− NetGenesis SuperOPTシリーズ 設定ガイド −
PPPoEマルチセッションの設定例
「PPPoEマルチセッション機能」の使い方について、
「プロバイダ(ISP)とNTT フレッツ・スクウェアへ同時に接続する例」
を元に説明します。
-
はじめに -
■
本設定例は
「PPPoE セッション1」をプロバイダ(ISP)接続、
「PPPoE セッション2」をフレッツ・スクウェア接続
として利用することを前提に説明します。
■
本設定例は「PPPoE セッション1 IPアドレス自動取得設定」(または「フレッツ(PPPoE)簡単設定」)が完了していること(PPPoE セッション1 でインターネット接続が可能なこと)を前提に説明します。
以降の設定を行う前に、必ず「PPPoE セッション1」の設定を完了させて下さい。
「PPPoE セッション1」の設定については
フレッツ(PPPoE)簡単設定
を参照して下さい。
■
本設定例では、「PPPoEクライアント設定 -PPPoE セッション2-」の設定の「MTUの設定」、「セッションキープアライブの設定」、「DMZホスト機能の設定」、「IPアドレス変換の設定」は省略しています。
フレッツスクェアへ接続する場合は、これらの設定は工場出荷値のままご利用下さい。
■
弊社はプロバイダ様とユーザー様の契約条件については、一切関知致しません。
本ページで説明する内容は、以下の3つの項目です。
(1)
PPPoE セッション2にフレッツスクウェアへの接続設定を行う
NetGenesisの「PPPoE セッション2」にフレッツスクウェアへの接続情報を設定します。
(2)
スタティックルーティング設定を行う
フレッツスクウェアへ接続するための、ルーティング(経路)情報をNetGenesisに設定します。
(3)
PPPoEポート情報・制御
回線の手動接続方法を説明します。
(1)
PPPoE セッション2にフレッツスクウェアへの接続設定を行う
メモ)
以降、NetGenesisのLANポートIPアドレスは
192.168.0.1
(工場出荷値)であることを前提とします。
LANポートIPアドレスを変更されている方は、
192.168.0.1
の部分を変更したLANポートIPアドレスへ置き換えて下さい。
NetGenesisの「PPPoE セッション2」にフレッツスクウェアへの接続情報を設定します。
1)
WWWブラウザを起動し、アドレス入力欄(Internet Explorerの場合「アドレス」欄、Netscapeの場合「場所」欄)に、
192.168.0.1
を入力して、Enter(Return)キーを押して下さい。
2)
ユーザー認証画面が表示されますので、
「ユーザー名」
に
admin
(半角英小文字)と入力して
「OK」
ボタンをクリックして下さい。
(パスワードは空欄。)
ヒント:設定画面にログオンできないときの確認
3)
NetGenesisの設定(トップ)画面が開きます。
左のメニューの「LANポートの設定」の中の
「DHCPサーバー設定」
をクリックして下さい。
「DHCPサーバー設定」画面が開きますので、以下の2項目の設定を行って下さい。
(現在の設定値を確認して下さい。以下と異なる場合、設定を変更して下さい。)
◆
「WAN側から取得したDNS情報を優先する」
のチェックを外して下さい。
◆
「プライマリDNS」
欄に
192.168.0.1
を入力して下さい。
設定後、
「DHCPサーバー設定」
画面の
「設定」
ボタン(※)をクリックして下さい。
※
「設定」ボタンをクリックしても画面は変わりません。
(画面の再読込が行われるのみです。)
【 DHCPサーバー設定を変更した場合に行う作業 】
「WAN側から取得したDNS情報を優先する」のチェックを外した場合、「設定の更新」(再起動)
を行って下さい。
NetGenesisの再起動完了後、パソコンのIPアドレス解放/再取得(またはパソコン再起動)を行って下さい。
パソコンのIPアドレス解放/再取得(またはパソコン再起動)を行うことにより、DNSサーバーのIPアドレスとして
192.168.0.1
(NetGenesisのLANポートIPアドレス)が付与されるようになります。
パソコンからのDNS名前解決要求に対し、NetGenesisが(ProxyDNS機能によって)代理応答を行うため、パソコン側はDNSサーバーの設定を意識する必要がなくなります。
(パソコンにIPアドレスを指定・固定した場合、DNSサーバーのIPアドレスに
192.168.0.1
を設定して下さい。)
4)
左のメニューの「WANポートの設定」の中の
「PPPoE動作モード設定」
をクリックして下さい。
「PPPoE動作モード設定」
画面が表示されます。
5)
「PPPoE セッション2を使用する」
にチェックを入れ、
「セッション2 詳細設定」
ボタンをクリックして下さい。
※
「PPPoE セッション2」で使用可能な動作モードは「IPアドレス自動取得」のみです。
「IPアドレス固定(1〜16個)」や「アンナンバード(unnumberd)」は設定できません。
