10-4.システムログ
システムログ機能について説明します。
   
システムログに表示される日時について
システムログに表示される日時は、本製品内部の時刻情報です。
時刻設定を行っていない場合、正確な日時は表示されませんのでご注意下さい。
時刻設定については、10-1.時刻情報・タイマー再起動設定 を参照して下さい。

以下の各項目を参照して下さい。
 
  10-4-1.システムログ設定
  システムログ設定画面について説明します。
  10-4-2.システムログ表示例
  システムログの表示例です。


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10-4-1.システムログ設定
システムログについて説明します。
 
設定メニューの「マネージメント」より「システムログ」をクリックして下さい。

「システムログ」画面が開きます。


 

  システムログを有効にする(チェックボックス)
  システムログ機能を使用する場合、チェックを入れて下さい。(工場出荷値:チェック有り)
チェックが入っていない場合、ログは表示されません。
 
 チェック!
本画面で表示されるログは、MR-GM2を再起動すると消去されます。

  WAN側からのWeb設定アクセスログを有効にする(チェックボックス)
  WAN側から設定画面へのアクセスがあった際に、アクセスログを表示します。(工場出荷値:チェック有り)

  LAN側からのWeb設定アクセスログを有効にする(チェックボックス)
  LAN側から設定画面へのアクセスがあった際に、アクセスログを表示します。(工場出荷値:チェック無し)

  リモートログを有効にする(チェックボックス)
  パソコンでリモートログを受信する場合、チェックを入れて下さい。(工場出荷値:チェック無し)
 
 チェック!
リモートログをパソコンで受信するには、パソコンにSYSLOG受信ソフトをインストールする必要があります。

  ログ受信IPアドレス
  リモートログを受信するパソコンのIPアドレスを入力して下さい。
 
 チェック!
リモートログを受信するIPアドレスを複数設定することはできません。(単一IPアドレスのみ設定可能)

  設定保存(ボタン)
  設定内容を保存します。
ボタンを押すと、「設定は正常に保存されました。変更を動作に反映させるためには、本機を再起動する必要があります。」と表示されます。
すぐに 設定を反映させる場合は[今すぐ再起動]ボタンを、引き続き設定を行う場合は[後で再起動]ボタンをクリックして下さい。

  再読み込み(ボタン)
  本画面で表示されているシステムログを最新の状態に更新します。


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10-4-2.システムログ表示例
 
  モバイルデータカード接続に関するシステムログ表示例
 
pppd[1352]: pppd 2.4.4 started by root, uid 0 ←回線接続開始
chat[1357]: abort on (NO DIAL TONE)  
chat[1357]: abort on (NO ANSWER)  
chat[1357]: abort on (NO CARRIER)  
chat[1357]: abort on (DELAYED)  
chat[1357]: abort on (COMMAND NOT SUPPORT)  
chat[1357]: send (^M)  
chat[1357]: send (ATZ^M)  
chat[1357]: expect (OK)  
chat[1357]: ATZ^M^M  
chat[1357]: OK  
chat[1357]: -- got it  
chat[1357]: send (ATI^M)  
chat[1357]: expect (OK)  
chat[1357]: ^M  
chat[1357]: ATI^M^M  
chat[1357]: Manufacturer: aaaaaaaaaaaa^M  
chat[1357]: Model: ######$^M  
chat[1357]: Revision: ########^M  
chat[1357]: IMEI: 111111111111111111^M  
chat[1357]: +GCAP: +CGSM,+DS,+ES^M  
chat[1357]: ^M  
chat[1357]: OK  
chat[1357]: -- got it  
chat[1357]: send (AT+CGDCONT=1,"IP","example.ne.jp"^M)  
chat[1357]: expect (OK)  
chat[1357]: ^M  
chat[1357]: AT+CGDCONT=1,"IP","example.ne.jp"^M^M  
chat[1357]: OK  
chat[1357]: -- got it
chat[1357]: send (ATD*99***1#^M)  
chat[1357]: expect (CONNECT)  
chat[1357]: ^M  
chat[1357]: ATD*99***1#^M^M  
chat[1357]: CONNECT  
chat[1357]: -- got it  
chat[1357]: send (^M)  
pppd[1352]: Serial connection established.  
pppd[1352]: Using interface ppp0  
pppd[1352]: Connect: ppp0 <--> /dev/ttyUSB2  
pppd[1352]: CHAP authentication succeeded ←認証成功
pppd[1352]: CHAP authentication succeeded  
pppd[1352]: local IP address ***.***.***.***
プロバイダから取得したWAN側IPアドレス
pppd[1352]: remote IP address 10.64.64.64  
pppd[1352]: primary DNS address ***.***.***.111  
pppd[1352]: secondary DNS address ***.***.***.222  
MR-GM2 UPnP start.  
MR-GM2 DDNS update successfully. ←DDNSのIPアドレス更新成功
MR-GM2 PingMonitor could receive ping reply. ←Ping監視機能による応答確認
pppd[1352: Terminating on signal 15 ←回線切断開始
pppd[1352]: Connect time 94.6 minutes. ←回線接続合計時間
pppd[1352]: Sent 3574091 bytes, received 37621907 bytes. ←送受信バイト数



