− NetGenesis SuperOPTシリーズ 設定ガイド −
PPPoEマルチセッションの設定例

「PPPoEマルチセッション機能」の使い方について、
「プロバイダ(ISP)とNTT フレッツ・スクウェアへ同時に接続する例」を元に説明します。

- はじめに -
  本設定例は「PPPoE セッション1」をプロバイダ(ISP)接続、「PPPoE セッション2」をフレッツ・スクウェア接続 として利用することを前提に説明します。
  本設定例は「PPPoE セッション1 IPアドレス自動取得設定」(または「フレッツ(PPPoE)簡単設定」)が完了していること(PPPoE セッション1 でインターネット接続が可能なこと)を前提に説明します。
以降の設定を行う前に、必ず「PPPoE セッション1」の設定を完了させて下さい。
「PPPoE セッション1」の設定については フレッツ(PPPoE)簡単設定 を参照して下さい。
  本設定例では、「PPPoEクライアント設定 -PPPoE セッション2-」の設定の「MTUの設定」、「セッションキープアライブの設定」、「DMZホスト機能の設定」、「IPアドレス変換の設定」は省略しています。
  フレッツスクェアへ接続する場合は、これらの設定は工場出荷値のままご利用下さい。
  弊社はプロバイダ様とユーザー様の契約条件については、一切関知致しません。

本ページで説明する内容は、以下の3つの項目です。
 (1) PPPoE セッション2にフレッツスクウェアへの接続設定を行う
NetGenesisの「PPPoE セッション2」にフレッツスクウェアへの接続情報を設定します。
 (2) スタティックルーティング設定を行う
  フレッツスクウェアへ接続するための、ルーティング(経路)情報をNetGenesisに設定します。
 (3) PPPoEポート情報・制御
  回線の手動接続方法を説明します。
 
(1) PPPoE セッション2にフレッツスクウェアへの接続設定を行う
メモ) 以降、NetGenesisのLANポートIPアドレスは192.168.0.1(工場出荷値)であることを前提とします。
LANポートIPアドレスを変更されている方は、192.168.0.1の部分を変更したLANポートIPアドレスへ置き換えて下さい。

NetGenesisの「PPPoE セッション2」にフレッツスクウェアへの接続情報を設定します。
 1) WWWブラウザを起動し、アドレス入力欄(Internet Explorerの場合「アドレス」欄、Netscapeの場合「場所」欄)に、192.168.0.1を入力して、Enter(Return)キーを押して下さい。
 

 2)

ユーザー認証画面が表示されますので、「ユーザー名」admin(半角英小文字)と入力して「OK」ボタンをクリックして下さい。
(パスワードは空欄。)
 
   ヒント:設定画面にログオンできないときの確認

 3)

NetGenesisの設定(トップ)画面が開きます。
左のメニューの「LANポートの設定」の中の「DHCPサーバー設定」をクリックして下さい。
  「DHCPサーバー設定」画面が開きますので、以下の2項目の設定を行って下さい。
  (現在の設定値を確認して下さい。以下と異なる場合、設定を変更して下さい。)
 
  「WAN側から取得したDNS情報を優先する」のチェックを外して下さい。
  「プライマリDNS」欄に192.168.0.1を入力して下さい。
  設定後、「DHCPサーバー設定」画面の「設定」ボタン(※)をクリックして下さい。
 
 
 ※ 「設定」ボタンをクリックしても画面は変わりません。
(画面の再読込が行われるのみです。)
 
【 DHCPサーバー設定を変更した場合に行う作業 】
「WAN側から取得したDNS情報を優先する」のチェックを外した場合、「設定の更新」(再起動)を行って下さい。
NetGenesisの再起動完了後、パソコンのIPアドレス解放/再取得(またはパソコン再起動)を行って下さい。
パソコンのIPアドレス解放/再取得(またはパソコン再起動)を行うことにより、DNSサーバーのIPアドレスとして192.168.0.1(NetGenesisのLANポートIPアドレス)が付与されるようになります。
パソコンからのDNS名前解決要求に対し、NetGenesisが(ProxyDNS機能によって)代理応答を行うため、パソコン側はDNSサーバーの設定を意識する必要がなくなります。
(パソコンにIPアドレスを指定・固定した場合、DNSサーバーのIPアドレスに192.168.0.1を設定して下さい。)

 4)

左のメニューの「WANポートの設定」の中の「PPPoE動作モード設定」をクリックして下さい。
  「PPPoE動作モード設定」画面が表示されます。
 

 5)

