5.PPPoEマルチセッション機能を使う

NetGenesisは「PPPoEマルチセッション機能」によって、同時に2箇所へPPPoE接続を行うことが可能です。

本項目では、この「PPPoEマルチセッション機能」の使い方について、

 「プロバイダ(ISP)とNTT フレッツ・スクウェアへ同時に接続する例」

を元に説明します。


 

はじめに
  「PPPoE セッション1」をプロバイダ(ISP)接続
「PPPoE セッション2」をフレッツ・スクウェア接続 として利用することを前提に説明します。

  「PPPoE セッション1 IPアドレス自動取得設定」(または「フレッツ(PPPoE)簡単設定」)が完了していること(PPPoE セッション1 でインターネット接続が可能なこと)を前提に説明します。
  以降の設定を行う前に、必ず「PPPoE セッション1」の設定を完了させて下さい。
  「PPPoE セッション1」の設定については 4.Bフレッツやフレッツ・ADSL等へ接続する を参照して下さい。

  UPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)機能は、PPPoE セッション2 では使用できません。
 
 
以降、上から順番に読み進んで下さい。
 
  5-1.PPPoE 動作モード設定
  PPPoEの「動作モード設定」について説明します。
  「PPPoE セッション2 IPアドレス自動取得設定」へ進む手順と注意点について説明します。
 
  5-2.PPPoE セッション2 IPアドレス自動取得設定
  フレッツ・スクウェアへ接続するために必要な設定について説明します。
 
 * 設定項目は「PPPoE セッション1 IPアドレス自動取得設定」と同じです。
 
 ・ ニックネーム(接続名称)の設定
 ・ 接続情報(アカウント)の設定
 ・ MTUの設定
 ・ 回線接続方法の設定
 ・ セッションキープアライブ機能の設定
 ・ DMZホスト機能の設定(*2)
 ・ IPアドレス変換の設定(*3)
 ・ Windows Messenger変換の設定
 ・ PPTP変換の設定
 ・ DNS情報の設定
*1 PPPoEクライアントによって、IPアドレスを1つ自動取得します。
*2 DMZホスト機能についての詳細は 10-2.DMZホスト機能の設定(10.サーバー公開やネットワークゲームを行う) を参照して下さい。
*3 この動作モードを選択すると、IPアドレス変換(IPマスカレード変換)が有効になります。
 チェック!
フレッツ・スクウェアへ接続する場合、上記の中の「接続情報(アカウント)の設定」と、次項の「スタティックルーティング設定」が必須です。
他の設定は、「フレッツ・スクウェアへの接続方法を "常時接続" から "自動接続" へ変更する、あるいは「PPPoE セッション2でフレッツ・スクウェア以外へ接続する」等、必要に応じて設定を行って下さい。
 
  5-3.スタティックルーティング設定
  フレッツ・スクウェアへ接続するために必要なスタティックルーティング設定について説明します。
  (PPPoE ポート2にフレッツ・スクウェアのルーティング情報を登録します。)
 
  5-4.PPPoEポート情報・制御
  PPPoE接続時の情報(取得したIPアドレス等)の表示や制御(手動接続・切断の操作等)を行う「PPPoE ポート情報・制御」について説明します。
 
  5-5.接続できない場合(SYSLOG表示の確認)
  PPPoE接続できない場合の原因を、設定画面の「SYSLOG表示」(制御・情報表示)で調べる方法・対処等について説明します。