4-6 パスワードの設定

NetGenesisの設定等を保護するためのパスワードの設定について説明します。
 
  管理者用のパスワードを設定することを強く推奨します。
  管理者用パスワードを設定しない場合、ネットワーク上の他の機器等から NetGenesisの設定を見られてしまう可能性があります。
  これは、セキュリティの面で非常に危険です。
  管理者用パスワードを設定することにより、安全にNetGenesisを使用することができます。
  設定したパスワードは必ずメモを取り、紛失しないように注意し保管して下さい。
  万が一、管理者用パスワードを忘れてしまうと、NetGenesisの設定変更やファームウェアバージョンアップ等が一切できなくなりますので、くれぐれも注意して下さい。
  この場合、NetGenesis背面のRESETボタンを使用することにより、NetGenesisの全ての設定を工場出荷値に戻すことが可能です。(NetGenesisの再設定が必要です。)
  RESETボタンについては以下を参照して下さい。
 
 1-3-1 NetGenesis SuperOPT50 (各部の名称と各ケーブルの接続)
 1-3-2 NetGenesis OPT-R (各部の名称と各ケーブルの接続)
 
パスワードを設定しない場合は  第6章 WANポートの設定 へ進んで下さい。


パスワードには以下の2種類があります。
  管理者用パスワード
以下の作業を行うことが可能なパスワードです。
  NetGenesisの各設定
  フレッツ・ADSL接続 簡単設定
  NetGenesisの時刻を合わせる
(NWG設定サーバーを起動したパソコンの時刻に合わせる)
  NetGenesisの設定をファイルに保存する
  NetGenesisのファームウェアバージョンアップ
  NetGenesisの情報取得(NWG統合ツール等)・・・※
  ユーザー用パスワード
NetGenesisの情報取得(NWG統合ツール等)を行うことが可能なパスワードです。・・・※
  ※ NWG統合ツールについては 第10章 NWG統合ツール を参照して下さい。

パスワードを設定する場合は、以下の内容を参照して下さい。
 パスワードの設定
 パスワード設定後の動作(WWWブラウザ設定画面内)

パスワードの設定が完了しましたら 第6章 WANポートの設定 へ進んで下さい。
第4章 NetGenesisの基本設定 へ戻る

パスワードの設定

以下の手順でパスワードの設定を行って下さい。
  1. 「NetGenesisの設定」画面の、「拡張設定」欄の中の[パスワード]ボタンをクリックして下さい。



  2. 管理者用パスワードを設定します。

    それぞれ[パスワード]及び[パスワード再入力]欄にパスワードを入力して下さい。(入力したパスワードは全て「*」で表示されます。)

    パスワードは16文字(半角文字)まで入力できます。

    なお、入力した管理者用パスワードは必ずメモを取り、紛失しないように注意して保管して下さい。



  3. ユーザー用パスワードを設定します。

    それぞれ[パスワード]及び[パスワード再入力]欄にパスワードを入力して下さい。(入力したパスワードは全て「*」で表示されます。)

    パスワードは16文字(半角文字)まで入力できます。



    パスワード入力欄の表示について
    一度本画面を閉じた後に再度開くと、[パスワード]及び[パスワード再入力]欄は、入力したパスワードの文字数に関係なく「*」が表示されます。
    【 参考例 】
    ・Internet Explorer (Windows) 「*」が8個表示されます。
    ・Netscape Communicator (Windows、Macintosh)
    ・Internet Explorer (Macintosh)
    「*」が16個表示されます。
     
    管理者用・ユーザー用パスワードは、必ず半角英数字で入力して下さい。
    なお、英字は大文字、小文字が区別されます。
    [パスワード]及び[パスワード再入力]欄が空欄の場合、「パスワード無し」(パスワードを使用しない)に設定されます。

  4. 工場出荷値では[NetGenesisとの通信データを暗号化する]にチェックが入っています。(NetGenesisとNWG設定サーバー間の通信が暗号化されている状態です。)

