14-2-1.ポートベースVLANの設定
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NetGenesisの各ポートをグループ化するための設定について説明します。 |
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VLANグループは、最大16グループまで作成可能です。 |
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本設定を行うことにより、異なるグループとの通信を遮断することが可能になり、プライバシー侵害やウィルス・ワーム等の2次感染を予防することが可能になります。 |
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VLAN 未設定時) |
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HUBポート(L1〜L4)の通信は特に制限無し。 |
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プライバシー侵害やウィルス・ワーム等の2次感染の恐れ有り。 |
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ポートベースVLAN 設定時の例) |
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異なるグループ間の通信を遮断。 |
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L1 |
L2 |
L3 |
L4 |
L1 |
− |
○ |
× |
× |
L2 |
○ |
− |
× |
× |
L3 |
× |
× |
− |
○ |
L4 |
× |
× |
○ |
− |
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プライバシー侵害やウィルス・ワーム等の2次感染を予防することが可能。
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※ |
HUBポート(L1〜L4)だけでなく、ルータポートも含めてグループ化することが可能です。 |
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(インターネット接続不許可のグループを作成することも可能です。) |
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ポートベースVLANは

・各ポートに登録するポートID (VLAN 基本設定)
・グループID (VLAN グループ設定)

の関連付けによって、VLANを構築します。 |
以降、下記の例を元に、設定方法を説明します。

(1) L1とL2をグループ1とする。
(2) L3とL4をグループ2とする。
(3) グループ1からのインターネット接続を許可する。
(4) グループ2からのインターネット接続を許可する。
(5) グループ1とグループ2の通信を禁止する。 |
【 VLAN 基本設定 】 |
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メニューの「HUBポートの設定」の中の[VLAN設定]をクリックして下さい。
「VLAN設定」画面が開きます。 |
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[ポートID]は、「そのポートで受信したフレームのVLAN ID」となります。

この例では、以下のように設定します。 |
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L1:1 L2:1 L3:2 L4:2 ルータ:3 |
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L1〜L4 |
: |
HUBの各ポートです。 |
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ルータ |
: |
NetGenesis内部のLANポートです。 |
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各ポートの(NetGenesis内部の)位置関係は以下のようになっています。 |
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端末− |
各ポートの位置関係(略図) |
HUBポート
(L1〜L4) |
ルータポート
(LANポート) |
<ルータ処理> |
WANポート |
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−インターネット |
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例えば、NetGenesisのLAN内(HUBポート側)からインターネット接続を行う場合、L1〜L4からルータポート(LANポート)を経由し、内部でルータ処理が行われた後にWANポートへ出力されます。 |
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ルータポート |
インターネット
接続 |
設定画面への
ログオン |
チェック有り |
○ |
○ |
チェック無し |
× |
× |
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※ |
[Awareポート]と[タグ無しフレーム受信]については、ポートベースVLANの場合、変更する必要はありません。 |
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[Awareポート]は全てチェック無し、[タグ無しフレーム受信]は全てチェック有り(共に工場出荷値)で使用して下さい。 |
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【 VLAN グループの設定 】 |
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[ポートID](受信したフレームのVLAN ID) と [グループID]の関連付けを行います。

[ポートID]=[グループID]となったフレームは、チェックを入れたポートへ送信されます。 |
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グループ1: |
[ポートID:1]のフレームを送信するグループです。 |
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「L1」「L2」ポートが受信したフレーム(端末→HUBポート)は、「L1」「L2」「ルータ」ポートへ送信されます。 |
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グループ2: |
[ポートID:2]のフレーム(「L3」「L4」ポートが受信したフレーム)を送信するグループです。 |
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「L3」「L4」ポートが受信したフレーム(端末→HUBポート)は、「L3」「L4」「ルータ」ポートへ送信されます。 |
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グループ3: |
[ポートID:3]のフレーム(「ルータ」ポートが受信したフレーム)を送信するグループです。 |
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「ルータ」ポートが受信したフレーム(インターネット→WANポート→ルータポート)は、「L1」「L2」「L3」「L4」「ルータ」ポートへ送信されます。 |
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(各グループ右端の[有効]にチェックを入れて下さい。) |
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参考:ポートベースVLAN設定例 |
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インターネット接続(及び設定画面へのログオン)を許可する場合、必ず「ルータ」ポートとの関連付けを行って下さい。 |
「ルータ」ポートと関連付けされたグループが一つも無い状態で、NetGenesisの「設定の更新」〜「再起動」を行った場合、再起動以降、インターネット接続や設定画面へのログオンができなくなりますので、注意して下さい。 |
このような状態になった場合、NetGenesisのリセットを行う以外、復旧方法はありません。 |
リセット方法については 全ての設定を工場出荷値に戻したい(付録・Q&A集) を参照して下さい。 |
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設定が完了した後、[設定]ボタンをクリックして下さい。 |
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全ての設定が完了した場合は、 |
左のメニューの |
設定の更新 |
をクリックして下さい。 |
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"設定の更新" と "NetGenesisの再起動" を行って下さい。 |
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詳しくは 3-4.設定の終了(更新・再起動) を参照して下さい。 |
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(NetGenesisの再起動中を行うと(NetGenesisの)HUBがリセットされ、一度リンクが切れます。) |
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引き続き設定を行う場合は、左のメニューをクリックし、必要な設定を行って下さい。 |
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