宛先のIPアドレスを示します。
 
 例) S03:   : [CONNECT REQ] Other protocol(97) frame received, 192.168.0.250 -> 192.168.123.242 
・プロトコル番号:97(EtherIP)
・送信元IPアドレス:192.168.0.250
・宛先IPアドレス:192.168.123.242
   メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  [CONNECT REQ] Manual connect request received.
  「PPPoEポート情報・制御」画面で、[接続]ボタンが押されたことによって回線接続シーケンスが始まったことを示します。
   メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  [DISCONNECT REQ] Non activity timer expired.
  無通信タイマー(送信無通信時間・受信無通信時間 / 無通信自動切断の設定)が、満了したことによって回線切断シーケンスが始まったことを示します。
   メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  [DISCONNECT REQ] Manual disconnect request received.
  「PPPoEポート情報・制御」画面で、[切断]ボタンが押されたことによって回線接続シーケンスが始まったことを示します。
   メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  [DISCONNECT REQ] Disconnect time period ended.
  無切断時間の終了に達したことによって、回線切断シーケンスが始まったことを示します。
   メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Connect successfully.(xx:xx:xx)
  回線が接続されたことを示します。
  xx:xx:xx (時:分:秒)は、回線が接続されたときの時間を示します。
  xx:xx:xx (時:分:秒)の表示が 「--:--:--」の場合、NetGenesisの時計が設定されていないことを示します。
 
 例) S03:   : Connect successfully. (01:23:45) 
・PPPoEポート1(セッション1)
・回線接続時刻:1時23分45秒
   メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Disconnect successfully, duration xx:xx:xx.(yy:yy:yy)
  回線が相手から切断されたとき、回線接続に失敗したとき、または回線切断シーケンスが完了したときに出力され、yy:yy:yy (時:分:秒)がそのときの時間を示します。
  yy:yy:yy (時:分:秒)の表示が「--:--:--」の場合、NetGenesisの時計が設定されていないことを示します。
  また、xx:xx:xx (時:分:秒)は、回線が接続されてから切断された時までの経過時間を示します。
 
 例) S03:   : Disconnect successfully, duration 48:00:00(12:08:08) 
・PPPoEポート1(セッション1)
・切断された時までの経過時間:48時間
・回線切断時刻:12時8分8秒
   メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  IP Masquerade session table full.
  NetGenesisはIPマスカレード(IPアドレス変換)機能において、最大16384セッション(※1・※2)をサポートします。
   このセッションを管理するテーブル数が、最大値(16384)に達したことを示します。
 
 ※1: PPPoEポート1〜4の合計で最大16384セッションとなります。
 ※2: 以下の動作モード(IPマスカレード変換有効)で表示されます。
    PPPoEポート1(セッション1) IPアドレス自動取得
 
PPPoEポート1(セッション1) IPアドレス固定(1〜16個)(※3)
 
PPPoEポート2(セッション2) IPアドレス自動取得
 
PPPoEポート3(セッション3) IPアドレス自動取得
 
PPPoEポート4(セッション4) IPアドレス自動取得
 ※3: 「WAN側 IPマスカレード変換用IPアドレス」が対象となります
   メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。
 

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S03〜S06:POE:で出力されるメッセージ


NetGenesisのPPPoEクライアント機能に関連するメッセージです。

 備考)1カラム目の表示について
  S03 PPPoEポート1(セッション1)を示します。
  S04 PPPoEポート2(セッション2)を示します。
  S05 PPPoEポート3(セッション3)を示します。
  S06 PPPoEポート4(セッション4)を示します。
 
 
正常系メッセージ
  Open start.
  接続シーケンスが開始したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
  Close start.
  切断シーケンスが開始したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
  Discovery stage start.
  ディスカバリーステージが開始したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
  Discovery stage opened.
  ディスカバリーステージがオープンしたことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
  Session stage start.
  セッションステージが開始したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
  Session stage opened.
  セッションステージがオープンしたことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
  Session stage closed.
  セッションステージがクローズしたことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

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異常系メッセージ
  Closed(Received PADT packet).
  PADTパケットを受信したことにより、ディスカバリーステージがクローズしたことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
  Closed(PADI timeout).
  PADIがタイムアウトしたことにより、ディスカバリーステージがクローズしたことを示します。
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで送出されます。
  Closed(PADR timeout).
  PADRがタイムアウトしたことにより、ディスカバリーステージがクローズしたことを示します。
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで送出されます。
  Closed(Closed session stage).
  セッションステージがクローズしたことにより、ディスカバリーステージがクローズしたことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
  No matched Access Concentrator name.
  アクセスコンセントレーター(サーバー)名が一致しないことを示します。
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで送出されます。
  No matched Service name.
  サービス名が一致しないことを示します。
  メッセージは「LOG_NOTICE」のメッセージタイプで送出されます。
  Received Service-Name-Error in PADO packet.
  受信したPADOパケット中に「Service-Name-Error」タグが含まれていることを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
  Received AC-System-Error in PADO packet.
  受信したPADOパケット中に「AC-System-Error」タグが含まれていることを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
  Received Generic-Error in PADO packet.
  受信したPADOパケット中に「Generic-Error」タグが含まれていることを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
  Received Service-Name-Error in PADS packet.
  受信したPADSパケット中に「Service-Name-Error」タグが含まれていることを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
  Received AC-System-Error in PADS packet.
  受信したPADSパケット中に「AC-System-Error」タグが含まれていることを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
  Received Generic-Error in PADS packet.
  受信したPADSパケット中に「Generic-Error」タグが含まれていることを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。

