14-1-1.ポートベース優先度の設定
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NetGenesisの各ポート(L1〜L4、ルータ)毎に、通信の優先度("高・中・通常・低" の4段階)を割り当てるための設定について説明します。 |
本設定を行うことにより、外部公開用サーバーの通信を優先させることや、特定のパソコンの通信を優先させること等が可能となります。 |
ポートベース優先度を設定した例) |
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QoS設定は「通信速度が遅い回線」では、十分な効果が得られない場合があります。 |
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上記の「外部公開用サーバー(L1ポート)の通信を優先させる例」を元に、設定方法について説明します。 |
- メニューの「HUBポートの設定」の中の[QoS設定]をクリックして下さい。
「QoS設定」画面が開きます。

- 工場出荷値では[QoSモードの設定]は「ポートベース」が選択されています。


([ルータポート]は「ポートベース」固定です。)
- [ポートベース優先度の設定]で、各ポートの優先度を選択して下さい。

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L1〜L4 |
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HUBの各ポートです。 |
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ルータ |
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NetGenesis内部のLANポートです。 |
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各ポートの(NetGenesis内部の)位置関係は以下のようになっています。 |
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端末− |
各ポートの位置関係(略図) |
HUBポート
(L1〜L4) |
ルータポート
(LANポート) |
<ルータ処理> |
WANポート |
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−インターネット |
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例えば、NetGenesisのLAN内(HUBポート側)からインターネット接続を行う場合、L1〜L4からルータポート(LANポート)を経由し、内部でルータ処理が行われた後にWANポートへ出力されます。 |
 

−優先度に関する補足情報− |
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実際の優先度は「パケットの流れる方向」によって決まり方が異なります。 |
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"最初にパケットを受け取る(他のポートへ出力する)ポートの優先度" に決まります。 |
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《 インターネット→LAN方向(受信) 》 |
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「ルータ」ポートの優先度になります。 |
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(「L1〜L4ポートの優先度は適用されません。) |
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インターネットから受信したパケットは、「ルータ」ポートが(「ルータ」ポートの優先度を付加し、優先度の処理を行って)「L1〜L4」ポートへ出力します。 |
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《 LAN→インターネット方向(送信) 》 |
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「L1〜L4」ポート(HUBポート)の優先度になります。 |
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LAN側(パソコン等の端末)から送信されたパケットは、「L1〜L4」の中の1つのポートが(そのポートの優先度を付加し、優先度の処理を行って)「ルータ」ポートへ出力します。 |
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「ルータ」ポートの優先度を「高」以外へ変更する場合、ホームページの閲覧等、インターネットへのアクセス速度が低下する可能性があります。 |
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例えば、「ルータ」ポートの優先度を「通常」へ変更した状態で、L1ポート(優先度・通常)に接続したパソコン1が(インターネットから)ダウンロードを行っているときに、L2ポート(優先度・高)に接続したパソコン2からL3ポートのパソコン3の共有フォルダへアクセスし、ファイルコピーを行った場合、パソコン1のダウンロードが遅くなる可能性があります。 |
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(「ルータ」ポートよりもL2ポートの優先度が高いため、L2ポートの通信が優先されます。) |
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設定が完了した後、[設定]ボタンをクリックして下さい。 |
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全ての設定が完了した場合は、 |
左のメニューの |
設定の更新 |
をクリックして下さい。 |
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"設定の更新" と "NetGenesisの再起動" を行って下さい。 |
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詳しくは 3-4.設定の終了(更新・再起動) を参照して下さい。 |
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(NetGenesisの再起動中を行うと(NetGenesisの)HUBがリセットされ、一度リンクが切れます。) |
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引き続き設定を行う場合は、左のメニューをクリックし、必要な設定を行って下さい。 |
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