7-6 EasyDNS設定

EasyDNS設定について説明します。

EasyDNSは頻繁に使用するホスト名(コンピュータ名)とIPアドレスをNetGenesisに登録することにより、NetGenesisを簡易DNSサーバーとして使用する機能です。

EasyDNSを使用する場合、各パソコンのDNS設定に必ずNetGenesisのLANポートIPアドレスを設定して下さい。(NetGenesisのProxyDNS機能を使用して下さい。)
各パソコンのDNS設定については、以下を参照して下さい。
  NetGenesisのDHCPサーバーを使用する場合
 → 7-1 DHCPサーバー設定 を参照して下さい。
  NetGenesisのDHCPサーバーを使用しない場合
 → それぞれ、使用するオペレーティングシステムに応じて以下を参照して下さい。
2-1-2 TCP/IPの設定(個別に設定)(Windows 95/98/Me)
2-2-2 TCP/IPの設定(個別に設定)(Windows NT4.0)
2-3-2 TCP/IPの設定(個別に設定)(Windows 2000)
2-4-2 TCP/IPの設定(個別に設定)(Windows XP)
2-5-2 TCP/IPの設定(個別に設定・Mac OS 7.6.x〜9.2.2)
2-6-2 TCP/IPの設定(個別に設定・Mac OS X)

以下の内容を参照して下さい。
 7-6-1 設定手順
 7-6-2 設定例

第7章 LANポートの設定 へ戻る

7-6-1 設定手順

以下の手順で設定を行って下さい。
  1. 設定画面のメニューの「LANポートの設定」の中の、[EasyDNS設定]をクリックして下さい。



  2. [EasyDNS機能を使用する]にチェックを入れて下さい。

以下の内容を参照して下さい。
 ホスト情報の新規登録
 ホスト情報の編集(修正)・削除

7-6 EasyDNS設定 へ戻る

ホスト情報の新規登録

以下の手順でホスト情報(エントリ)の登録を行って下さい。

・登録可能なホスト情報数は、最大32個です。
・逆引きには対応していません。
  1. 登録リスト [IPアドレス]欄右下の[編集]ボタンをクリックして下さい。

    「EasyDNS リスト追加・編集」画面が表示されます。



     
  2. ホスト名とIPアドレスを入力して下さい。
      ホスト名
    登録するホスト(パソコンやサーバー等に付けるニックネーム)を半角英数字(最大30文字)で入力して下さい。
    [ホスト名]は、NetGenesisのニックネームと重複しないように注意して下さい。
    重複してしまった場合、NetGenesisのニックネームによる名前解決が使用できなくなります。(EasyDNSによる名前解決の方が優先されます。)
     例) SNTPクライアントソフトウェアのSNTP/NTPサーバー設定欄に、NetGenesisのニックネーム+「.」(ドット)を設定している場合、NetGenesisから時刻情報を取得できなくなります。
    [ホスト名]は半角大文字・小文字を区別しません。
      IPアドレス
    登録するホスト(パソコンやサーバー等)のIPアドレスを半角英数字で入力して下さい。
    NetGenesisのLAN内のIPアドレス(パソコン)を登録する場合、DHCPサーバーから付与されないIPアドレスを指定して下さい。
    DHCPサーバーから付与されるIPアドレスを指定した場合、LAN内のパソコンの起動順番によって各パソコンのIPアドレスが変わりますので、特定のパソコンを指定することができません。


  3. [追加]ボタンをクリックして下さい。

    入力したホスト情報が登録リストに追加されます。

     
    登録リストの順番が、そのまま処理の「優先順位」になります。
    「追加したエントリが最後尾にある=一番最後に処理される」ということになりますので、必要に応じて追加したエントリを移動して下さい。
  エントリ右横のボタンについて
  既存のエントリを編集(修正)、移動する際に使用します。
各ボタンの動作は以下の通りです。
 
 
  [編集]ボタン エントリを編集(編集)します。
ホスト情報の編集(修正)・削除 を参照して下さい。
 ※ 最後のエントリの下の[編集]ボタンは、新たにエントリを追加する際にクリックします。
  [削除]ボタン エントリを削除します。
ホスト情報の編集(修正)・削除 を参照して下さい。
  [▲]ボタン エントリを1つ上に移動します。
  [▼]ボタン エントリを1つ下に移動します。
  [先頭]ボタン エントリを登録リストの先頭へ移動します。
  [最後]ボタン エントリを登録リストの最後(最後尾)へ移動します。

以上でホスト情報の登録は完了です。

[設定]ボタンをクリックして下さい。


 
  引き続き設定を行う場合は、左のメニューをクリックし、必要な設定を行って下さい。
  全ての設定が完了した場合は、[設定の更新]をクリックして下さい。
第10章 設定の更新・設定バックアップ/初期化 へ進んで下さい。)

EasyDNSに登録したホスト名(ニックネーム)を指定する場合、登録したホスト名の後ろに「.」(ドット)を付加して下さい。
 ※ EasyDNSに登録したホストに、ポート番号を指定することはできません。

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ホスト情報の編集(修正)・削除

登録済みのホスト情報を編集(修正)・削除する方法について説明します。
 [編集]ボタン  [削除]ボタン

  [編集]ボタン

編集(修正)するホスト情報欄右横の[編集]ボタンをクリックすると、「EasyDNS リスト追加・編集」画面が表示されます。


編集(修正)が終わりましたら、[追加]ボタンをクリックして下さい。

 

  [削除]ボタン

登録済みのホスト情報を削除したい場合、削除するホスト情報右横の[削除]ボタンをクリックして下さい。


7-6-1 設定手順 へ戻る

7-6-2 設定例

EasyDNSの設定例について説明します。

必要に応じて、以下を参照して下さい。


   HOSTSファイルをNetGenesisで一括管理する例
それぞれのLAN内のホームページを登録する例
(ローカルルータとして使用する際の例)

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HOSTSファイルをNetGenesisで一括管理する例

以下の構成図・設定画面は、LAN内の各パソコンで設定していたHOSTSファイルを、NetGenesisで一括管理する例です。

(ホスト名とIPアドレスの対応関係を、NetGenesisのEasyDNS機能が一括管理します。)



登録1 ホスト名 pc1(パソコン1のホスト名)
IPアドレス 192.168.0.2(パソコン1のIPアドレス)
登録2 ホスト名 pc2(パソコン2のホスト名)
IPアドレス 192.168.0.3(パソコン2のIPアドレス)
登録3 ホスト名 pc3(パソコン3のホスト名)
IPアドレス 192.168.0.4(パソコン3のIPアドレス)


7-6-2 設定例 へ戻る

それぞれのLAN内のホームページを登録する例
(ローカルルータとして使用する際の例)


以下の構成図・設定画面は、営業部のLAN内のホームページと開発部のLAN内のホームページをNetGenesisに登録する例です。


 ※LAN側・WAN側ともに、サブネットは「/24」(255.255.255.0)です。



登録1 ホスト名 www.sales
IPアドレス 192.168.0.2(営業部のホームページのIPアドレス)
登録2 ホスト名 www.dev
IPアドレス 192.168.1.2(開発部のホームページのIPアドレス)

上記の設定を行うことにより、営業部のLAN内の各パソコンのWWWブラウザで、「www.sales」と入力すると営業部のホームページを、「www.dev」と入力すると開発部のホームページを開くことができます。

(ただし、営業部・開発部、それぞれのWWWサーバーの設定に、トップページが指定されている必要があります。)

開発部のLAN(NetGenesisのWANポート側)から、NetGenesisのEasyDNS機能を使用することはできません。

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