10-4 DMZ HOST

DMZ HOSTについて説明します。

DMZ HOSTでは、以下の設定・作業を行うことが可能です。
 
   DMZホスト機能の転送先IPアドレスの設定。
   DMZホスト機能の動作制限時間(無制限/制限時間あり)の設定。
   DMZホスト機能の有効/無効の切り替え。

以下の内容を参照して下さい。
 10-4-1 DMZ HOSTの起動方法と終了方法
 10-4-2 DMZ HOST画面の設定と操作方法
 
Mac OSをお使いの方へ
MRJ 2.2.3以降がインストールされている場合、NWG統合ツールの「DMZ HOST」の起動に失敗することがあります。
この場合、インストール済みのMRJをアンインストールし、NWG設定サーバー&ファームウェア に同梱されている MRJ 2.1.3 をインストールして下さい。
【 参考URL 】
http://www.mrl.co.jp/support/nwg/nwgtools_dmz_macmrj.htm

 
あらかじめ「DMZホスト機能を使用する」設定にしておく必要があります。
DMZホスト機能の詳細については 8-1 DMZホスト機能 を参照して下さい。

第10章 NWG統合ツール へ戻る

10-4-1 DMZ HOSTの起動方法と終了方法

DMZ HOSTの起動方法と終了方法について説明します。

以下の各項目を参照して下さい。
(Windows 98を例に説明します。)
 起動方法
 終了方法
 
  起動方法

NWG統合ツールの起動画面で[DMZ HOST]ボタンをクリックして下さい。

「DMZ HOST」画面が開きます。
 
(「DMZ HOST」画面の中)
(「DMZ HOST」画面の中)
(「DMZ HOST」画面、表示完了)
 
  終了方法

DMZ HOST画面右下の[終了]ボタンをクリックして下さい。

   

10-4 DMZ HOST へ戻る

10-4-2 DMZ HOST画面の設定と操作方法

DMZ HOST画面の設定と操作方法について説明します。

以下の各項目を参照して下さい。
(Windows 98を例に説明します。)
 対象ポートの選択、動作設定とDMZホスト機能の開始/停止
 現在の状態

10-4 DMZ HOST へ戻る

対象ポートの選択・動作設定とDMZホスト機能の開始/停止

DMZホスト機能を使用するにあたり、以下の設定/操作が必要となります。
 
  対象ポートの選択(WANポート/PPPoEポート)。
  DMZ HOST IPアドレス(DMZホスト機能によって転送されるIPフレームの転送先IPアドレス)の設定。
  動作制限時間(無制限/制限時間あり)の設定。
  DMZホスト機能を有効にする(動作させる)。

以降、DMZ HOST画面の設定内容/操作方法を上から順番に説明します。
 
  「対象ポート」の選択

DMZホスト機能を使用するポートを選択します。


 
  WANポート
DHCPクライアントを使用、またはIPアドレス固定の場合に選択して下さい。
(CATVやYahoo!BB、PPPoE接続を必要としないISP等。)
 
  PPPoEポート
PPPoEクライアント機能を使用している場合に選択して下さい。
(フレッツ・ADSLやBフレッツ等。)

 
  「DMZ HOST IPアドレス」の設定

DMZホスト機能によって転送されるIPフレームの転送先IPアドレスの設定を行います。




 
  NetGenesisの設定更新や電源をOFFにした場合、本設定は失われますので再度設定して下さい。
ただし、WWWブラウザ側で設定した「DMZホスト機能を使用する」のチェックは失われません。
 
インターネット側からNetGenesisのLAN内のパソコン(DMZ HOST IPアドレス)へ接続する場合、NetGenesisのWANポートのIPアドレスを指定して下さい。
(複数固定IPアドレス変換を使用する場合、WANポートに設定した「IPマスカレード変換用IPアドレス」を指定して下さい。)
WANポートのIPアドレスの調べ方については 10-3 WANポート情報 を参照して下さい。
 
「DMZ HOST IPアドレス」に設定したIPアドレスは、セキュリティが低下しますので注意して下さい。
ただし、DMZホスト機能が無効の状態の時は除きます。
DMZホスト機能が無効の状態=IPマスカレードによる保護の対象となります。
DMZホスト機能の状態については 現在の状態 を参照して下さい。