「PPPoE セッション2を使用する」にチェックを入れ、「セッション2 詳細設定」ボタンをクリックして下さい。
 
 
 ※ 「PPPoE セッション2」で使用可能な動作モードは「IPアドレス自動取得」のみです。
「IPアドレス固定(1〜16個)」や「アンナンバード(unnumberd)」は設定できません。


 6)


「PPPoEクライアント設定 -PPPoE セッション2-」の設定画面が開きます。
 


 7)


「ニックネーム(接続名称)の設定」を「Flets Square」等、接続先を判別しやすい名称へ変更して下さい。
  (半角英数字で31文字まで設定可能です。)
 

 8)

「ユーザー名」と「パスワード」「パスワード再入力」欄に、それぞれフレッツスクウェアへ接続するためのユーザー名とパスワードを入力して下さい。
 
 
  NTT東日本 NTT西日本
ユーザー名 guest@flets flets@flets
パスワード
パスワード再入力
guest flets
 ※ 上記は平成18年3月現在の情報です。
  将来、変更される場合もありますので、以下のURLから最新情報を入手して下さい。

  NTT東日本 FLET'S .com (フレッツ・スクウェア接続方法)
  http://flets.com/square/con_abbr.html

  NTT西日本 フレッツ・スクウェア アクセスガイド
  http://www.flets-square.info/connection/another.html

 上記のURLは予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承下さい。

 9)

「オプション設定」の「接続先サーバー名」、「サービス名」空欄になっていることを確認して下さい。
 

10)

「回線接続方法の設定」を選択して下さい。
 
 
常時接続 常に接続状態となります。
自動接続 接続要求を検出すると自動的に接続します。
手動接続 手動接続を行わない限り接続しません。

11)

手順10で「自動接続」もしくは「手動接続」を選択した場合は、「無通信自動切断の設定」を行って下さい。
  手順10で「常時接続」を選択した場合は、「無通信自動切断の設定」は必要ありません。)
 
 
無通信自動切断機能を
使用する
チェックを入れると無通信自動切断機能が有効になります。
送信無通信時間 設定した時間内に送信が無かった場合、回線を切断します。
受信無通信時間 設定した時間内に受信が無かった場合、回線を切断します。
 
手順10で「自動接続」もしくは「手動接続」を選択して、「無通信自動切断機能を使用しない」(チェックを入れない)場合は、「手動切断」を行わない限り、NetGenesisは回線の切断を行いません。

12)

「DNS情報の設定」を行って下さい。
  手順10で「常時接続」もしくは「手動接続」を選択した場合は工場出荷値のままご利用下さい。
 
  手順10で「自動接続」を選択した場合は、「プライマリDNS」「セカンダリDNS」にフレッツ・スクウェアのDNS情報を入力して下さい。
 
 
  NTT東日本 NTT西日本
(大阪)
NTT西日本
(大阪以外)
プライマリDNS 220.210.194.67 10.60.20.72 10.60.21.72
セカンダリDNS 220.210.194.68 10.60.20.73 10.60.21.73
 ※ 上記は平成18年3月現在の情報です。
  将来、変更される場合もありますので、以下のURLから最新情報を入手して下さい。

  NTT東日本 FLET'S .com (フレッツ・スクウェア接続方法)
  http://flets.com/square/con_abbr.html

  NTT西日本 フレッツ・スクウェア アクセスガイド
  http://www.flets-square.info/connection/another.html

 上記のURLは予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承下さい。

13)

全ての設定が完了しましたら「設定」ボタンをクリックして下さい。
 

14)

PPPoE セッション2の詳細設定画面の先頭へ戻りますので、「PPPoE 動作モード設定」 へ戻るリンクをクリックして下さい。
 

15)

PPPoE 動作モード設定画面へ戻りますので、「PPPoE 動作モード適用」ボタンをクリックして下さい。
 

以上で「PPPoE セッション2にフレッツスクウェアへの接続設定を行う」作業は完了です。
(2)スタティックルーティング設定を行う へ進んで下さい。 このページの先頭へ戻る
 
(2) スタティックルーティング設定を行う
フレッツスクウェアへ接続するための、ルーティング(経路)情報をNetGenesisに設定します。
設定画面にログオン済みの場合は 3) から参照して下さい。

 1)

WWWブラウザを起動し、アドレス入力欄(Internet Explorerの場合「アドレス」欄、Netscapeの場合「場所」欄)に、192.168.0.1(NetGenesisのLANポートIPアドレス 工場出荷値)を入力して、Enter(Return)キーを押して下さい。
 

 2)

