第8章  DMZホスト機能とIPマスカレードテーブルの設定

DMZホスト機能とIPマスカレードテーブルの設定について説明します。
 
  8-1 DMZホスト機能
  DMZホスト機能とは「インターネット側(WAN側)から発信された全てのIPフレームを、LAN内の特定のIPアドレスへ転送する機能」です。
  この機能により、NetGenesisのLAN内のパソコンでWWWサーバーを運用することや、ネットワークゲームを行うこと等が可能となります。
 
  DMZホスト機能を使用する場合、転送先に設定したパソコン・IPアドレスは、セキュリティが低下しますので注意して下さい。
 
 ※ 転送先IPアドレスの設定は「NWG統合ツール」で行います。
(WWWブラウザ設定画面では「DMZホスト機能を使用する・使用しない」の設定のみを行います。)
「NWG統合ツール」については 第10章 NWG統合ツール を参照して下さい。
  契約しているISPによっては、DMZホスト機能を有効にしても動作しないソフトウェアがあります。
(ISPから付与されたIPアドレスがグローバルIPアドレスでは無い場合や、セキュリティの問題によりISP側で遮断している場合等)
NetGenesisのLAN内のパソコンでWWWサーバーを運用したり、ネットワークゲームを行う場合、あらかじめ契約しているISPへ確認して下さい。
  TCP、UDP、ICMP以外のプロトコルを使用するソフトウェアは、DMZホスト機能を有効にしても動作しません。

  8-2 IPマスカレードテーブル
  IPマスカレードテーブルとは、「インターネット側から発信されたIPフレームを、プロトコルやポート番号に応じてLAN内の特定のIPアドレスへ転送する機能」です。
  この機能により、NetGenesisのLAN内のパソコンでWWWサーバーを運用することや、ネットワークゲームを行うこと等が可能となります。
 
  契約しているISPによっては、IPマスカレードテーブルを設定しても動作しないソフトウェアがあります。
(ISPから付与されたIPアドレスがグローバルIPアドレスでは無い場合や、セキュリティの問題によりISP側で遮断している場合等)
NetGenesisのLAN内のパソコンでWWWサーバーを運用したり、ネットワークゲームを行う場合、あらかじめ契約しているISPへ確認して下さい。
  TCP、UDP、ICMP以外のプロトコルを使用するソフトウェアは、IPマスカレードテーブルを設定しても動作しません。