2-3 Windows 2000の設定

Windows 2000のTCP/IP設定について説明します。
 
 ※ TCP/IPプロトコルがセットアップされていない場合、必ず追加して下さい。
  (追加方法についてはWindowsのマニュアルやイーサネットボードのマニュアル等を参照して下さい。)
 
パソコンに「PPPoEソフトウェア」(フレッツ接続ツール等)をインストールしている場合、NetGenesisの設定を行う前に必ずアンインストールして下さい。
 
NetGenesisのWAN側をアンナンバード(unnumbered)で使用する場合、パソコンに「ISPから取得した固定IPアドレス」を設定する必要があります。
この場合、パソコンのTCP/IP設定を行う前に「NetGenesisのLANポートIPアドレスの設定変更」と「DHCPサーバーの設定変更」を行って下さい。
設定を進める手順等については 「1-2 設定を行う前に確認すること」の 既存のLANにNetGenesisを追加する手順(NetGenesisのLANポートIPアドレスを変更する手順) を参照して下さい。
 
各パソコンのTCP/IP設定やソフトウェア(WWWブラウザやメールソフトウェア)の設定は、NetGenesisに接続する全てのパソコンにおいて必要です。

TCP/IPプロトコルの設定は、NetGenesisのDHCPサーバーを使用する・使用しないにより異なります。

DHCPサーバーは、NetGenesisに接続されている各パソコン等へ自動的にTCP/IPの設定を行う機能です。
(工場出荷値では最大64台のパソコン等へネットワークの設定を行うことができます。)

 
初めてLANを構築する方や、ネットワークについてあまり詳しくない方は、NetGenesisのDHCPサーバーを使用することを推奨します。
NetGenesisは「DHCPサーバーを使用する」が工場出荷値です。
NetGenesisのLANポートIPアドレス「192.168.0.1」も特に問題無いようであれば、そのまま変更しないで下さい。
NetGenesisのDHCPサーバーを使用する方は 2-3-1 TCP/IPの設定(自動取得) を参照して設定を行って下さい。


ただし、以下のような用途のパソコンは特定のIPアドレスに固定した方が良いため、これらのパソコンについては 2-3-2 TCP/IPの設定(個別に設定) を参照して設定を行って下さい。
  例1) WWWサーバーやFTPサーバーを運用するパソコン。
  例2) ネットワークゲームを行うパソコン。

ネットワークをどのように構成すれば良いかわからない場合等、必要に応じて 2-8 ネットワーク構成例 を参考にして下さい。


以降、NetGenesisのDHCPサーバーを使用する・使用しないに応じて、以下を参照して下さい。
 2-3-1 TCP/IPの設定(自動取得) ・・・DHCPサーバーを使用する
 2-3-2 TCP/IPの設定(個別に設定) ・・・DHCPサーバーを使用しない

 
  NetGenesisのDHCPサーバーを使用するパソコンと、使用しない(IPアドレス指定)パソコンを混在させることも可能です。
  2-8 ネットワーク構成例 を参考にして下さい。
  既存のLANにNetGenesisを追加する場合は、LAN管理者と相談の上、設定を行って下さい。
  NetGenesisのLANポートIPアドレスを工場出荷値(192.168.0.1)から変更する場合(NetGenesisのLANポートIPアドレスを別ネットワークへ変更する場合)、必ず「1-2 設定を行う前に確認すること」の 既存のLANにNetGenesisを追加する手順(NetGenesisのLANポートIPアドレスを変更する手順) を参照して下さい。
  LAN内にNetGenesis以外のDHCPサーバーがある場合、DHCPサーバーのマニュアルを参照して設定を行って下さい。必要な設定は以下の通りです。
(デフォルト)ゲートウェイ NetGenesisのLANポートIPアドレス
DNSサーバー NetGenesisのLANポートIPアドレス
  なお、NetGenesis以外のDHCPサーバーを使用する場合、NetGenesisのDHCPサーバーを「使用しない」設定に変更しなければなりません。
  DHCPサーバーの設定については 7-3 DHCPサーバーの設定 で説明します。
  Windows 2000 ServerでDNSサーバーを運用(Active Directoryを運用する等)し、かつNetGenesisのProxyDNS機能やEasyDNS機能を使用する場合、DNSサーバーの「フォワーダ」としてNetGenesisのLANポートIPアドレスを設定して下さい。
  詳しくはWindows 2000のマニュアルやヘルプを参照して下さい。

第2章 パソコンの設定 へ戻る

2-3-1 TCP/IPの設定(自動取得)
 
パソコンに「PPPoEソフトウェア」(フレッツ接続ツール等)をインストールしている場合、NetGenesisの設定を行う前に必ずアンインストールして下さい。

NetGenesisのWAN側をアンナンバード(unnumbered)で使用する場合、パソコンに「ISPから取得した固定IPアドレス」を設定する必要があります。
この場合、パソコンのTCP/IP設定を行う前に「NetGenesisのLANポートIPアドレスの設定変更」と「DHCPサーバーの設定変更」を行って下さい。
設定を進める手順等については 「1-2 設定を行う前に確認すること」の 既存のLANにNetGenesisを追加する手順(NetGenesisのLANポートIPアドレスを変更する手順) を参照して下さい。

設定を行う前に、必ずNetGenesisの電源をONにして下さい。

以下の手順で設定を行って下さい。
  1. Windows 2000を起動して下さい。
    Administrator権限のあるユーザーアカウントでログオンして下さい。