6)
「PPPoEクライアント設定 -PPPoE セッション2-」
の設定画面が開きます。
7)
「ニックネーム(接続名称)の設定」を「Flets Square」等、接続先を判別しやすい名称へ変更して下さい。
(半角英数字で31文字まで設定可能です。)
8)
「ユーザー名」と「パスワード」「パスワード再入力」
欄に、それぞれ
フレッツスクウェアへ接続するためのユーザー名とパスワード
を入力して下さい。
NTT東日本
NTT西日本
ユーザー名
guest@flets
flets@flets
パスワード
パスワード再入力
guest
flets
※
上記は平成18年3月現在の情報です。
将来、変更される場合もありますので、以下のURLから最新情報を入手して下さい。
・
NTT東日本 FLET'S .com (フレッツ・スクウェア接続方法)
http://flets.com/square/con_abbr.html
・
NTT西日本 フレッツ・スクウェア アクセスガイド
http://www.flets-square.info/connection/another.html
上記のURLは予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承下さい。
9)
「オプション設定」の
「接続先サーバー名」、「サービス名」
が
空欄
になっていることを確認して下さい。
10)
「回線接続方法の設定」を選択して下さい。
常時接続
常に接続状態となります。
自動接続
接続要求を検出すると自動的に接続します。
手動接続
手動接続を行わない限り接続しません。
11)
手順10
で「自動接続」もしくは「手動接続」を選択した場合は、「無通信自動切断の設定」を行って下さい。
(
手順10
で「常時接続」を選択した場合は、「無通信自動切断の設定」は必要ありません。)
無通信自動切断機能を
使用する
チェックを入れると無通信自動切断機能が有効になります。
送信無通信時間
設定した時間内に送信が無かった場合、回線を切断します。
受信無通信時間
設定した時間内に受信が無かった場合、回線を切断します。
※
手順10
で「自動接続」もしくは「手動接続」を選択して、「無通信自動切断機能を使用しない」(チェックを入れない)場合は、「手動切断」を行わない限り、NetGenesisは回線の切断を行いません。
12)
「DNS情報の設定」を行って下さい。
手順10
で「常時接続」もしくは「手動接続」を選択した場合は工場出荷値のままご利用下さい。
手順10
で「自動接続」を選択した場合は、「プライマリDNS」「セカンダリDNS」にフレッツ・スクウェアのDNS情報を入力して下さい。
NTT東日本
NTT西日本
(大阪)
NTT西日本
(大阪以外)
プライマリDNS
220.210.194.67
10.60.20.72
10.60.21.72
セカンダリDNS
220.210.194.68
10.60.20.73
10.60.21.73
※
上記は平成18年3月現在の情報です。
将来、変更される場合もありますので、以下のURLから最新情報を入手して下さい。
・
NTT東日本 FLET'S .com (フレッツ・スクウェア接続方法)
http://flets.com/square/con_abbr.html
・
NTT西日本 フレッツ・スクウェア アクセスガイド
http://www.flets-square.info/connection/another.html
上記のURLは予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承下さい。
13)
全ての設定が完了しましたら
「設定」
ボタンをクリックして下さい。
14)
PPPoE セッション2の詳細設定画面の先頭へ戻りますので、
「PPPoE 動作モード設定」
へ戻るリンクをクリックして下さい。
15)
PPPoE 動作モード設定画面へ戻りますので、
「PPPoE 動作モード適用」
ボタンをクリックして下さい。
以上で「PPPoE セッション2にフレッツスクウェアへの接続設定を行う」作業は完了です。
(2)スタティックルーティング設定を行う
へ進んで下さい。
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(2)
スタティックルーティング設定を行う
フレッツスクウェアへ接続するための、ルーティング(経路)情報をNetGenesisに設定します。
*
設定画面にログオン済みの場合は
3)
から参照して下さい。
1)
WWWブラウザを起動し、アドレス入力欄(Internet Explorerの場合「アドレス」欄、Netscapeの場合「場所」欄)に、
192.168.0.1
(NetGenesisのLANポートIPアドレス 工場出荷値)を入力して、Enter(Return)キーを押して下さい。
2)
ユーザー認証画面が表示されますので、
「ユーザー名」
に
admin
(半角英小文字)と入力して
「OK」
ボタンをクリックして下さい。