pppd[1352]: モバイルデータカードのPPP接続に関するログです。
[ ]内はプロセス番号です。
接続、切断を行う度に、プロセス番号は変わります。
chat[1357]: 本製品とモバイルデータカードの通信に関するログです。
[ ]内はプロセス番号です。
接続、切断を行う度に、プロセス番号は変わります。
pppd 2.4.4 started by root, uid 0 回線接続が開始されると表示されます。
Terminating on signal 15 回線を手動で切断した場合に表示されます。
Terminating connection due to lack of activity. 無通信自動切断機能により回線が切断された場合に表示されます。
LCP terminated by peer プロバイダ側から回線を切断された場合に表示されます。

  無線LAN接続に関するシステムログ表示例
 
wlan0: A wireless client is associated - 00:10:38:11:11:11
MACアドレス「00:10:38:11:11:11」の無線LANクライアントがプライマリSSIDへ接続開始
wlan0: WPA2-AES PSK authentication in progress... ←WPA2-AESで認証中
wlan0: Open and authenticated ←認証完了(接続完了)
wlan0-va0: A wireless client is associated - 00:10:38:22:22:22
MACアドレス「00:10:38:22:22:22」の無線LANクライアントがセカンダリSSIDへ接続開始
wlan0-va0: WPA-AES PSK authentication in progress... ←WPA-AESで認証中
wlan0-va0: Open and authenticated ←認証完了(接続完了)



wlan0: プライマリSSIDに関するログです。
wlan0-va0: セカンダリSSIDに関するログです。
Authentication failled! (4-2: MIC error) 無線LAN認証に失敗した場合に表示されます。
A wireless client is disassociated - **:**:**:**:**:** 無線LANクライアントが切断された場合に表示されます。
無線LANクライアントのMACアドレスは「**:**:**:**:**:**」です。

  起動・再起動に関するシステムログ
 
MR-GM2 Syslog Start. MR-GM2起動時に表示されます。
Router reboot by GUI. 設定画面から再起動した場合に表示されます。
リモートログにのみ表示されます。
Router reboot by timer reboot setting. タイマー再起動機能により、再起動した場合に表示されます。
リモートログにのみ表示されます。

  USBポートに関するシステムログ
 
Add USB mobile data card start. モバイルデータカードの認識を開始したときに表示されます。
Add USB mobile data card is complete. モバイルデータカードの認識が成功したときに表示されます。
No response from USB mobile data card. モバイルデータカード側から応答が得られなかった場合に表示されます。
本メッセージが出た後、MR-GM2はUSBポートの電源をOFF/ONします。
USB mobile data card is unusual? (ppp fail) 5回連続で回線接続に失敗したときに表示されます。
本メッセージが出た後、MR-GM2はUSBポートの電源をOFF/ONします。
USB power off. USBポートの電源をOFFしたときに表示されます。
USB power on. USBポートの電源をONしたときに表示されます。
USB mobile data card removed? モバイルデータカードが取り外された場合に表示されます。

  回線監視機能に関するシステムログ
 
Remote confirm receive ping reply from ***.***.***.*** 宛先アドレスからPing応答が得られた場合に表示されます。
Remote confirm can't receive ping reply from ***.***.***.*** 宛先アドレスからPing応答が得られなかった場合に表示されます。
Remote confirm receive http reply ### from http://example.ne.jp/ 宛先アドレスからhttpの応答が得られた場合に表示されます。
Can't connect http://example.ne.jp/ 宛先アドレスからhttpの応答が得られなかった場合に表示されます。
Remote comm confirm received reply from any hosts. 回線監視機能により、いずれかの宛先から応答が得られた場合に表示されます。
remote_comm_confirm failed count # remote confirm retry num # 回線監視機能により、全ての宛先から応答が得られなかった場合に表示されます。

  NTPクライアントに関するシステムログ
 
NTP client success! 時刻同期が成功した場合に表示されます。
NTP client fail, retry 30sec later... 時刻同期が失敗した場合に表示されます。30秒後にリトライします。

  DDNS機能に関するシステムログ
 
DDNS update successfully. DDNS更新成功時に表示されます。
DDNS update fail, retry 60sec later... DDNS更新失敗時に表示されます。60秒後にリトライします。
 

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