19-2.帯域制限情報・制御
 
WANポート 帯域制限設定との違い
「WANポートの設定」の中の「WANポート 動作モード・帯域制限設定」にある 帯域制限設定 と本画面は、設定画面の構成は同じですが動作が異なります。
  「帯域制限情報・制御」(本画面)で操作を行った場合
  設定の更新/再起動を行わなくても、設定がリアルタイムで反映されます。
ただし、NetGenesisを再起動(電源のOFF/ONも含む)すると設定は消去されます。
(起動時に「WANポート 動作モード・帯域制限設定」が読み込まれます。)
  「WANポート 動作モード・帯域制限設定」で設定を行った場合
  設定を行った後、設定の更新/再起動を行わないと設定は反映されません。
設定の更新/再起動を行った後は、NetGenesisを再起動しても設定は消えません。
(設定内容を保持します。)
HUBポートの速度制限機能と併用する場合の注意
WANポートの帯域制限機能とHUBポートの速度制限機能を併用する場合、HUBポートの送信(HUB←端末)速度の設定値に注意して下さい。
WANポート帯域制限の処理は、上記の「ルータ処理」の部分で行われます。
端末側から送信されたパケットは、最初にHUBポートで受信・処理されますので、
 
 "HUBポートの送信速度の設定値 < WANポートの帯域制限設定値"
 
の場合、HUBポートの送信速度の設定値が上限速度となります。
HUBポートの速度制限設定については 15-2.速度制限設定 を参照して下さい。

帯域制限情報・制御の操作方法について説明します。

本画面で設定内容を変更することにより、リアルタイムでWANポートの帯域制限機能の有効/無効を切り替えたり、設定値を変更することができます。

以下の手順で操作を行って下さい。
 
設定画面のメニューの「制御・情報表示」の中の、[帯域制限情報・制御]をクリックして下さい。
「帯域制限情報・制御」画面が開きます。

この時点で表示されるのは、WANポート帯域制限の現在の動作(設定)状況です。

以降、「帯域制限情報・制御」画面の表示内容を上から順番に説明します。

  「帯域制限を有効にする」
  WANポートの帯域制限機能の有効/無効を切り替えます。

 
動作モード
  WANポートの帯域制限機能の動作モードを設定します。
 
  高優先順位パケットは帯域制限の対象外とする
優先ルーティング設定 で「優先度:高」に設定したパケットを帯域制限の対象外とする場合はチェックを入れて下さい。
 
 参考情報 :  動作モードの組み合わせと実動作
 
  低優先順位パケットは帯域制限の対象外とする
優先ルーティング設定 で「優先度:低」に設定したパケットを帯域制限の対象外とする場合はチェックを入れて下さい。
 
 参考情報 :  動作モードの組み合わせと実動作
 
  高優先順位パケットを連続受信時のみ、帯域制限を有効にする
優先ルーティング設定 で「優先度:高」に設定したパケットを、「連続受信サンプル時間」で設定した時間以内に連続で1個以上受信した場合のみ、帯域制限を有効とする場合はチェックを入れて下さい。
 
  連続受信サンプル時間
「高優先順位パケットを連続受信時のみ、帯域制限を有効にする」にチェックを入れた場合、連続受信サンプル時間を選択して下さい。
ここで設定した時間以内に1個以上の高優先順位パケットを連続で受信した場合、帯域制限が有効となります。
 
 メ モ 
選択可能な「連続受信サンプル時間」は以下の通りです。
5秒/3秒/2秒/1.5秒/1秒/750ミリ秒/500ミリ秒/300ミリ秒/200ミリ秒/100ミリ秒/ユーザー指定
 
  ユーザー指定連続受信サンプル時間
「連続受信サンプル時間」で「ユーザー指定」を選択した場合、「ユーザー指定連続受信サンプル時間」を設定することができます。
 
 メ モ 
「ユーザー指定連続受信サンプル時間」の設定可能範囲は「1〜360000」ミリ秒です。

  帯域制限速度
  帯域の上限速度を設定します。
  工場出荷値は「100,000,000」(100Mbps)で設定されています。
「64,000〜100,000,000」(64kbps〜100Mbps)の範囲内で、8000bps単位での設定が可能です。

 
 メ モ 
64,000に、8,000の整数倍を足した数値を設定して下さい。

  帯域制限動作を適用する(ボタン)
  上記で行った設定を動作に反映させる場合は、クリックして下さい。

  元に戻す(ボタン)
  上記で行った設定を元に戻す場合、クリックして下さい。

  最新の状態に更新する(ボタン)
  現在のWANポートの帯域制限機能の動作状況を表示します。
 
本画面で行った設定は、NetGenesisの再起動(電源のOFF/ONも含む)を行うと消去されます。
  (起動時は「17-1.WANポート 帯域制限設定」の設定内容が読み込まれます。)
  設定内容を固定(NetGenesisの再起動をしても消去されないように)する場合は、「17-1.WANポート 帯域制限設定」を行って下さい。
 

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