(パスワードは空欄。)
ヒント:設定画面にログオンできないときの確認
3)
NetGenesisの設定(トップ)画面が開きます。
左のメニューの「その他の設定」の
「スタティックルーティング設定」
をクリックして下さい。
4)
「スタティックルーティング設定」画面が表示されますので、
「PPPoE ポート2(セッション2)のスタティックルーティング設定」
欄の
[編集]
ボタンをクリックして下さい。
メモ)
「PPPoE ポート2(セッション2)をデフォルトゲートウェイに設定する」のチェックは、そのままチェックを入れないで下さい。
5)
フレッツ・スクウェアのルーティング情報を登録します。
下記表の "IPアドレス/サブネット" を「PPPoE ポート2(セッション2) ルーティングテーブル リスト追加・編集」画面の「IPアドレス/サブネット」欄に入力して下さい。
NTT東日本
NTT西日本
IPアドレス/サブネット
メトリック
IPアドレス/サブネット
メトリック
220.210.194.0/25
1
10.0.0.0/8
1
220.210.195.0/26
1
-
-
220.210.195.64/26
1
-
-
220.210.197.0/27
1
-
-
220.210.199.0/27
1
-
-
220.210.199.128/28
1
-
-
220.210.199.160/28
1
-
-
220.210.199.176/28
1
-
-
220.210.199.32/27
1
-
-
220.210.199.200/29
1
-
-
220.210.199.64/28
1
-
-
220.210.203.0/27
1
-
-
※1:
上記は平成18年3月現在の情報です。
将来、変更される場合もありますので、以下のURLから最新情報を入手して下さい。
・
NTT東日本 FLET'S .com (フレッツ・スクウェア ルーティングアドレス情報)
http://flets.com/square/routing.html
・
NTT西日本 フレッツ・スクウェア アクセスガイド
http://www.flets-square.info/connection/another.html
上記のURLは予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承下さい。
※2:
NTT東日本の管轄地域でご利用の方は、上記の12個の情報を全て登録して下さい。
6)
「IPアドレス/サブネット」を入力後、
「追加」
ボタンをクリックして下さい。
7)
ルーティング情報の登録しましたら、画面下の[設定]ボタンをクリックして下さい。
8
)
左のメニューの
「設定の更新」
(黄色文字)をクリックして下さい。
9)
「更新」ボタン→「再起動」ボタン
の順番にクリックして下さい。
以上で「スタティックルーティング設定を行う」作業は完了です。
回線接続方法
で、
「常時接続」
もしくは
「自動接続」
を選択した場合
WWWブラウザからフレッツスクウェアへ接続できるか確認して下さい。
接続できない場合は以下を確認して下さい。
ヒント1:PPPoE接続できないときの確認(SYSLOG)
ヒント2:パソコンのDNSサーバーの確認
回線接続方法
で、
「手動接続」
を選択した場合
(3)PPPoEポート情報・制御
へ進んで下さい。
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(3)
PPPoEポート情報・制御
回線の手動接続方法を説明します。
*
設定画面にログオン済みの場合は
3)
から参照して下さい。
1)
WWWブラウザを起動し、アドレス入力欄(Internet Explorerの場合「アドレス」欄、Netscapeの場合「場所」欄)に、
192.168.0.1
(NetGenesisのLANポートIPアドレス 工場出荷値)を入力して、Enter(Return)キーを押して下さい。
2)
ユーザー認証画面が表示されますので、
「ユーザー名」
に
admin
(半角英小文字)と入力して
「OK」
ボタンをクリックして下さい。
(パスワードは空欄。)
ヒント:設定画面にログオンできないときの確認
3)
NetGenesisの設定(トップ)画面が開きます。
左のメニューの「制御・情報表示」の
「PPPoEポート情報・制御」
をクリックして下さい。
4)
「PPPoEポート2」の「接続」
ボタンをクリックして下さい。
「状態」欄が
「接続状態」
になると接続完了です。
「接続状態」のときに
「切断」
ボタンをクリックすると回線が切断されます。
「状態」欄が
「切断状態」
になると切断完了です。
「PPPoE ポート2(セッション2の接続に失敗しました。」とエラーが出た場合は以下を確認して下さい。
ヒント:PPPoE接続できないときの確認(SYSLOG)
接続が完了しましたら、WWWブラウザからフレッツスクウェアへ接続できるか確認して下さい。
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