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S03〜S06:PPP:で出力されるメッセージ


PPP接続等に関連するメッセージです。

 備考)1カラム目の表示について
  S03 PPPoEポート1(セッション1)を示します。
  S04 PPPoEポート2(セッション2)を示します。
  S05 PPPoEポート3(セッション3)を示します。
  S06 PPPoEポート4(セッション4)を示します。
 
  Open start.
  PPPの接続ネゴシエーションを開始したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Close start.
  PPPの切断ネゴシエーションを開始したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  LCP UP.
  PPPのLCPフェーズがアップしたことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  LCP DOWN.
  PPPのLCPフェーズがダウンしたことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  PAP UP.
  PPPのPAP認証フェーズがアップしたことを示します。
(ユーザー認証成功。)
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  PAP DOWN.
  PPPのPAP認証フェーズがダウンしたことを示します。
(ユーザー認証失敗。)
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  CHAP UP.
  PPPのCHAP認証フェーズがアップしたことを示します。
(ユーザー認証成功。)
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  CHAP DOWN.
  PPPのCHAP認証フェーズがダウンしたことを示します。
(ユーザー認証失敗。)
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  IPCP UP. My IP=xxx.xxx.xxx.xxx Peer IP=yyy.yyy.yyy.yyy
  PPPのIPCPフェーズがアップしたことを示します。
  xxx.xxx.xxx.xxx はそのときに決定したNetGenesisのPPPoEポート側のIPアドレスを示し、yyy.yyy.yyy.yyy は相手側のIPアドレスを示します。
 
 例1) S03:PPP: IPCP UP. My IP=192.168.88.188 Peer IP=192.168.89.254 
・PPPoEポート1(セッション1) IPアドレス自動取得
・NetGenesis PPPoEポート側IPアドレス:192.168.88.188
・相手側(PPPoEサーバー)IPアドレス:192.168.89.254
 
 例2) S03:PPP: IPCP UP. My IP=0.0.0.0 Peer IP=0.0.0.0 
・PPPoEポート1(セッション1) アンナンバード
 
     備考 アンナンバードやIPアドレス固定設定の場合、"My IP" "Peer IP" ともに "0.0.0.0" となります。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  PriDNS=xxx.xxx.xxx.xxx, SecDNS=yyy.yyy.yyy.yyy
  PPP接続時にサーバー側からDNSサーバーのIPアドレスを(NetGenesisのPPPoEポート側が)取得したことを示します。
  xxx.xxx.xxx.xxx は取得したプライマリDNSのIPアドレスを、yyy.yyy.yyy.yyy は取得したセカンダリDNSのIPアドレスを示します。
 
 例) S03:PPP: PriDNS=192.168.254.254, SecDNS=192.168.253.253 
・PPPoEポート1(セッション1) IPアドレス自動取得
・取得したプライマリDNS:192.168.254.254
・取得したセカンダリDNS:192.168.253.253
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  IPCP DOWN.
  PPPのIPCPフェーズがダウンしたことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Expired keepalive.
  WANポートの動作モードが「PPPoEクライアント」の場合にのみ表示されます。
  NetGenesisが発行した"PPP Echo Request" に対して、通信相手の応答が無かったことを示します。
 
 * このメッセージが送出された後、回線再接続シーケンスが開始されます。
  メッセージは「LOG_WARNING」のメッセージタイプで送出されます。

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LAN:PHY:で出力されるメッセージ

リンク動作に関連するメッセージです。

  Lx LINK DOWN
  LANポートxのリンクがダウンした(切れた)ことを示します。(x=1〜4)
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Lx LINK UP 10Mbps Half
  LANポートxが10Mbps 半二重でリンク確立したことを示します。(x=1〜4)
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Lx LINK UP 10Mbps Full
  LANポートxが10Mbps 全二重でリンク確立したことを示します。(x=1〜4)
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Lx LINK UP 100Mbps Half
  LANポートxが100Mbps 半二重でリンク確立したことを示します。(x=1〜4)
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Lx LINK UP 100Mbps Full
  LANポートxが100Mbps 全二重でリンク確立したことを示します。(x=1〜4)
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  Lx LINK UP 1000Mbps Full
  LANポートxが1000Mbps(1Gbps) 全二重でリンク確立したことを示します。(x=1〜4)
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 

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WAN:PHY:で出力されるメッセージ

リンク動作に関連するメッセージです。

  LINK DOWN
  WANポートのリンクがダウンした(切れた)ことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  LINK UP 10Mbps Half
  WANポートが10Mbps 半二重でリンク確立したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  LINK UP 10Mbps Full
  WANポートが10Mbps 全二重でリンク確立したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  LINK UP 100Mbps Half
  WANポートが100Mbps 半二重でリンク確立したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  LINK UP 100Mbps Full
  WANポートが100Mbps 全二重でリンク確立したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 
  LINK UP 1000Mbps Full
  WANポートが1000Mbps(1Gbps) 全二重でリンク確立したことを示します。
  メッセージは「LOG_INFO」のメッセージタイプで送出されます。
 

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