    通常はそのままチェックを外さずに使用して下さい。

    通信データを暗号化しない場合はチェックを外して下さい。



    暗号化しない場合、NetGenesisとNWG設定サーバー間の通信(設定作業時)は早くなりますが、セキュリティの面で危険です。

  5. 設定が終わりましたら[OK]ボタンをクリックして下さい。

    以下の画面が表示されますので表示内容を確認した後、再度[OK]ボタンをクリックして下さい。



  6. 「NetGenesisの設定」画面(1の画面)に戻ります。
以上でパスワードの設定は完了です。

第6章 WANポートの設定 へ進んで下さい。
 
パスワードを設定した際の実際の動作については パスワード設定後の動作 を参照して下さい。

備 考
〜 パスワード設定時のインフォメーション画面について 〜
管理者用パスワードを設定した場合、NetGenesisの設定更新時に以下の画面が表示されます。
  管理者用パスワードのメモを取った場合、[更新]ボタンをクリックしてNetGenesisの設定を更新して下さい。
  管理者用パスワードのメモを取っていない場合、[戻る]ボタンをクリックして管理者用パスワードのメモを取った後、NetGenesisの設定を更新して下さい。

4-6 パスワードの設定 へ戻る

パスワード設定後の動作(WWWブラウザ設定画面内)

「NetGenesis WWW設定画面」(起動画面)で、以下のボタンをクリックした際に「パスワードの確認」画面が表示されます。
  [詳細設定]ボタン
  [フレッツ・ADSL接続 簡単設定]ボタン(※1
  [NetGenesisの時刻を合わせる]ボタン
  [設定をファイルに保存する]ボタン
  [ファームウェア バージョンアップ]ボタン※2

管理者用パスワードを入力して、[OK]ボタンをクリックして下さい。
正しいパスワードが入力されると、それぞれ設定画面が表示されます。




※3 パスワードを間違えた場合
※4 ユーザー用パスワードのみを設定した場合

 
パスワードを設定したNetGenesisのニックネームは「-- PROTECTION --」と表示されます。
パスワードを設定した場合、NWG統合ツールにおいてもパスワードの確認(入力)画面が表示されます。
NWG統合ツールについては 第10章 NWG統合ツール を参照して下さい。


※1: 「フレッツ・ADSL接続 簡単設定」ボタンをクリックした場合、インフォメーション画面が表示され、[はい]ボタンをクリックすると「パスワードの確認」画面が表示されます。
 
「フレッツ・ADSL接続 簡単設定」を行うと、NetGenesisのLANポートIPアドレスが「192.168.0.1」に戻り、SYSLOGの設定等、「フレッツ・ADSL接続 簡単設定」で設定した内容以外、全ての設定が工場出荷値に戻ります。
既存のLANによってはIPアドレスの重複等、問題が発生する恐れがありますので注意して下さい。
(「フレッツ・ADSL接続 簡単設定」を行う際は、NetGenesisにパソコンを1台だけ接続すると良いでしょう。)
パスワード設定後の動作(WWWブラウザ設定画面内) へ戻る
※2: [ファームウェア バージョンアップ]ボタンをクリックした際、NWG設定サーバーのバージョンとNetGenesisのファームウェアバージョンが同じと判断された場合は以下のエラー画面が表示されます。
「管理者用パスワードの確認」画面は表示されません。
[戻る]ボタンをクリックすると「NetGenesis WWW設定」画面(起動画面)に戻ります。
パスワード設定後の動作(WWWブラウザ設定画面内) へ戻る
※3: パスワードを間違えて入力した場合、以下のエラー画面が表示されます。
[戻る]ボタンをクリックして、再度パスワードの入力を行って下さい。
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※4: ユーザー用パスワードのみを設定した場合(管理者用パスワード未設定)でも、「パスワードの確認」画面が表示されます。
この場合、パスワードを入力せずに[OK]ボタンをクリックして下さい。
パスワード設定後の動作(WWWブラウザ設定画面内) へ戻る

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