ユーザー認証画面が表示されますので、「ユーザー名」admin(半角英小文字)と入力して「OK」ボタンをクリックして下さい。
(パスワードは空欄。)
 
   ヒント:設定画面にログオンできないときの確認

 3)

NetGenesisの設定(トップ)画面が開きます。
左のメニューの「その他の設定」の「スタティックルーティング設定」をクリックして下さい。
 

 4)

「スタティックルーティング設定」画面が表示されますので、「PPPoE ポート2(セッション2)のスタティックルーティング設定」欄の[編集]ボタンをクリックして下さい。
 
 
メモ) 「PPPoE ポート2(セッション2)をデフォルトゲートウェイに設定する」のチェックは、そのままチェックを入れないで下さい。

 5)

フレッツ・スクウェアのルーティング情報を登録します。
  下記表の "IPアドレス/サブネット" を「PPPoE ポート2(セッション2) ルーティングテーブル リスト追加・編集」画面の「IPアドレス/サブネット」欄に入力して下さい。
 
NTT東日本 NTT西日本
IPアドレス/サブネット メトリック IPアドレス/サブネット メトリック
220.210.194.0/25 1 10.0.0.0/8 1
220.210.195.0/26 1 - -
220.210.195.64/26 1 - -
220.210.197.0/27 1 - -
220.210.199.0/27 1 - -
220.210.199.128/28 1 - -
220.210.199.160/28 1 - -
220.210.199.176/28 1 - -
220.210.199.32/27 1 - -
220.210.199.200/29 1 - -
220.210.199.64/28 1 - -
220.210.203.0/27 1 - -
 ※1: 上記は平成18年3月現在の情報です。
  将来、変更される場合もありますので、以下のURLから最新情報を入手して下さい。

  NTT東日本 FLET'S .com (フレッツ・スクウェア ルーティングアドレス情報)
  http://flets.com/square/routing.html

  NTT西日本 フレッツ・スクウェア アクセスガイド
  http://www.flets-square.info/connection/another.html

 上記のURLは予告なしに変更される可能性があります。あらかじめご了承下さい。

 ※2: NTT東日本の管轄地域でご利用の方は、上記の12個の情報を全て登録して下さい。
 

 6)

「IPアドレス/サブネット」を入力後、「追加」ボタンをクリックして下さい。
 


 7)


ルーティング情報の登録しましたら、画面下の[設定]ボタンをクリックして下さい。
 

 8

左のメニューの「設定の更新」(黄色文字)をクリックして下さい。
 

 9)

「更新」ボタン→「再起動」ボタン
の順番にクリックして下さい。
 

以上で「スタティックルーティング設定を行う」作業は完了です。
回線接続方法で、「常時接続」もしくは「自動接続」を選択した場合
  WWWブラウザからフレッツスクウェアへ接続できるか確認して下さい。
 
  接続できない場合は以下を確認して下さい。
  ヒント1:PPPoE接続できないときの確認(SYSLOG)
  ヒント2:パソコンのDNSサーバーの確認
回線接続方法で、「手動接続」を選択した場合
  (3)PPPoEポート情報・制御 へ進んで下さい。
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(3) PPPoEポート情報・制御
回線の手動接続方法を説明します。
設定画面にログオン済みの場合は 3) から参照して下さい。

 1)

WWWブラウザを起動し、アドレス入力欄(Internet Explorerの場合「アドレス」欄、Netscapeの場合「場所」欄)に、192.168.0.1(NetGenesisのLANポートIPアドレス 工場出荷値)を入力して、Enter(Return)キーを押して下さい。
 

 2)

ユーザー認証画面が表示されますので、「ユーザー名」admin(半角英小文字)と入力して「OK」ボタンをクリックして下さい。
(パスワードは空欄。)
 
   ヒント:設定画面にログオンできないときの確認

 3)

NetGenesisの設定(トップ)画面が開きます。
左のメニューの「制御・情報表示」の「PPPoEポート情報・制御」をクリックして下さい。
 

4)

「PPPoEポート2」の「接続」ボタンをクリックして下さい。
  「状態」欄が「接続状態」になると接続完了です。
  「接続状態」のときに「切断」ボタンをクリックすると回線が切断されます。
「状態」欄が「切断状態」になると切断完了です。
 
 
「PPPoE ポート2(セッション2の接続に失敗しました。」とエラーが出た場合は以下を確認して下さい。
  ヒント:PPPoE接続できないときの確認(SYSLOG)
 


接続が完了しましたら、WWWブラウザからフレッツスクウェアへ接続できるか確認して下さい。
 
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