8-1-3 PPPoEポート

PPPoEポートのスタティックルーティング設定について説明します。
 
NetGenesisを利用してインターネットへ接続する場合、本設定は不要です。
ISPから提供された資料にルーティング情報を設定するよう指示がある場合にのみ、設定を行って下さい。

  スタティックルーティングの設定方法について
  以下の2種類の設定方法があります。
 
  PPPoEポートをデフォルトゲートウェイに設定する
  NetGenesisのLANポートと異なるネットワークアドレス宛のTCP/IPパケットを、全てPPPoEポート(WANポートの動作モード:PPPoEクライアント)宛に送ります。
 
  PPPoEポートにルーティングテーブルを設定する
  特定のネットワークアドレス宛のTCP/IPパケットを、PPPoEポート(WANポートの動作モード:PPPoEクライアント)宛に送ります。
 
デフォルトゲートウェイとルーティングテーブルを併用することも可能です。
その場合、ルーティングテーブルが優先されます。

【 NetGenesisのRIP機能について 】
他のルータの中にRIP対応のルータがある場合、NetGenesisのRIP機能を使用することが可能です。
RIP機能の設定については 7-5 RIP設定 を参照して下さい。
 ※ WAN側へのRIP広告動作が有効となる動作モードは「ローカルルータ」のみです。
(他の動作モードの場合、動作保証外となります。)

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PPPoEポートをデフォルトゲートウェイに設定する

「PPPoEポートをデフォルトゲートウェイに設定する」設定について説明します。

以下の手順で設定を行って下さい。
 
実際に設定する際は、既存のLANやISPからの情報等に合わせて設定して下さい。
  1. 「PPPoEポートのスタティックルーティング設定」の中の、[PPPoEポートをデフォルトゲートウェイに設定する]にチェックが入っていることを確認して下さい。



     
  2. メトリック(ルーティングの優先順位)の設定を行います。
      LAN内にルータがNetGenesis 1台のみの場合
    そのまま変更せず「1」で使用して下さい。
      LAN内に他のルータがある場合(RIP機能と併用)
     ・ NetGenesisを最優先にする場合、そのまま変更せず「1」で使用して下さい。
     ・ 他のルータ等を優先させる場合、環境に応じてメトリック値を選択して下さい。
     ※RIP機能については 7-5 RIP設定 を参照して下さい。

以上で「PPPoEポートをデフォルトゲートウェイに設定する」の設定は完了です。

[設定]ボタンをクリックして下さい。


 
  引き続き設定を行う場合は、左のメニューをクリックし、必要な設定を行って下さい。
  全ての設定が完了した場合は、[設定の更新]をクリックして下さい。
第10章 設定の更新・設定バックアップ/初期化 へ進んで下さい。)

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PPPoEポートにルーティングテーブルを設定する

「PPPoEポートにルーティングテーブルを設定する」設定について説明します。
 
【 PPPoEポートにルーティングテーブルのみを設定する場合 】
[PPPoEポートをデフォルトゲートウェイに設定する]のチェックを外して下さい。
 
実際に設定する際は、既存のLANやISPからの情報等に合わせて設定して下さい。


以下の内容を参照して下さい。
 ルーティングテーブル情報の新規登録
 ルーティングテーブル情報の編集(修正)・削除


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ルーティングテーブル情報の新規登録

以下の手順でルーティングテーブル情報(エントリ)の登録を行って下さい。

登録可能なホスト情報数は、最大8個です。
  1. 「PPPoEポート ルーティングテーブル 登録リスト」の[メトリック]欄右下の[編集]ボタンをクリックして下さい。

    「PPPoEポート ルーティングテーブル リスト追加・編集」画面が表示されます。



     
  2. 宛先のネットワークを[IPアドレス/サブネット]欄に入力して下さい。

     ※ サブネットが「xxx.xxx.xxx.xxx」の形式で指定された場合、「IPアドレス/サブネット」欄の右横の「サブネットについて」をクリックし、参考にして下さい。

     
  3. メトリック(ルーティングの優先順位)の設定を行います。
      LAN内にルータがNetGenesis 1台のみの場合
    そのまま変更せず「1」で使用して下さい。
      LAN内に他のルータがある場合(RIP機能と併用)
     ・ NetGenesisを最優先にする場合、そのまま変更せず「1」で使用して下さい。
     ・ 他のルータ等を優先させる場合、環境に応じてメトリック値を選択して下さい。
     ※RIP機能については 7-5 RIP設定 を参照して下さい。



  4. [追加]ボタンをクリックして下さい。

    入力したルーティングテーブル情報が登録リストに追加されます。

     
    登録リストの順番が、そのまま処理の「優先順位」になります。
    「追加したエントリが最後尾にある=一番最後に処理される」ということになりますので、必要に応じて追加したエントリを移動して下さい。
  エントリ右横のボタンについて
  既存のエントリを編集(修正)、移動する際に使用します。
各ボタンの動作は以下の通りです。
 
 
  [編集]ボタン エントリを編集(編集)します。
ルーティングテーブル情報の編集(修正)・削除 を参照して下さい。
 ※ 最後のエントリの下の[編集]ボタンは、新たにエントリを追加する際にクリックします。
  [削除]ボタン エントリを削除します。
ルーティングテーブル情報の編集(修正)・削除 を参照して下さい。
  [▲]ボタン エントリを1つ上に移動します。
  [▼]ボタン エントリを1つ下に移動します。
  [先頭]ボタン エントリを登録リストの先頭へ移動します。
  [最後]ボタン エントリを登録リストの最後(最後尾)へ移動します。

以上でルーティングテーブル情報の登録は完了です。

[設定]ボタンをクリックして下さい。


 
  引き続き設定を行う場合は、左のメニューをクリックし、必要な設定を行って下さい。
  全ての設定が完了した場合は、[設定の更新]をクリックして下さい。
第10章 設定の更新・設定バックアップ/初期化 へ進んで下さい。)

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ルーティングテーブル情報の編集(修正)・削除

登録済みのルーティングテーブル情報を編集(修正)・削除する方法について説明します。
 [編集]ボタン  [削除]ボタン

  [編集]ボタン

編集(修正)するルーティングテーブル情報欄右横の[編集]ボタンをクリックすると、「PPPoEポート ルーティングテーブル リスト追加・編集」画面が表示されます。


編集(修正)が終わりましたら、[追加]ボタンをクリックして下さい。

 

  [削除]ボタン

登録済みのルーティングテーブル情報を削除したい場合、削除するルーティングテーブル情報右横の[削除]ボタンをクリックして下さい。


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