7-8 EasyDNSの設定

EasyDNSの設定について説明します。

EasyDNSは頻繁に使用するホスト名(コンピュータ名)とIPアドレスをNetGenesisに登録することにより、NetGenesisを簡易DNSサーバーとして使用する機能です。

EasyDNSを使用する場合、各パソコンのDNS設定に必ずNetGenesisのLANポートIPアドレスを設定して下さい。(NetGenesisのProxyDNS機能を使用して下さい。)
各パソコンのDNS設定については、以下を参照して下さい。
  NetGenesisのDHCPサーバーを使用する場合
 → 7-3 DHCPサーバーの設定 を参照して下さい。
  NetGenesisのDHCPサーバーを使用しない場合
 → それぞれ、使用するオペレーティングシステムに応じて以下を参照して下さい。
2-1-2 TCP/IPの設定(個別に設定)(Windows 95/98/Me)
2-2-2 TCP/IPの設定(個別に設定)(Windows NT4.0)
2-3-2 TCP/IPの設定(個別に設定)(Windows 2000)
2-4-2 TCP/IPの設定(個別に設定)(Windows XP)
2-5-2 TCP/IPの設定(個別に設定・MacOS 7.6.x〜9.2.1)
2-6-2 TCP/IPの設定(個別に設定・MacOS X)

以下の内容を参照して下さい。
 7-8-1 登録リストの設定
 7-8-2 設定例

第7章 LANポートの設定・高度な設定 へ戻る

7-8-1 設定手順

EasyDNSの設定手順について説明します。

以下の手順で、「EasyDNSの設定」画面を開いて下さい。
  1. 「LANポートの設定」画面で、[EasyDNS]ボタンをクリックして下さい。



  2. [EasyDNS機能を使用する]にチェックを入れて下さい。

以下の内容を参照して下さい。
 ホスト情報の新規登録
 ホスト情報の編集(修正)
 ホスト情報の削除

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ホスト情報の新規登録

以下の手順でホスト情報の登録を行って下さい。

・登録可能なホスト情報数は、最大32個です。
・逆引きには対応していません。
  1. ホスト名とIPアドレスを入力します。

      ホスト名
    登録するホスト(パソコンやサーバー等に付けるニックネーム)を半角英数字(最大30文字)で入力して下さい。
    [ホスト名]は、NetGenesisのニックネームと重複しないように注意して下さい。
    重複してしまった場合、NetGenesisのニックネームによる名前解決が使用できなくなります。(EasyDNSによる名前解決の方が優先されます。)
     例) SNTPクライアントソフトウェアのSNTP/NTPサーバー設定欄に、NetGenesisのニックネーム+「.」(ドット)を設定している場合、NetGenesisから時刻情報を取得できなくなります。
    [ホスト名]は半角大文字・小文字を区別しません。
      IPアドレス
    登録するホスト(パソコンやサーバー等)のIPアドレスを半角英数字で入力して下さい。
    NetGenesisのLAN内のIPアドレス(パソコン)を登録する場合、DHCPサーバーから付与されないIPアドレスを指定して下さい。
    DHCPサーバーから付与されるIPアドレスを指定した場合、LAN内のパソコンの起動順番によって各パソコンのIPアドレスが変わりますので、特定のパソコンを指定することができません。


  2. [追加]ボタンをクリックして下さい。

    設定内容が登録リストに追加されます。



以上でホスト情報の登録は完了です。

備 考
EasyDNSに登録したホストを参照する 〜
nwg. EasyDNSに登録したホスト名(ニックネーム)の後ろに「.」(ドット)を付加して下さい。
 ※ EasyDNSに登録したホストには、ポート番号を指定することができません。

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ホスト情報の編集(修正)

登録済みのホスト情報を修正したい場合、以下の手順で行って下さい。
  1. 「登録リスト」欄の中から、修正するホスト情報を選択して、[編集]ボタンをクリックして下さい。



  2. 選択したホスト情報が各設定欄に表示されますので、必要に応じて修正を行って下さい。



  3. 修正が終わりましたら[追加]ボタンをクリックして下さい。

    修正した内容が「登録リスト」に追加されます。

以上でホスト情報の修正は完了です。  
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ホスト情報の削除

登録済みのホスト情報を削除したい場合、削除するホスト情報を選択して[削除]ボタンをクリックして下さい。
 




削除を行った場所は、そのまま空欄になります。
新たにホスト情報の登録を行うと、その空欄の場所に登録されます。

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7-8-2 設定例

EasyDNSの設定例について説明します。

必要に応じて、以下を参照して下さい。


   HOSTSファイルをNetGenesisで一括管理する例
それぞれのLAN内のホームページを登録する例
(ローカルルータとして使用する際の例)

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HOSTSファイルをNetGenesisで一括管理する例

以下の構成図・設定画面は、LAN内の各パソコンで設定していたHOSTSファイルを、NetGenesisで一括管理する例です。

(ホスト名とIPアドレスの対応関係を、NetGenesisのEasyDNS機能が一括管理します。)



登録1 ホスト名 pc1(パソコン1のホスト名)
IPアドレス 192.168.0.2(パソコン1のIPアドレス)
登録2 ホスト名 pc2(パソコン2のホスト名)
IPアドレス 192.168.0.3(パソコン2のIPアドレス)
登録3 ホスト名 pc3(パソコン3のホスト名)
IPアドレス 192.168.0.4(パソコン3のIPアドレス)


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それぞれのLAN内のホームページを登録する例
(ローカルルータとして使用する際の例)


以下の構成図・設定画面は、営業部のLAN内のホームページと開発部のLAN内のホームページをNetGenesisに登録する例です。



登録1 ホスト名 www.sales
IPアドレス 192.168.0.2(営業部のホームページのIPアドレス)
登録2 ホスト名 www.dev
IPアドレス 192.168.1.2(開発部のホームページのIPアドレス)

上記の設定を行うことにより、営業部のLAN内の各パソコンのWWWブラウザで、「www.sales」と入力すると営業部のホームページを、「www.dev」と入力すると開発部のホームページを開くことができます。

(ただし、営業部・開発部、それぞれのWWWサーバーの設定に、トップページが指定されている必要があります。)

開発部のLAN(NetGenesisのWANポート側)から、NetGenesisのEasyDNS機能を使用することはできません。

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