  2. [マイコンピュータ]→[コントロールパネル]→[ネットワークとダイヤルアップ接続]の順番にダブルクリックして下さい。

  3. [ローカルエリア接続]をダブルクリックして下さい。



  4. [プロパティ]ボタンをクリックして下さい。



  5. [インターネットプロトコル(TCP/IP)]を選択して、[プロパティ]ボタンをクリックして下さい。



  6. [IPアドレスを自動的に取得する]、及び[DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する]を選択して下さい。

以上で設定は完了です。

各画面で[OK]ボタンをクリックして下さい。
 
NetGenesisのWAN側をアンナンバード(unnumbered)で使用する場合、「NetGenesisのLANポートIPアドレスの設定変更」と「DHCPサーバーの設定変更」を行って下さい。
設定手順等については 7-1 LANポートIPアドレスの設定 及び 7-3 DHCPサーバーの設定 を参照して下さい。

2-7 ソフトウェアの設定 へ進んで下さい。
2-3 Windows 2000の設定 へ戻る
第2章 パソコンの設定 へ戻る

2-3-2 TCP/IPの設定(個別に設定)
 
パソコンに「PPPoEソフトウェア」(フレッツ接続ツール等)をインストールしている場合、NetGenesisの設定を行う前に必ずアンインストールして下さい。
 
NetGenesisのWAN側をアンナンバード(unnumbered)で使用する場合、パソコンに「ISPから取得した固定IPアドレス」を設定する必要があります。
この場合、パソコンのTCP/IP設定を行う前に「NetGenesisのLANポートIPアドレスの設定変更」と「DHCPサーバーの設定変更」を行って下さい。
設定を進める手順等については 「1-2 設定を行う前に確認すること」の 既存のLANにNetGenesisを追加する手順(NetGenesisのLANポートIPアドレスを変更する手順) を参照して下さい。

NetGenesisのDHCPサーバーを使用しない場合、以下のTCP/IP設定を行います。
  IPアドレス
各パソコンや機器で、それぞれ重複しないように設定します。
(NetGenesisのLANポートIPアドレスと、同一ネットワーク内のIPアドレスを設定します。)
  サブネットマスク
  DNSサーバーのIPアドレス
NetGenesisのLANポートIPアドレス、またはISP等のDNSサーバーのIPアドレスを設定します。
  ゲートウェイ
NetGenesisのLANポートIPアドレスを設定します。

以下の手順で設定を行って下さい。
 
インターネットへ接続する場合、ISP等から提供されたインターネットへ接続するための資料等を用意して下さい。

以降、各画面は設定例です。
既存のLANやISPからの情報等を元に設定して下さい。
  1. Windows 2000を起動して下さい。
    Administrator権限のあるユーザーアカウントでログオンして下さい。

  2. [マイコンピュータ]→[コントロールパネル]→[ネットワークとダイヤルアップ接続]の順番にダブルクリックして下さい。

  3. [ローカルエリア接続]をダブルクリックして下さい。



  4. [プロパティ]ボタンをクリックして下さい。



  5. [インターネットプロトコル(TCP/IP)]を選択して、[プロパティ]ボタンをクリックして下さい。



  6. [次のIPアドレスを使う]を選択して下さい。
     
      NetGenesisのLANポートIPアドレスを工場出荷値(192.168.0.1)で使用する場合
     
      [IPアドレス]には「192.168.0.2〜192.168.0.254」の間のIPアドレスを、他のパソコン等と重複しないように注意して入力して下さい。
      [サブネット マスク]には「255.255.255.0」を入力して下さい。
      [デフォルト ゲートウェイ]にはNetGenesisのLANポートIPアドレス(192.168.0.1)を入力して下さい。
     
     
    IPアドレスについて詳しくない方は、NetGenesisのLANポートIPアドレスを工場出荷値のままでお使い下さい。
    2-8 ネットワーク構成例 を参考にして下さい。
       
      NetGenesisのLANポートIPアドレスを工場出荷値から変更する場合
    (NetGenesisのWAN側をアンナンバード(unnumbered)で使用する場合等)
     
      [IPアドレス]にはISPやLAN管理者等から指定された固定IPアドレスを、他のパソコン等と重複しないように注意して入力して下さい。
      [サブネット マスク]にはISPやLAN管理者等から指定された値を入力して下さい。
      [デフォルト ゲートウェイ]には変更したNetGenesisのLANポートIPアドレスを入力して、[追加]ボタンをクリックして下さい。
     
    NetGenesisのWAN側をアンナンバード(unnumbered)で使用する場合、設定可能なサブネットマスクは以下の通りです。
     ・255.255.255.252(/30 IPアドレス数:4個)
     ・255.255.255.248(/29 IPアドレス数:8個)
     ・255.255.255.240(/28 IPアドレス数:16個)
    NetGenesisのLANポートIPアドレスを工場出荷値(192.168.0.1)から変更する場合(NetGenesisのLANポートIPアドレスを別ネットワークへ変更する場合。)、必ず「1-2 設定を行う前に確認すること」の 既存のLANにNetGenesisを追加する手順(NetGenesisのLANポートIPアドレスを変更する手順) を参照して下さい。

  7. [次のDNSサーバーのアドレスを使う]を選択して下さい。

    [優先DNSサーバー]にNetGenesisのLANポートIPアドレス、またはISPやLAN管理者等から指定されたDNSサーバーのIPアドレスを入力して下さい。

    NetGenesisのProxyDNS機能やEasyDNS機能を使用する場合、NetGenesisのLANポートIPアドレスを設定して下さい。
以上で設定は完了です。

各画面で[OK]ボタンをクリックして下さい。

2-7 ソフトウェアの設定 へ進んで下さい。
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