4-1.フレッツ(PPPoE)簡単設定

フレッツ(PPPoE)簡単設定 について説明します。

フレッツ(PPPoE)簡単設定 は、フレッツ 光ネクスト や Bフレッツ、フレッツ・ADSL、eo光等、PPPoEによるユーザー認証が必要なプロバイダへ接続するために、最低限必要な設定のみを行います。
 
 * プロバイダから(PPPoEクライアントによって)IPアドレスを自動取得します。
 
フレッツ(PPPoE)簡単設定 を行う際の注意
  フレッツ(PPPoE)簡単設定 を行うと(設定画面のメニューの[フレッツ(PPPoE)簡単設定]をクリックすると)、「フレッツ(PPPoE)簡単設定」で設定した内容以外、全ての設定が工場出荷値に戻ります。
  (NetGenesisのLANポートIPアドレスが「192.168.0.1/24」に戻る、SYSLOGの設定がクリアされる等、それまでに行った設定が全て工場出荷値に戻ります。)
  既存のLANによってはIPアドレスの重複等、問題が発生する恐れがありますので注意して下さい。
 
 * 「フレッツ(PPPoE)簡単設定」を行う際は、NetGenesisにパソコンを1台だけ接続すると良いでしょう。

  プロバイダから固定IPアドレスを取得している場合、「フレッツ(PPPoE)簡単設定」では設定を行うことができません。
  プロバイダから固定IPアドレスを取得している場合は 6.Bフレッツやフレッツ・ADSLで固定IPアドレスを使う を参照して下さい。


NetGenesisの全ての設定を工場出荷値に戻すと同時に、以下の設定を行います。
 
フレッツ(PPPoE)簡単設定 で設定する内容

接続情報
(アカウント)
の設定

ユーザー名
プロバイダから指定された接続アカウント、ユーザーID等。
パスワード
パスワード再入力
プロバイダから指定されたパスワード。
DNS情報
の設定
プライマリDNS
セカンダリDNS
プロバイダから提供された資料等にDNS情報がない場合(ユーザー名・パスワードのみ)、「プライマリDNS」「セカンダリDNS」の設定は不要です。

  WANポートの動作モードは「PPPoEクライアント」に設定されます。
  上記の接続情報(アカウント)やDNS情報は「PPPoE ポート1(セッション1) IPアドレス自動取得」に設定されます。
  接続情報(アカウント)やDNS情報以外の「PPPoE ポート1(セッション1) IPアドレス自動取得」の設定は、全て工場出荷値になります。
 
PPPoE ポート1(セッション1) IPアドレス自動取得
工場出荷値 一覧
設定項目名 工場出荷値
ニックネーム(接続名称)の設定 ニックネーム(接続名称) PPPoE1 connection
接続情報(アカウント)の設定
オプション設定
接続先サーバー名 (空欄)
サービス名 (空欄)
MTUの設定 MSS CLAMPを使用する チェックあり(有効)
MTU値 1454
回線接続方法の設定 常時接続
セッションキープアライブ機能の設定 セッションキープアライブ機能を使用する チェックあり(有効)
発行回数 6回
発行間隔 0:00:30 (30秒)
DMZホスト機能の設定 DMZホスト機能を使用する チェックなし(無効)
IPアドレス変換の設定 セッション情報保持時間 3分
PPTP変換の設定 チェックなし(無効)
DNS情報の設定 WAN側から取得したDNS情報を優先する チェックあり(有効)
AutoDNS機能を使用する チェックあり(有効)


フレッツ(PPPoE)簡単設定 を行う場合は、以下の手順で行って下さい。
  1. 設定画面のメニューの[フレッツ(PPPoE)簡単設定]をクリックして下さい。
     
  2. 以下の確認画面が表示されます。

     
      「フレッツ(PPPoE)簡単設定」を行う場合
     → 「はい」をクリックして下さい。
    3 へ進んで下さい。
     
     チェック!
    「はい」をクリックした時点で、NetGenesisの設定が工場出荷値に戻ります。
    設定を元の状態(「はい」をクリックする前の状態)に戻したい場合、NetGenesisの電源を入れ直すか、NetGenesisの再起動を行って下さい。
    NetGenesisの再起動については 19.ファームウェアバージョンアップとNetGenesisの再起動 を参照して下さい。
     
      「フレッツ(PPPoE)簡単設定」を行わない場合
     → 「いいえ」をクリックして下さい。
      前に操作を行っていた画面に戻ります。(NetGenesisの設定は変わりません。)
     
  3. 「フレッツ(PPPoE)簡単設定」画面が表示されます。
     
    プロバイダ等から提供された資料等を元に、各設定を行って下さい。
    【 接続情報(アカウント)の設定 】
      ユーザー名
      パスワード
    パスワード再入力
      → プロバイダ等から提供された資料等を元に設定を行って下さい。
     
     
     チェック!
    「ユーザー名」は「xxxxx@xxxxx.ne.jp」等、"@" を含めて全て入力して下さい。
    半角大文字と小文字を間違えないように注意して下さい。
    大文字と小文字を間違えるとプロバイダ等と接続できません。
     
    −備考:入力可能な文字数−
    ユーザー名 64文字
    パスワード
    パスワード再入力
    64文字
     ※半角文字に換算。
    【 DNS情報の設定 】
      プライマリDNS
      セカンダリDNS
     → プロバイダ等から提供された資料等にDNSサーバーの情報がある場合は、必ず設定して下さい。
      DNSサーバーの情報がない場合は空欄でかまいません。
     
     メ モ 
    プロバイダ等から提供された資料等にDNSサーバーの情報が無い場合、PPPoEサーバー側がDNSサーバーのIPアドレスを自動付与しています。
    (NetGenesisが自動取得しますので、[プライマリDNS][セカンダリDNS]ともに設定不要です。)

    設定が完了しましたら、[設定]ボタンをクリックして下さい。

以上で フレッツ(PPPoE)簡単設定 は完了です。
 
 
全ての設定が完了した場合は、
左のメニューの   設定の更新   をクリックして下さい。
  "設定の更新" と "NetGenesisの再起動" を行って下さい。
  詳しくは 3-4.設定の終了(更新・再起動) を参照して下さい。
  引き続き設定を行う場合は、左のメニューをクリックし、必要な設定を行って下さい。

設定内容の変更手順
フレッツ(PPPoE)簡単設定 で設定した内容を変更する場合は、以下の手順で行って下さい。
左のメニューの[PPPoEポート 動作モード設定]
(WANポートの設定)をクリックする。
「PPPoEポート 動作モード設定」画面の
「PPPoE ポート1(セッション1)を使用する」欄の中の
〔 IPアドレス自動取得 [IPマスカレード変換有効] 〕 を選択して
[セッション1 詳細設定]ボタンをクリックする。
「PPPoE ポート1(セッション1) IPアドレス自動取得」
設定画面が表示される。
フレッツ(PPPoE)簡単設定 をクリックすると、今までの設定値が全て工場出荷値に戻りますので注意して下さい。
 
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