 
  「制限時間」の設定

DMZホスト機能の動作制限時間の設定を行います。
 
  無制限
 
  DMZホスト機能は「無効」ボタンをクリックするか、NetGenesisの電源をOFFにする、もしくはNetGenesisの設定を更新するまで動作し続けます。
(NWG統合ツールの「終了」やDMZ HOSTの「終了」では停止しません。)

「無効」ボタンについては次項を参照して下さい。
 
  制限時間あり
 
  DMZホスト機能は、入力した値の時間だけ動作します
時間が満了となった時に、自動的にDMZホスト機能が停止します。
 
 *1 時間が満了となった場合、通信中であってもDMZホスト機能は停止しますので注意して下さい。
 
 *2 時間が満了となる前にNetGenesisの電源をOFFにする、あるいはNetGenesisの設定を更新した場合も、DMZホスト機能は停止します。

 
  「有効」ボタン(「無効」ボタン)

「有効」ボタンをクリックすることにより、DMZホスト機能が動作を開始します。

DMZホスト機能が動作を開始すると、「有効」ボタンが「無効」ボタンへ変わり、「状態」欄が「無効」から「有効」へ変わります。
 
NetGenesisの設定更新や電源をOFFにした場合、DMZホスト機能が停止します
ので、再度「有効」ボタンをクリックして下さい。
ただし、WWWブラウザ側で設定した「DMZホスト機能を使用する」のチェック
は失われません。
 
 





(DMZホスト機能・動作開始)
 
「無効」ボタンをクリックすると、DMZホスト機能の動作が停止します。

制限時間を設定している場合、残り時間に関係なくDMZホストの動作が停止します。

(通信中でも停止しますので注意して下さい。)

 
  「延長」ボタン

制限時間を延長したい場合、制限時間入力欄に延長したい時間を入力した後、「延長」ボタンをクリックします。
 
 




 
延長が完了すると「残り時間」欄が、制限時間入力欄に入力した時間分加算されます。

 
  備考

「DMZ HOST IPアドレス」を変更したい場合、いったんDMZホスト機能の動作を停止して下さい。

「状態」欄が「有効」の場合、「無効」ボタンをクリックして「状態」欄が「有効」から「無効」へ変わった後に「DMZ HOST IPアドレス」を変更して下さい。

10-4-2 DMZ HOST画面の設定と操作方法 へ戻る

現在の状態

以降、「現在の状態」欄の表示内容/操作方法を上から順番に説明します。
 
  「状態」欄

DMZホスト機能の現在の状況を表します。
 
  有効
 
  DMZホスト機能が動作中であることを表します。
 
  無効
 
  DMZホスト機能が停止中であることを表します。
 
  無効(DMZホスト機能は未使用設定です。)
 
  WWWブラウザ設定画面の「WANポートの設定」画面、あるいは「PPPoEクライアント機能の設定」画面の中の「DMZホスト機能を使用する」が未チェックであることを表します。
  (DMZホスト機能が使用不可の状態です。)
  DMZホスト機能を使用する場合、必ず「DMZホスト機能を使用する」にチェックを入れて下さい。
  詳細については 8-1 DMZホスト機能 を参照して下さい。

 
  「DMZ HOST IPアドレス」欄

DMZホスト機能の転送先IPアドレスを表します。

「動作設定」欄の「DMZ HOST IPアドレス」欄に転送先IPアドレスを設定した後、「有効」ボタンをクリックすると表示されます。
 
 





 
  「残り時間 (時間:分:秒)」欄

DMZホスト機能の残り動作時間を表します。

「動作設定」欄の「制限時間」欄で「無制限」か「制限時間」を設定した後、「有効」ボタンをクリックすると表示されます。
 
 





 
  無制限
 
  DMZホスト機能は「無効」ボタンをクリックするまで、動作し続けます。
 
  xx:xx:xx(時間が減算される)
 
  DMZホスト機能の残り動作時間が表示されます。

 
  「このPCのIPアドレス」欄

操作を行っているパソコンのIPアドレスを表します。



 
  「更新間隔(5〜3600秒)」欄

「現在の状態」の更新間隔の設定欄です。
(初期値:5秒)

値を入力した後、「設定」ボタンをクリックすると反映されます。
(「現在の状態」欄の右横に表示されます。)
 



10-4-2 DMZ HOST画面の設定と操作方法 へ戻る